3. 目には目を歯には歯を、意趣返しには返り討ちを。
あさはかな報復を企てられたようですよ……
(ヘビ注意回です)
「ええーーっ!」
伯爵邸にお父さまとシャルル兄さまクロード兄さまの大声が重なって響いた。
久しぶりに聞いた気がする……あたしが度を越したイタズラをしなくなったからだけど。
「サウラー侯爵家から茶会の招待状!?」
別に珍しくないでしょ、招待j
「王都の邸にエリーザだけ招待とか正気かサウラー侯爵家」
……えっ。
よばれたの、あたし!?
お母さまやお義姉さまじゃなくて!?
あたし……サウラー侯爵家の四男って人にヘビ投げた事あるんだけど?
従者の人にお茶の差し入れだって嘘ついてトカゲ入れたカップを渡しもしたんだけど?
だって侯爵家の四男、ハンナ姉さまの事を「武人の娘が育てた継子がおしとやかなはずないよなアハハ」って従者の人と影でヒソヒソやってるの聞いちゃったんだもん。
ハンナ姉さまやお母さまだけじゃない、お祖父さまやお母さまが小さい頃に亡くなったお祖母さままで馬鹿にした事になるのよあの人達!
お祖母さまの代わりにお母さまを育てたようなもの、って言ってたレベッカも馬鹿にしたのと一緒なんだから!
「腹が立ったのはよーくわかった。だけどな、だからといって従者にトカゲ仕込んだ手口はやり過ぎだ」
差し入れだと嘘ついた事だけ怒られた覚えが。
そんなサウラー侯爵家から、あたしだけを招待するとかどういう事なのかなと。
「何か仕組まれてる気しかしないよね」
クロード兄さまが言った。
――――――――――――――――――
エリーザを単独で茶会によぶとは、何を目論んでいるのか。
クロードの言うように仕組まれていると思って間違いないだろう。
「……エリーザ嬢とご同伴者様、と書いてあるな。クロード、頼んだ」
「わかりました。お祖父さまにもお知らせしておきましょうか」
「そのほうがいい。万が一企んだ輩が手に負えなくなった場合にお出まし願おうか……お手数おかけするが」
「……あのお祖父さまの事ですから、きっと嬉々として仕切りますよ」
あり得ん話ではないな……。
「伯爵様、ちょっとお耳にいれたい事が」
薬剤師モーガン君が私を呼び止めた。
「サウラー侯爵家の茶会の件です」
……聞こう。
「母の代理で薬剤師組合の会合に行ってきたんですが、その時に王都近辺の館長達から聞いたんです……サウラー侯爵家の茶会には気付け薬と動物の咬み傷によく効く傷薬を必ず持って来るように言われたという話でした」
薬持参推奨……しかも2種類。
「茶会に気付けは、館長達いわくたまにあるんだそうです。気絶するほど過激な催しを好んで行う人がいるらしくて。だけど傷薬も、となるとどういう事なのか理解できないんだけど……と相談されたんです」
……モーガン君は薬剤師を目指すまでは野生のワルガキ(母上談)だったから、自分達の知らない答えが返ってくると期待したのだろう。
「何と答えた?」
「過激な催しに咬む動物を使おうと企ててるんじゃないかと思います、と」
「うちに来た招待状にはその案内は書かれてないな」
「やはりそうですか。不穏な噂話を聞いたという話も教えられましたのでもしやとは思っていたんです」
不穏な噂話とな。
「おてんば令嬢には気付け薬なんかいらないでしょう、と笑いあっているのを見かけた薬剤師からこっそり報告された館長から忠告されたんです……失礼かもしれないけど、おてんば令嬢とはおたくのご領主の末のお嬢さまでしょう?って」
いや失礼じゃない、事実だ。
「……気付け薬と傷薬、お持ちしておきましょうか?」
「クロードが連れていく事になっているから、そっちに渡しておいてもらっていいかな」
「かしこまりました」
「ところで。薬剤師としてではなく元わんぱく坊主の君に訊きたいんだが、その過激な催しには何を使うと思うかい?」
蛇の道は蛇、というからね。
「そうですね……まずは消去法で、猛獣は使えません。あれは連れ出す事すら困難ですから。次に、招待客の客層によってはミミズやトカゲやカエルでは効果が薄い。そして、サウラー侯爵領にも小規模ながら森林地域があるので……このハマー領ほどではないにしろ似たような生態系があるはず。となれば、招待客を驚かせるのに使われるのはヘビだと思います。奴ら、咬みますし」
「エリーザにヘビなら何の問題ない気もするが?」
「招待客のほとんどには問題しかないでしょう」
確かに。
「そしてエリーザ様に対処させて嘲笑しようという魂胆も見えます……サウラー侯爵家は、以前この伯爵邸でカエルかヘビかあるいはその両方とご対面させられ逃げ帰った無礼なへたれの家の者ばかり招待しているようですから」
「君、そんな情報をどこから」
「組合の会合で聞いた話と自分の記憶をすりあわせた結果です」
なるほどね……。
「充分にお気をつけください」
――――――――――――――――――
満を持して。
エリーザを連れて王都へ向かった。
サウラー侯爵邸での茶番のような茶会のため。
僕とエリーザは、毎度の事ながらルチア大伯母様の邸に泊めていただく。
王都にハマー伯爵家の邸はあるんだそうだけど、20年以上まともに使っていないのと大伯母様が泊めたがるのとでいつもお世話になっている……のだけれど。
「エリーザちゃん、あなたのお部屋を用意したわよー。ちょっと古風だけど」
客間でよかったのに……エリーザの部屋ができてた。
「何か言いたそうねクロード」
「……わかりますか」
「あの部屋はね、もともと私の妹マリア……あなた達のお祖母さんの部屋だったの。故人の部屋を40年以上使わないまま維持してても仕方ないでしょ?」
それもそうか。
「きっとこれからエリーザちゃんは王都のお邸におよばれする事が増えると思うの。王都の伯爵邸はシャルル君が受け継いで、改築計画がやっと立ったばかりでしょ?新しく建つまでしばらくかかるし、新邸の子供部屋はアリッサちゃん以下シャルル君の子の物よ」
言われてみれば、そうかもしれない。
「だからエリーザちゃんとクロードはエンディコット邸を使うといいわ」
「……まさかとは思うんですけども」
「あらバレたかしら?クロードの部屋もあるわ」
やっぱり。
そしてやってきた当日。
侯爵家で早々にエリーザは僕と別行動にされてしまった。
14~5歳位のご令嬢達に囲まれ、そのまま庭のほうへ連れていかれて……僕はご令嬢達の父親やら兄やらの控室みたいな所へ押し込まれた。
たぶん僕達兄妹が相談できないように仕組んだつもりなんだろう。
そんな思惑はとうに織り込み済みだ。
モーガンが仕入れてきた確たる情報をもとに、何通りも予行演習してあるから。
そして……案の定。
庭のほうから。
「きゃーーーーーーーー!」
「いやああぁぁぁぁ!」
老若婦女子(と一部男子)の悲鳴が響き渡った。
その中から、悲鳴ではない大声も聞こえた……エリーザだ。
「兄さま!あの方々をお呼びして!あたしじゃ手に負えないわ!」
あらかじめ決めてあったセリフを叫んでいた。
侯爵邸近くに馬車を停めて、中でお祖父さまと万が一に備えてのモーガンに待機してもらってあって。
「兄さま」だけなら誰も呼ばず。
「あの方を」ならお祖父さまだけを。
「あの方々を」ならお祖父さまとモーガンを、と。
エリーザは「お祖父さまとモーガンを呼んできて」と言った……って事は、庭に出現したのは一筋縄ではいかないものだと。
僕は手近にいた侯爵家の若い従僕をつかまえて言った。
「ここのお邸の近くに国軍の紋章入りの馬車が停まってるから、その中に向かって『お2人をお呼びです』と声をかけて戻ってきて欲しいんだ」
「お乗りのかたに直接お話せずともよいのですか?」
「声をかけるだけで充分だよ」
乗ってるのが国軍の最高司令官とわかったら、腰抜かすだろうし。
――――――――――――――――――
クロードと取り決めてあった暗号の伝言がきこえた。
「君も呼ばれた……という事は、かなり状況はよろしくないようだよ」
エリーザ様とクロードのお祖父ちゃんでもあるガリーニ将軍と一緒に馬車で待機してたけど。
オレも召喚という事は、厄介なヘビが出たんだろう。
薬箱と愛剣と、薬剤師業界御用達の捕獲器具を手にとった。
「……それは?」
「正式な名前は知りませんが、母達ベテラン薬剤師はこれをヘビつかみと呼んでます。毒ヘビは厄介ですが解毒剤の素材ですから、こういうの必要なんです」
にこやかに答えて、2人で馬車を降りた。
侯爵邸の門の前に立った時点で、内の騒ぎは丸聞こえだった。
が、門衛に阻まれる……まあそりゃそうだろう、こちらは単なる通りすがりの国軍最高司令官と薬剤師だ。
「お邸内から悲鳴もきこえる、何事もなくはないだろう。国軍大将の名に於いてまかり通る」
ガリーニ将軍が堂々と言い切って押し通り、オレも佩剣してるのをいいことにちゃっかり従僕か何かのフリをしてついていった。
2人で庭へ推参すると……かなり異様な光景だった。
そこにいた人は……きゃーきゃー悲鳴を上げているか、上げていない人は気絶してるかのどちらかしかいなかった。
そんな中。
園芸用と思われるY字型の棒で1匹のヘビを押さえ込む少女……エリーザ様。
「お待ちしておりました!まさかこの種が出てくるとは思いませんでしたから!」
この種……ああ、これは絶対遊びに使ってはいけない種類だ。
「ここにこのヘビを持ち込んだ者は?」
将軍もヘビの種類に気づいたようで、詰問調になってた。
オレは。
「このヘビに咬まれた人はいないようだけど、素手で触れた人は?」
自分の仕事をしようじゃないか。
まずはヘビつかみで頭をはさんで、ヘビ番をエリーザ様と交代。
「庭師さんが触ろうとしてたから突き飛ばしちゃった……そこで転がってる人」
完全にのびてる男が1名……エリーザ様、思いっきり突き飛ばしましたね?
「だって、素手で触っちゃダメって忠告きこうとしないんだもん!」
……それなら自業自得か、あとで一番えげつない味と臭いのする気付けを飲ませてやろう。
「たかだか1匹のヘビで、なぜそんなに……」
オレと同世代の男が言った。
「たかがヘビ、されどヘビ。あなたはこのヘビの正体をご存じですか」
「正体……ヘビはヘビだろう!」
「こいつは、威嚇すると表皮に弱毒が分泌されます。牙には猛毒があります。咬まれて治療が遅れれば、一両日中には神様とご対面間違いなし。こういう捕獲器具がない場合、先ほどランディス嬢がなさっていたように押さえ込まなければ、少なからず毒の被害に遭います」
そこで一呼吸おいて。
「普通ならこんな街の中……それも王都の邸の庭園なんかにいない種類だ、誰かが持ち込んだとしか思えない。こいつに咬まれりゃ死ぬとこだったんだ……あんたも含めここにいる全員が」
丁寧な言葉遣いは、やめよう。
今のオレの姿は、我ながらすごい格好だと思う……佩剣し、手にはヘビを捕らえたヘビつかみ。
見た目と持ち物では絶対薬剤師に見えないから、襟に身分証として薬剤師の徽章もつけてはいるけど……誰もオレが薬剤師だとは気づいちゃいないな、この様子だと。
「さあ、正直に答えてもらおう。このヘビに素手で触れた人は?……手を見りゃわかるんだがな、真っ赤に腫れてるはずだから。肌の弱い人なら触れた所からただれてくる位の毒なんだが」
場が静まり返った。
「片っ端から手を見て回らなきゃなんねえの?あとでどのみちバレんだよ、今のうちに触りましたって言っといたほうがいいぞ。そろそろ痛みもでてくる頃合いじゃねえかと思ってるんだが」
脅してみる。
「後からバレたほうが、お叱りは厳しくなりますよ……ねえ、テイラー薬剤師様」
小さい頃からよくお叱りを受けまくってたエリーザ様が、オレの横で経験者談よろしくニッコリ笑って言っt……おおう、オレの商売を明かしてくださってありがとう。
「……薬剤師?あなたが?」
「そうだが、オレが薬剤師だと何か問題でも?」
「いや、問題はない……そちらの軍人さんの従者の方かと思っていただけだ」
「じゃあ、薬剤師が来る事じたいがまずいのか……毒ヘビに詳しいベテランもいるからなあ」
ニヤリと笑ってやる。
「テイラー君、素手で触れた者は見つかったか?」
将軍が他人行儀に訊いてきた……わざとだな。
「いいえ、名乗り出てくれません。ですのでこのお邸にいる全員の手を見て回る国軍大将の許可をいただきたく」
こっちもわざと訊く。
場の全員が将軍とオレの会話に気をとられているが……その全員が忘れている事があるのに気づいてはいない。
ハマー伯爵令嬢は兄と一緒にやってきたというのをお忘れだ。
そして、オレがわざわざ国軍大将と呼びかけたのにも気づいてはいない。
国軍大将の娘はハマー伯爵夫人というのを失念しまくってる。
早く気づけばいいのになぁ……。
――――――――――――――――――
なかなか名乗り出てはくれないものだな……毒ヘビを庭園に仕込んだ張本人は。
とはいえ。
客の立場で仕込む事はまずあり得ないだろう……私が客でもやらない。
この茶会の趣旨は、エリーザにヘビをあてがって驚かせて遊ぶという悪趣味きわまりないものだときいている。
となると、主催者が何か知っているはず。
「サウラー侯爵家の方はどちらにいらっしゃいますかな?」
私が告げると、青ざめた若い男がおずおずと現れた。
「この会の主催者ご自身ですかな?」
「主催は、私と弟です……」
「御名を伺っても?」
威嚇を込めつつ語気を強めて言えば、それは「名を名乗れ」との意味合いになる。
貴族が相手の場合の、軍での取り調べの手法の1つだ。
現場を離れてもう40年以上になるが、まだ身体が覚えていたようだ……現場時代の最後のほうは部下任せになっていたが。
「……サウラー侯爵家三男ヘイスティング・アレンと申します」
「弟殿はいずこかな?」
「呼んで参りましょう……」
「いや、貴殿にはここにいていただく。どなたかサウラー侯爵家四男殿をこちらへお呼びして……」
私が声を上げると。
「侯爵家のエヴァンス殿ならこちらに」
男が1人、クロードと門衛に両脇をかためられて連れてこられた。
「サウラー侯爵家四男エヴァンス・アレン殿は、僕の顔を見るなり逃げようとなさいました。何人たりとも門外へ出さぬよう門衛殿にお願いしておりましたら、エヴァンス殿がひっかかりましたのでお連れした次第」
なんとも他人行儀なクロードの報告。
「離せ!お前ごときに拘束されたくないわ!伯爵家の養子の分際で侯爵家子息に触れるな!」
その言葉を聞いたクロードが、言質をとったと言わんばかりに冷ややかな笑みを浮かべた。
「確かに伯爵家の養子ですが、今の僕の立場は国軍大将ネルソン・ガリーニの実孫です。お忘れのようですので改めて申し上げておきましょう。僕とエリーザ・ランディスの母は、こちらの国軍大将ネルソン・ガリーニの娘です」
「……謀ったな!」
エヴァンスとやらが吠えた。
「人ぎきの悪い事をおっしゃらないように。先に謀ったのはそちらだろう。ハマー伯爵家への招待状にのみ気付け薬と傷薬の持参を呼びかける記載がなかったとの調査は既に済んでいる。我々薬剤師の情報網をなめてもらっては困るなあ」
モーガン君が切り返した。
「……薬剤師なのに、職務上知り得た情報を流すのか」
「おや、またも人ぎきの悪い事を。我々薬剤師は、職務上知り得た情報は流さない……普通はね。確かに医師ならびに薬剤師の法的規則として『職務上知り得た情報を安易に流出させてはならない』というものがあるが、これには附帯条項がある……『ただし、人命等人身に被害が及ぶ場合に於いてはその限りでなく、医師ならびに薬剤師と情報を共有する事が義務づけられる』ってのがな」
サウラー侯爵家の兄弟は、要領を得ない表情だ。
「わかんねえかな……気付けがいるって事は人が気を失うって事だし、傷薬がいるって事は人がケガするって事だろうが。人身に被害が及んでんだろうが。それが事前にわかってるんなら、阻止するのも医師やオレ達薬剤師の役目なんだよ」
モーガン君、キレてる。
「まだわかんねえ?気付けと傷薬が要るような茶会をやるって言い出した時点で、それを知った薬剤師は業界にその情報を流す義務があるんだよ。それにな……」
まだ何かあるらしい。
「医師・薬剤師の資格保持者ならびに医師・薬剤師の指示を受けた薬品運搬免許保持者以外が王都へ毒劇物を持ち込む事は、平時では許されない。毒劇物管理法ってやつで決まってる。このこいつが毒劇物に相当するなら、サウラー侯爵邸に持ち込んだ人物・持ち込むよう指示した人物は毒劇物管理法違反で捕縛される」
さすがSクラス薬剤師、スラスラ説明していく。
「って事で、こいつは預からせてもらう。どなたかお客様の中でこのこいつをオレが持ち込んだものじゃないと証言してくださる方はいらっしゃいますか?最低でも2人必要なんですが、訳あってガリーニ将軍とランディス嬢とレイサム氏は証人になっていただけないんです」
証人の依頼までしてしまうとはさすがだ。
「なぜそのお3人は証人になれないんです?」
招待客が訊いた。
「ランディス嬢とレイサム氏の母上は母の友人、将軍は母方の祖父の元上司なんで……こういった証言ものでは完全な第三者でないと弱いんです」
そう、身元保証人なら最強なんだが。
招待客の中から有爵家当主4人が証人として立候補してくれた。
なんでも招待状に薬の持参を呼びかける記載があったのを見て、サウラー侯爵家に不信感を抱いたのだとか。
そして。
あのヘビは毒劇物と認定され。
サウラー侯爵家三男ヘイスティングと四男エヴァンスは、毒劇物管理法違反(毒劇物搬入教唆)で捕縛された。
侯爵は三男四男の監督不行き届きにより伯爵へと降爵。
王城内で会った際、恨みがましい目で見られた。
「まったく、どういう教育をすればヘビを投げる令嬢に育つのだ?」
「お言葉ですが侯爵。どういう教育をすれば、訪問先の令嬢の事を『武人の娘が育てた継子がおしとやかなはずがない』と訪問先退出前に嘲笑できるように育つのでしょう?これを末の孫娘が聞いてしまって激怒し、ヘビ投げに至ったわけです。そもそもの発端はそちらのご子息である事を、ゆめゆめお忘れなきよう」
どうやら四男は自分に都合のいいよう父親に報告していたようだった。
ハマー伯爵家と縁続きにならずに済んでよかったと思う他ない。
今回出てきたヘビは、架空のものです。
ですので名前をつけておりません。
こんな厄介なヘビ、実在はしませんのでご安心ください。
(……できるかー!)
なお、初っぱな(5行め……?)の『招待j』は誤字ではありません。




