愛されることへの恐怖
私の中の恐怖をお見せします。
あなたの恐怖が見つかることを祈って。
愛情を疑う
私に向けられる愛情の一部を、報酬の様な愛情があると無意識のうちに思い込んでいると思う
何かしたから与えられる、それが愛だと思ってしまう。
否、そう言わざるを得ない世界を生きてきた。
自身の親、兄弟姉妹に愛されているのは、いつも面倒を見ているから
何かしら尽くすことによって見てくれる人がいる。 そんな人生を生きてきた。
だから、尽くすしてきた。 仕えてきた。
だからこそ、向けられた無償の愛を疑う
もしかしたらと期待して、いつも裏切られていた。
それくらいなら、期待しないほうが良いとさえ思えてくる
無論、可能性を捨てる事が愚かだとは知っている
しかし、傷付くくらいなら、その可能性だって要らない
だって、
期待する事はいつだって、痛くて苦しい。
失望するたびに、自分を否定されている様な気持ちになるから
……それを味わうくらいなら
愛なんて、要らない
期待なんて、要らない
要らない
要らない!!
……だから
期待したくなる様な事しないで
近付かないで
期待したくないから、近付かないで
期待したくなるから、その愛を向けないで
私が何かしてから、私に微笑んで
そうじゃないと、期待しちゃうから
怖い
怖い
怖い
なんでこんなにたくさんの人に注目されるんだ
なんで私を愛そうとするんだ
やめてよ
期待させないでよ
辛いんだ
辛いんだ!
……苦しいんだ
何に期待させているのか分からなくて、どうしたらいいのか分からなくて、
何もできなくなるんだ
でも、何もできないと、それまでやっていた事さえ手につかなくなって
気がついたら、期待した人は離れてしまって
何を仕出かしたのか分からなくて
そもそも期待されてなかったんじゃないかって、自分を疑って
期待させる様な行動をしたあなたを疑ってしまう
でもそれと同じくらいに、そんな事を考えてしまう浅はかな自分を見つけて、
自分に失望して、
あなたを一瞬でも疑ってしまった私を赦せなくて
こんな自分なんて、
あなたのそばにいないほうが良いんじゃないかと考えに至る
至ってしまう
だって、そうしたら
期待しないで済むし、
離れたことが原因で失望されたと分かるから傷付かなくていい
無償の愛情
それは、誰だって求めてる
否定したって無駄。 この世に生を受けた瞬間から、求めずにはいられないモノだから
でも、それを求めていても、掴み取ることは、出来ない
掴んだが最後、それまでの人生には戻れなくなってしまう
戻れないと、どうしたらいいのか分からない
だから、怖い
愛は私を焼き尽くすほどに眩しい
その眩しさは、それまでの私をも焼き尽くしてしまう
疑いという傘をさして、肌を焼かれながら世界を歩く
愛に、焦がれながら今日を生きる
愛されるって何でしょうね。
あなたの恐怖は見つかりましたか。
見つかったのなら安心ですね。
恐れているモノが何なのか見つけられれば、対処できるのだから。
見つからないのなら、次の恐怖でお会いしましょう。




