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ボーダーライン ~人為と怪異の狭間~  作者: 迷探偵
第一章 開始前
33/98

奥の部屋

「VIP達も殺された人物だと気付いたか。それに……」


 河相久内が河相宗、SAWの父親と認識しているVIPもいる。それは前回も視聴しているだけだなく、SAWの行動を視聴していたかもしれない。彼の日記には金が足りないと書かれていたが……


 それにここで【第2STAGEA】という言葉が出てくるとは思わなかった。フラグともコメントされているのは、河相宗の父親である河相久内の登場によって、【ボーダーライン】での河相宗の復活。死んでいたとしても、CPUとしてならある……いや、久内が言ってたように殺人鬼として。


「現実に復活はだからな……どちらが先なんだ?」


 河相夫婦が殺された事で、河相宗の【第2STAGEA】に選ばれたのか? SAWが殺された時点の資金で抽選されると【ボーダーライン】の通知に書かれていたが……


 もし、現実の人間の目に姿が見えないのであれば、それは透明人間にならないか? 河相邸の監視カメラに誰も映ってなかったのも……いや、【透明人間】事件の死亡者は事故ばかり。SAWが【透明人間】になって殺害は無理か? 


 それもまずは隠見が持ってきた監視カメラの映像を一度見てみないと始まらない。


「ふぅ……一度切り替えるぞ。父親の方は……放っておこう。彼もここから脱出出来ないはず。警戒すべきは、母親を連れて行った相手か」


 非情かもしれないが、河相久内本人は否定したが、現実で彼の死は決定している。ここから一緒に脱出しても生き返るわけじゃない。彼が???の可能性も0ではないのだから。


 俺は二階にある部屋を一つずつ調べていく。以蔵の部屋を見つけるのもあるが、回復薬や麻酔薬は用意されているかは別として、猟銃の弾丸は必要だ。河相久内の趣味だったとして、彼が在処を話す事はなかったと思う。


「ここも客室か? 一階と違って、壊されてはいないんだよな」


 三つの客室を見たが、一階のコレクター部屋とは違って、綺麗な部屋のままであり、内装は全て同じ。客室には季節別の絵画が飾られている。影人間は……警察は一人がいるだけだ。


「道具は……ない。こんなに部屋があるのなら、河相宗を庭の建物に隔離する事もなかったと思うんだが」


 そこまで河相夫婦は宗を愛していなかったのか? 以蔵はその事に対して、どう思っていたのか。


「こうなってくると、建物の奥にあるのが自室と考えるべきか」


 河相久内が逃げた方向に反対側に進んだが、そちらが久内の自室があるのなら、こちら側に以蔵の部屋があるのでは? と考えた。親子だとしても、プライベートは分けると踏んだ。それはコレクションが多かったから思った事だ。


「以蔵のコレクションは一階にもあったのか……もう少し調べても良かったかもしれない」


 もしかすると、本の部屋は以蔵のコレクションか? 壊されてなかった理由がそれかもしれないが……それは俺の想像に過ぎない。


「……ここなのか?」


 一番奥の部屋。家具等は一切置かれていない。何もない部屋は同じなのだが、真っ白な部屋から反転して、真っ黒な部屋になっている。明かりもなく、闇が続いているような……部屋であるはずなのに、永遠と先へ進める……一度行ったら戻ってくれない雰囲気がある。

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