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アルヴィノーラの森で  作者: ありかわつぐみ
閑話
12/81

子供達がかかえるさまざまな想い


第12話となります。



大人のいろいろな思惑の中で揺れ動く子供達が語ります。


……エレナはいろいろとトラウマがあるようです。




わたし、どこからきたどこの子なんだろ?


なんでアンソニーおじちゃんにおんぶされてたんだろ?


わかんない。


夜、ねる時まっくらだとこわい。

なんでだかはわかんないけど、こわい。

うしろでカチャカチャ音がするのも、こわい。

高いとこで立ってるのも、こわい。

アンソニーおじちゃんとか森番のおにいちゃん達とかコノエタイチョウのおじちゃんとか、あとクロードのおじいちゃまとかはこわくないけど、知らないおじちゃんはこわい。

おばちゃんは、こわくない。

マリリンおばty……先生のとこに来るおばちゃん達もおねえちゃん達もこわくない。

おねえちゃん達のおとうさんは……はじめて会ったときはこわかった。

でも、どのおねえちゃんのおとうさんかがわかったらこわくない。


ほそながい剣がこわい。

カチャカチャいったらもっとこわい。

知らないおじちゃんがいっぱい走ってるのもこわい。


わたし、こわいものいっぱいある。

だけどどうしてこわいのかがわからない。


わからないのがこわい。




――――――――――――――――――




エレナおねえちゃんが来たくらいのときに、とうさんが死んじゃった。

でも、なんかあんまりかなしくないんだ。

かあさんも、あんまりかなしくなかったみたい。


まえに、とうさんがわすれものしたからおいかけたことあるんだけど……しらないへんなおばちゃんがいて、とうさんにくっついてたんだ。

「わすれものしてたよ」っていってとうさんにわたしたら

へんなおばちゃんがぼくをこわいかおで見てきたんだ。


ぼく、にげてよかったんだよね?


とうさんが死んだあとのおそうしきに、あのへんなおばちゃんがきてた。

かあさんになんかいろいろいってて、ぎゃあぎゃあ大きなこえでいってて、

おじいちゃんとこのサイラスおじちゃんがなんかやってた。

へんなおばちゃん、ぼくをジッと見てからニコニコうれしそうにかえっていった。


なんだったのあのおばちゃん。

わけわかんないや。




――――――――――――――――――




エレナがうちに来たときはすっげえおぼえてる。

ぬれてないのにとーちゃんのせなかでブルブルしてたんだ。

かあちゃんのスープ食ったらぜったいブルブルしなくなるとおもってさ、

「なーなー、ねえちゃんさー!ウチのかーちゃんのスープうまいから食えよ!何ならオレのおかわりの分ねえちゃんにやるよ」っていった。

かあちゃんに、おまえははやく食っちまいなっておこられたけどな。


かあちゃんがエレナにしごとのてつだいさせてオレにもさせるんだけど、オレむいてないんじゃねえかな、ぜったいエレナのほうがうまくやるんだよなー。

やたらくらべるんだぜー。

だからオレ、

「クロードとあそんでくるー!」っつってにげてる。


エレナはかあちゃんとおんなじしごとの「やくざいし」やるんだってさ。

オレは……やんねーな、たぶん。

やくざいしって男いないんだってさ。






エレナ(推定9歳)、クロード(6歳)、モーガン(6歳)。

かかえる闇が深い順ですかね……


というか。

モーガン全然闇やないwww

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