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題名選びは、慎重に①

 こんばんは。さて、この連載も滞ってきて、そろそろ、書くネタもなくなってきたかと思いきや、そんなことはありません。書いていれば、書いているだけ、やらかすのですから。

 ということで、エッセイの題名を変更しようかと思っております。「連載一作目を書き終えて~」ではなく、「小説を書いていて」とかに変えれば、ずっとこのエッセイ書いていけますからね。

 そして、今回はその題名に関するお話です。


 言わずもがな、小説にとって、題名は非常に重要な部分です。読者さまが、何よりも始めに目にするのが題名ですから。いわば、商店にとっての店先看板。短い文字数でお客様を、お店に引き寄せなくてはなりません。

 それでは、読者を引き込むには何が必要なのか。



 Ⅰ小説の内容を端的に伝える

  題名で小説のジャンルや内容などの情報を伝えることで、手に取ってもらう。

  貴方好みの小説ですよ、というアピールです。

  特に、娯楽で読書する人は、好みじゃない作品は手に取らないでしょうから。

 Ⅱ興味を引く

  こちらはある意味で、Ⅰとは噛み合わない部分です。

  「これは、何だろう」と思わせて、読んでもらう作戦です。

  こういう興味は、わからないからこそ、浮かび上がるもの。

  ちょっと変だぞと思わせるわけですから、具体的な内容に触れるのはNGです。



 Ⅰを突きつめると、昨今、なろうや漫画、ライトノベルなどに見受けられるような、あらすじの一行目みたいな題名になるのでしょう。初めて見た時には、私も違和感がありましたが、今となっては慣れてしまいました。あれも一つの方法論かなとは思います。それから、時代小説の題名なんかも、主人公の立場とか、必殺技とか、結構、情報開示型の題名が多い気がしますね。


 一方で、Ⅱはむしろ情報は意図的に、隠遁、或いは、変換されます。場合によっては、本文中の一文が題名になることもありますが、文脈から抜き出されているので、「なんだこれは?」となります。今なら、『君の膵臓を食べたい』だとか、昔なら『吾輩は猫である』もこの類かもしれません。


 他にも題名に必要な要素はあるでしょうが、今回はこの路線で話を進めます。

 それじゃあ、『ぼくらの、「新世界」を創ろう』はどちらかというと、Ⅰのつもりで付けました。新世界の構成要素である、「真理」を登場人物が一人一つだけ決められるという所から取っています。

 はい、大失敗ですね。そんな細かい世界観なんてこの題名から伝わるかよ、って話です。もちろん、あらすじで説明してはいますが。


 今、再度題名を考えるなら、どうなるでしょうね。Ⅰのセオリー通りなら、『平凡なぼくは、100人の仲間たちと新世界で生きていく』とかですか。センス感じないな~。この小説、私なら絶対読みません。

 見ての通り、次作品でも同じような間違いをやらかしそうな私は、解決策を求めて、少々お勉強をいたしました。その成果は次回にまわしたいと思います。

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