表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/55

35 はろうぃん2

あああ・・・土曜日かい。あんまり感じネエなあ・・・まあ。28年前から毎日が日曜日だからなあ。ぐふぐふぐふぐふ・・・


最近電気屋の孫をみねえなあ。ちゃんと友だちできたんかいな・・・・おお寒い。もうじき冬だねえ・・・まあ・・・コンビニ行くか・・・


とことことこ・・・おや。さっき思い出した電気屋の孫だ。おお。なんかうれしそうだのう。


「きよばあ,きよばあ,」

「ひさしぶりだのう。」

「昨日ね。」

あたしの言葉は無視かい???

「昨日学校でハロウィンパーティってのをしたんだよ。」

へえ?いたずらかお菓子か?

「学校だからね。お菓子はでなかったんだけどさ,

皆で仮装してさ。」

「火葬?」

「そう。仮装してさ,楽しんだんだよ。」

「誰かを火葬して楽しむとは・・・最近のいじめはひどくなったもんだ・・・」

ぶつぶつ・・・あたしは怒りがふつふつと湧いてきたよっ


「ねえ,聞いてる?」

はっ

「誰を火葬したんだい?」

「みんなはね,魔女になったり,カボチャになったりしたよ。中にはねえ,すないぱあってのになった子もいたんだ。ピストル持ってさ。」

「そりゃあ・・・そんなんを火葬?」

電気屋の孫は,口角泡飛ばして叫んでるけどなんまいだなんまいだ・・・おお怖い


「でね。皆で仮装したまま鬼ごっこもしたんだよ。」

「火葬している最中におにごっこ?」

「うん。魔女がねえ,杖持ってさ追いかけてくるんだよ・・・」

・・・???

「それでね,途中で暑くなっちゃってさあ・・・」

「火葬だからな。そりゃ暑いだろうぜ・・」

「うん。それでね,魔女は帽子が飛ぶからって帽子を脱ぐし,マントも暑いって脱いじゃってさあ・・・。」

はあ???


「最後に首持って逃げてた殺人者が,首を蹴飛ばしだしてね。」

げえ・・・


「それからお笑いもしたんだよ。おもしろかったなあ。」

「火葬でおわらいかい?」

「うん。でもさ,きよばあのお笑いの方がおもしろかったよ。ユニットが解散して残念だなあ。」

はあ??

「じゃあねえ・・・今日は英語教室でもハロウィンパーティがあるんだあ。」


世も末だのう・・・・



「いらっしゃいませ~~~げっ婆。」

「何か言ったかい?」

「いえいえ・・」

「これをおくれ。」

「また1円か・・・」

「いや。もう1円は品切れだ。今日から5円だ。」

げげげ・・・また数えづらいわ・・・5・・10・・・15・・・・


「そういや,火葬パーティってはやっとるのか?」

「55・・・え?」

「火葬パーティだよ。どんなことするのかい?」

「ああ。ハロウィンのね。100・・・えっと。まじょだとか狼男とかに化けて楽しむんですよ。」

「何?火葬じゃなくて?」

「仮装は仮装ですけどさ。要するに扮装を楽しむんです。」

・・・・・紛争をたのしむ???

「ええ。はい。2円のおつりです。次の方どうぞ・・・」


・・・・・・とことことこ・・・松江婆のとこに行こう・・・



「ゴメンよ。いるかい?」

「ああ。きよこばあさん。義母さんは,老人会の仮装パーティに行くと言って,着替え中ですよ。きよこ婆さんは行かないんですか?」

「・・・・どんなぱーてぃだい?」

そんなんあったっけ・・・あ・・・読んでない手紙の束があるな・・・あそこの中かな・・・

「まじょとか,いろんな服装をして,美味しい物食べるみたいですよ。」


・・・・あ・・・火葬じゃない・・・???


「杉婆は行く?」

「当たり前じゃないですか。義母さんだけじゃ危ないですよ。」

「じゃあ,あたしも行こうかね。」

「何か服はあるんですか?」

「ねえ。」

「ちょうどここに,カボチャがありますよ。これ着てください。あたしはメイド服にしますから。」

げ・・・

「一度着てみたかったんですよねえ。メイド服。おほほほほ・・・」


・・紛争や火葬より怖いかも・・・


「何か言いましたか?」

・・・・・おほん・・・


・・・・・

げえ・・・松江婆その格好は?


・・・・・・・・

・・・・・・・・

・・・・・・・・


そこにはふりふりのミニスカートをはいた松江婆が・・・


・・・かぜひかねえか?


・・・はっくしょ~~~~い



松江婆・・・最近怖い。

源爺なにいってんだ?

頼子と結託して俺をいじめるんだあ・・・

源爺の今日の格好は馬だね。

頼子が俺に乗ってきたあ!!!

おや。頼子は王子様の格好だ。ってことは・・・松江婆はしらゆきひめかしんでれらか・・・ってとこかね?

帰りは二人を乗せにゃならん・・・ひいひい・・・


あれあれ。源爺は丈夫だのう・・・あんなによろこんでら・・・


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ