自分の作品、読んだ事無かった!!
投稿を初めてから一度も「ぼくらの、『新世界』を創ろう」を読んだ事がありませんでした。はい、これまた論外ですね。お恥ずかしい。もちろん一話単位でなら推敲の過程で何度も読み返しています。ただ、通しで初めから終わりまで読んだ事はなかったのです。
なのでこの週末に読んでみましたよ。その結果どうだったかと言うと……
こりゃ、ダメだな。
ブクマして頂いて評価も貰っていながら、作者自らこんなこと言うのは申し訳ないのですが、これが一番の感想でした。読み返してみると、まあ、色々良くない点が見えてくるわけですよ。こんなの書いて人前に出していたのかと、穴があったら入りたい、いや、穴が無いなら掘ってでも入りたい、そんな思いでした。おかげで、このエッセイのネタも多々出てきましたので、こうご期待。
さて、本題に戻って、読み返さない事による最大の問題は何かと言うと、物語の全体像が見えない事ではないでしょうか。初めから終わりまで書き切ってから発表スタイルならともかく、なろうの主流は連載ですよね。そうなると、ざっくりとしたあらすじは考えていても、細かい物語の流れまで機密に決めている方は少ないのではないでしょうか。私はそうでした。
私が「ぼくらの、『新世界』を創ろう」を考えた時、世界観とラストは大体決めてあったんです。後は「魔法」を使えるようにしたいとか、巨大獣との戦いを書きたいとか、女性陣がきゃっきゃうふふしている話が書きたいとか、アイディアに沿って数話分の話を考えるという感じで作ってました。
そうすると1話分や数話分の流れはわかるんですが、全10万字の物語の中で盛り上がっているのか、落ち込んでいるのか、それがわからない。なので、読み返してみると初めの10話くらいは盛り上がりに欠けていて、この後の展開に期待が持てなそうな話になっていました。大きなスパンでの山場と谷間はある程度計画的に全体を俯瞰しながら考えないと作れるものではないと思います。
全体を把握するためにもせめて一区切り付くごとに読み返すようにしないといけませんね。次の連載ではちゃんと読み返します。