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始まりは些細なこと

この話は全体的に脱力系主人公が巻き込まれる

悲しい話です(コメディー)。


 人間には可能なことと不可能なことがある。なぜなら人間は完全に確立した存在などではないからだ。


 だから…、


 髪を切った事に気づけなくてもいいんじゃないか?


「遅~い!気づくの本当に遅すぎっ!」

 こいつはクラスメイト兼幼馴染の佐田さだ まい 顔は可愛い、顔はね…。口が悪くなくて、性格がもっと良ければ最高なんだけどな…。


 「だからこいつが気づくわけないって…。」

 ひどいことを平然と言ってのけるこいつは俺と同じクラスメートの東郷とうごう 健太けんただ。こいつはうざいやつだ。いや本当に…。今思うと何でこいつと友達になっているのかも気になる所だ。

 「あのな~、髪の毛を少しぐらい切ったぐらいで分かるわけないだろ!」

 この当然の反論は俺。

 「男なら、雰囲気変わった事ぐらい敏感に察しなさいよ!」

 人には無理な事がある。それを知らないのかこいつは…。

 「だからそんなのこいつがわかるわけないって」

 お前は黙っていて欲しい。

 「あんたはだまっていて私はミヤとはなしているの!」

 すげぇ、こいつと以心伝心した…。ちなみに俺の名前は 夜須美弥やすみや みのる

あだ名はミヤで、こいつ(舞)がつけやがった。こいつのせいで人生であだ名以外を聞く機会が無くなっちまった…。先生にまでミヤ君って呼ばれているってどうよ?


 「あんたねぇ聞いてるの!」

 舞が俺を睨みつけてきながら言ってきた。というかこいつの眼力強すぎやしないか?将来が有望なやくざじゃないかと思う。

 「へいへい。聞いてますよ聞いてますよっと…。」

 え~と確か…。

 「気づけなかった罰として帰りにアイス奢れって言ってたんだろ?」

 「アイスはもちろん三段のやつよ」

 舞が当たり前の事でしょ?と付け足した。

 「まぁ当然のことだよな」

 お前に言われたくない。お前だって気づかなかったはずだ。

 「健太君は最初に言ってくれたわよ」

 「はぁ、そうですか…。」

 どうやら思った事が口から出てしまっていたらしい。これからは気をつけなくてはいけないな。

はぁ、それにしても憂鬱だ。帰りにこいつといると600円が金が羽をつけて飛んでいきやがる事になる。幼いころからそうだった。こいつと一緒にいるといつも奢らされることになる。いつもいつも・・・、どこかに行くたび何か買わされる。何で女っていうのは目に見えるものばっかり欲しがるんだろうな、本当に分からない。まぁ、分かりたくもない気がするけどな…。

 

 くだらないことを考えながら校門から出ようとした。その時、何かが俺の横を通り過ぎた。


「ん?」

後ろを振り向くが誰もいないし何もない。この学校にいまいるのはここにいる生徒3人と先生達しかいないはずだ。なぜなら今の時間ここ(学校)にいるのは補習組 (頭が悪い人達)の俺達だけのはずだからだ。先生たちは全員職員室で会議中なはずだから…。


 なら今…、俺の横を通り過ぎたのは誰だったんだ?ただの気のせいか、それとも――――、


 俺が答えに辿り着こうと考えに没頭しかけたその時、健太がいきなり話題を180度変えた話を始めた。

 「なぁ、聞いたことあるか?」

 「何をよ」

 舞がストレートに尋ねる。

 「前から未来公園にはたくさんのホームレスがいるんだって」

 健太が得意げに言う。

 「未来公園に?あんなきれいで清潔なところにホームレスがいたの?」

 舞が驚いたと言わんばかりにに言った。

 「あぁ、沢山いるんだってよ」

 「それがどうした。ホームレスがいたっておかしくないだろ。」

 あそこは県で一番綺麗で有名なところである。ゴミなんてもちろん、落書きだって存在しない。あそこならホームレスだって住みたくもなるだろ。


 健太があきれたと言わんばかりの口調で言った。

 「よく考えろよ、ホームレスがいたらあそこは汚くなっているはずだろ。」

 「そうだな…。」

 あそこではホームレスが住んでいる気配なんて全然感じないし…。居たとしたらなぜどこにもいないんだ?確かにおかしい。

 「あそこには絶対なんかがいるんだよきっと」

 健太が自信ありげに言う。こいつはこういう不気味なモノが大好きな変態だ。

 「確かに何かいるかもしれないわね…。」

 舞もこの話の不気味さを感じ取ったのか少し気持ち悪そうな顔をしている。


 「あ―――――!」

 舞がいきなり思い出したように大声を出した。

 「いきなりどうした?」

 耳元で舞の大声を聞いてしまった健太が引き気味に聞いた。

 「私、前に先輩から公園に幽霊が出るって噂を聞いたことある!」

 「幽霊が?」

 俺は幽霊が出るなんて噂を聞いたことすらないぜ。

 「うん、確か前にこの学校にいた生徒があそこで首っつったんだって。確かいじめられていた子だったそうよ」

 「ああ自殺した子がいるのはなんだか聞いたことがあるな~。」

 世間の話に疎い俺でもちらっと聞いたことがある。確か隣の席のクラスメートが言っていた気がする。

健太が変なもんでも食ったかのような顔をしている。

 「俺が聞いた話とは違うな…。」


 「俺聞いたことあるんだ。先輩が言ってたんだけどさ。あそこに出てくる幽霊はデイラーズっていう名前で呼ばれているんだってよ。それでその幽霊達はもの凄い綺麗好きで汚いホームレス共を全員消しちまったんだっていうんだよ。」

 綺麗好きの幽霊達ってなんだよ。どんな幽霊達だ箒でも持ってんのか。…って、あれ?何かおかしいぞ?幽霊…、達?

 「待てよ!幽霊って一人(首をつった学生)だけじゃないのか?」

 健太が考えてから言った

 「いや、聞いた話によると12人いるらしいぜ」

 いやいや

 「幽霊が12人もあそこにいたら誰も行かないだろ。それにそんな話が本当なら噂じゃ済まないし、12人もあそこに幽霊がいたら公園潰れてるだろうし、矛盾だらけじゃねぇか!」

 「そんなこと言われても言ったの先輩だし…、俺が知るわけないだろが―――!」

 健太が顔を真っ赤にして言ってくた、

 「うわっ、逆ギレかよ…。そんなの聞いたときに気づけよ」

 あーだこーだと話していたら時刻は7時半を回っていた。

 

 「やべっ、もうこんな時間!」

 俺の姉きは時間を必ず守ってやんないとヒステリーを起こしてしまうんだ

 「ああ、そうだったなミノだってもう16歳なのに過保護な姉きを持つと苦労するな~」

 俺一人っ子でよかったと小声で付け足した。

 「じゃあな」

 急いで帰んないと本当にやばい。

 「じゃあねミヤ~、また明日会えるといいね~」

 舞が手を振りながら見送ってくれる。

 「また会えるといいなミヤ!」

 健太も手を振って見送ってくれる

 

 …、なんだか戦争に行って帰ってこなさそうな兵士みたいだ。今日はこのままいつもと変わらずに無事に帰っていくいけるのだろうか凄く心配だ。


 俺は気づいていなかった…。いや、気付けなかった。


 違う世界に片足を突っ込んでしまっていることを―――――、

どうも初めまして松坂 智樹です。


初めての作品です。最初からこんなのでこれからいいのだろうか?

こんなのじゃだめかもしれない。

見た人全員から悪口を言われたらどうしよう

などかなりナイーブに考えていたらなぜか

「どんどこいやー」って気分になっています。なぜでしょう?


至らぬ事が多いと思いますがご了承ください。


それではまたの作品でお会いできたらお会いしましょう。

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