38 見舞いに来てやったぞい。
ごめんよ。ちょいと通してくれんかのう・・
「きよこばあさんの後を行くと楽に通れていいのう。」
「お義母さん。恥ずかしいから,他人の顔をしなけりゃ駄目ですよ。」
「いや。元々他人だのう。」
早く来いや。
「おお。行くともさ。」
・・・・・
「やっぱりあの二人と一緒だと恥ずかしいわな・・ちょっと離れて・・・」
「「おお~~~~い,杉婆,早う来いや。まだそげな年でもあるまいに,」」
・・・・
「あの二人・・・ギリギリギリ・・・・」
・・・・・
「おめえ歯がぎりぎり言ってるぜ。入れ歯が落ちそうなんか?」
「あたしは入れ歯じゃありません!!!」
そうかいそうかい・・・そりゃあ良かったのう。
ほい。病室はどこかいな?
「かんごふさあぁん,頼子の病室はどこだあ?」
「病院ではお静かに願います。看護師とお呼びください。」
はあ?看護婦じゃ何でいけねえんだ?あんた女の人だろう?
「まさか・・・男だったのか?」
胸があるみてえだぞ・・・
「おおお・・・これがうわさの・・・」
なんだったっけのう・・・
おかまじゃねくてえ・・・
「みすたあれでぃ?」
なんだそれ?
「知らんわ。」
・・・・・きりきりきり・・
何の音だぁ?
げっ
「こちらでございます」
あ・あ・あ・あ・あ・あ・・・・
「「「やれやれ・・・もっと親切に案内しておくれよ。」」」
「おおや。3人でおそろいで」
「「「おお。頼子。元気そうだのう」」」
「はい。ちょいとした打ち身ですわ。」
「の割に入院かい?」
「ちょっと骨にね・・・」
骨に打ち身かい?珍しいのう。
わいわいがやがや・・・・
「すみません。ちょっと静かにしていただけませんか?ここは病院です。」
おお。さっきのみすたあれでぃとかいう看護師さん。
「ち・が・う!!!」
「ちがうって。さっきの人じゃねえんだな。そっくりだのう。」
双子じゃろうか?
「ギリギリギリ・・・・・」
・・・・・
「お義母さん。きよこばあさん,静かにしましょうよ。」
ほうほう。りょう~~~~かい。
「すみませんねえ。年寄りは聞き分けがなくて。」
おいおい。杉婆、おめえもとしよりだぁ。
「ぎろっ」
ぎょっ
・・・・・・・・・
「面会時間が終わりました。失礼ですが,もうそろそろお帰りください。」
え?もうかい?
そうそう。お見舞いを忘れてたぜ。ほれ・・・
「「「こ・・・これは・・・」」」
はろうぃんの仮装セットだぜ。これで楽しんでくれや。
・・・・・・・・・・・
中身?ははははは・・・・ご想像に任せるぜぇ




