45 おまえのため?
ああああ〜〜やれやれ。
ちょいとインフルエンザにかかっちまってよ。ようやく床上げできたぞい。
それにしても誰も見舞いに来んとはのう。わしに人気はどこへ行ったんだい・・・ぶつぶつ・・・・・
久しびりのシャバの空気はうめえのう・・・・
よう電気屋。こんなとこでなにしてる?
「わあ〜」
なんだ?
あの電柱の陰にいるのは・・・
おい。源爺。
「わあああああああ〜〜」
なんなんだよ?まてい・・・・
・・・・・
首根っこ捕まえたらおとなしくなったな。おまえは猫か?
なんで私の顔を見てビックリしたんだい?
「なんまいだなんまいだ」
なにを拝んでいやがる?
「悪霊退散。鬼は外鬼は外鬼は外」
節分は過ぎたぜ。
「許してくれい。わしには女房3人と5歳を頭に子どもが10人。」
なんだって?いつの間にそんなに?
「あわあわあわ・・・・・・」
なんだ嘘かい?
じたばた暴れて面倒くさいねえ・・・ぽいっと・・・どたっ
「ほんものか?」
なにがだい?
「きよこばあさんさ」
あたしかい?本物に決まってるだろ。
「ここんとこ全然姿が見えねかったからよ〜死んでるんじゃねえかってみんなが言うんだよ。」
で、見にきたってわけかい?
「まあそういうこった。」
残念だったな生きてるぜ。
「俺が喪主をやるって電気屋が張り切っててよぉ・・・」
・・・・・
まったく失礼なやつらだぜ。見舞いにもこんで人の葬式の心配をしとるとは・・・・・ぶつぶつ・・・・・
はいごめんよ。
「出たな妖怪!!!」
こら!たか,なに言ってる!!!
「はっ。いらっしゃいませ〜〜」
ふん。これとこれをくれ
「はい・・・・・あのう・・・・・」
何かい?
「また1円玉に戻ったんですか〜?」
おめえのために両替してきたのさ。はっはっは〜〜




