35 はろうぃん2
あああ・・・土曜日かい。あんまり感じネエなあ・・・まあ。28年前から毎日が日曜日だからなあ。ぐふぐふぐふぐふ・・・
最近電気屋の孫をみねえなあ。ちゃんと友だちできたんかいな・・・・おお寒い。もうじき冬だねえ・・・まあ・・・コンビニ行くか・・・
とことことこ・・・おや。さっき思い出した電気屋の孫だ。おお。なんかうれしそうだのう。
「きよばあ,きよばあ,」
「ひさしぶりだのう。」
「昨日ね。」
あたしの言葉は無視かい???
「昨日学校でハロウィンパーティってのをしたんだよ。」
へえ?いたずらかお菓子か?
「学校だからね。お菓子はでなかったんだけどさ,
皆で仮装してさ。」
「火葬?」
「そう。仮装してさ,楽しんだんだよ。」
「誰かを火葬して楽しむとは・・・最近のいじめはひどくなったもんだ・・・」
ぶつぶつ・・・あたしは怒りがふつふつと湧いてきたよっ
「ねえ,聞いてる?」
はっ
「誰を火葬したんだい?」
「みんなはね,魔女になったり,カボチャになったりしたよ。中にはねえ,すないぱあってのになった子もいたんだ。ピストル持ってさ。」
「そりゃあ・・・そんなんを火葬?」
電気屋の孫は,口角泡飛ばして叫んでるけどなんまいだなんまいだ・・・おお怖い
「でね。皆で仮装したまま鬼ごっこもしたんだよ。」
「火葬している最中におにごっこ?」
「うん。魔女がねえ,杖持ってさ追いかけてくるんだよ・・・」
・・・???
「それでね,途中で暑くなっちゃってさあ・・・」
「火葬だからな。そりゃ暑いだろうぜ・・」
「うん。それでね,魔女は帽子が飛ぶからって帽子を脱ぐし,マントも暑いって脱いじゃってさあ・・・。」
はあ???
「最後に首持って逃げてた殺人者が,首を蹴飛ばしだしてね。」
げえ・・・
「それからお笑いもしたんだよ。おもしろかったなあ。」
「火葬でおわらいかい?」
「うん。でもさ,きよばあのお笑いの方がおもしろかったよ。ユニットが解散して残念だなあ。」
はあ??
「じゃあねえ・・・今日は英語教室でもハロウィンパーティがあるんだあ。」
世も末だのう・・・・
「いらっしゃいませ~~~げっ婆。」
「何か言ったかい?」
「いえいえ・・」
「これをおくれ。」
「また1円か・・・」
「いや。もう1円は品切れだ。今日から5円だ。」
げげげ・・・また数えづらいわ・・・5・・10・・・15・・・・
「そういや,火葬パーティってはやっとるのか?」
「55・・・え?」
「火葬パーティだよ。どんなことするのかい?」
「ああ。ハロウィンのね。100・・・えっと。まじょだとか狼男とかに化けて楽しむんですよ。」
「何?火葬じゃなくて?」
「仮装は仮装ですけどさ。要するに扮装を楽しむんです。」
・・・・・紛争をたのしむ???
「ええ。はい。2円のおつりです。次の方どうぞ・・・」
・・・・・・とことことこ・・・松江婆のとこに行こう・・・
「ゴメンよ。いるかい?」
「ああ。きよこばあさん。義母さんは,老人会の仮装パーティに行くと言って,着替え中ですよ。きよこ婆さんは行かないんですか?」
「・・・・どんなぱーてぃだい?」
そんなんあったっけ・・・あ・・・読んでない手紙の束があるな・・・あそこの中かな・・・
「まじょとか,いろんな服装をして,美味しい物食べるみたいですよ。」
・・・・あ・・・火葬じゃない・・・???
「杉婆は行く?」
「当たり前じゃないですか。義母さんだけじゃ危ないですよ。」
「じゃあ,あたしも行こうかね。」
「何か服はあるんですか?」
「ねえ。」
「ちょうどここに,カボチャがありますよ。これ着てください。あたしはメイド服にしますから。」
げ・・・
「一度着てみたかったんですよねえ。メイド服。おほほほほ・・・」
・・紛争や火葬より怖いかも・・・
「何か言いましたか?」
・・・・・おほん・・・
・・・・・
げえ・・・松江婆その格好は?
・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・
そこにはふりふりのミニスカートをはいた松江婆が・・・
・・・かぜひかねえか?
・・・はっくしょ~~~~い
松江婆・・・最近怖い。
源爺なにいってんだ?
頼子と結託して俺をいじめるんだあ・・・
源爺の今日の格好は馬だね。
頼子が俺に乗ってきたあ!!!
おや。頼子は王子様の格好だ。ってことは・・・松江婆はしらゆきひめかしんでれらか・・・ってとこかね?
帰りは二人を乗せにゃならん・・・ひいひい・・・
あれあれ。源爺は丈夫だのう・・・あんなによろこんでら・・・




