#1 Born again
初めての投稿です…。
暇なときにどうぞ!
※メタル要素強めです…
それは、ある冬だった。
俺は、いつものように学校に行くため、スクールバスに乗った。
最悪の1日の始まりだ。
「よーお、ゲイくーん?朝から何聴いてんの〜?」
憎き奴らの1人がそう言いながら俺のヘッドホンに手を伸ばした。俺はそれを無表情で叩き飛ばす。
もう関わってこないでくれ。髪を伸ばしているだけでゲイ呼ばわりしやがって。
それでも、奴らは強引にヘッドホンを取り上げ激しくバスの床に投げつけた。
「はぁ!?無力なクズの分際で何やってんだぁ!?」
周りはそんな俺を見てクスクス嘲笑った。
全く、いつも通りだ。
そうやって、この日も授業中に妨害を受けたり、昼食時にはカフェテリアでトレーに盛られた食事を蹴り飛ばされた挙句ぶちまけられ、帰りには意味のない暴力を喰らう、いつもと何も変わらない日だった。
しかし、今日はある考えが思いついた。
自殺。
この永遠に続く地獄を逃れるただ一つの方法。特に、首吊り。
俺は比較的丈夫なロープを用意し、天井から吊るした。
当たり前だが、家には誰もいない。俺の父親は俺が幼い頃離婚し、母親はヤクのやり過ぎで死んだ。
これで安心して死ねる。
ロープは、順調に俺の首を絞めていく。
そして、俺は死んだ。
「ヴォォォォ、死者よぉ〜、我のもとに蘇れぇぇ〜!」
僕は呪文を唱える。今日こそ、死者蘇生を成功させるため。
…そう。上手くいった試しがない。この墓地も何回歩き回っただろうか。やっぱり、周りの人が言うように死者蘇生なんて絵空事なんだろうか…。
だが、しかし。
墓地の隅っこから何か音がする。
「ま、まさか…」
そこから白い手が出てくる。そして、身体が立ち上がった…!
死者蘇生は、成功したのだ!!
僕はその死体のもとに飛んでいった。
「あっ…あの…」
「…っ!?あれ?どうしてここに!?」
「…すみませんが、あなた、死にましたよね?」
「!?あ、ああ。確かに首吊って死んだはずなんだけど」
「あの…非常に申し訳ないのですが…僕があなたを勝手に蘇らせてしまったようで…」
「…え!?何!?それって…まさか…」
「あなたは今、動く…死体だということで…」
「はあああぁぁぁぁ!!?」
続く
申し訳ございませんでした…。
暇があったら続き書きます。
(いないと思うけど)読んでくださった方ありがとうございます!!