登場人物紹介
ヘイレン
心や体の傷を癒す力を宿す者。
『時空の裂け目』を経て、とある海岸で倒れていたところを助けられる。本来の姿は『テンバ』という生き物だが、どのような姿だったのかは記憶に無い上、たどり着いた時代では滅びたとされていた為、『ヒトの姿』となっている。
シェラードの正式な『付きビト』となって巡礼の旅をした際に、秘められた魔力を解放することができ、身も心も立派なおとなへと成長した。
シェラード(シェラ)
光の国ルクシアの『氷河召喚士』。
氷属性の「エール」と光属性の「フィリア」を従えている。自身の魔力も相当強い。戦いは守り優先で、氷の壁を作ってから隙を突く戦法。
魔法石無しで召喚できたことから、『上位召喚士』に昇格したが、実は元竜騎士という経歴を持つ。ガントレットを装着した右腕は、かつての相棒の生命が宿っていた。
区別する事なくヒトと接するので、『地界一の召喚士』と称される程ヒトビトから慕われている。
ミスティア(ティア)
風の国ヴェントルの『霧の療法士』だが、地の国アーステラの首都ダーラムにあるヒールガーデンでも働いている。自身が放つ霧の魔法は、傷を癒したり相手の視界を遮る力となる。
思ったことはハッキリ言うタイプで、きつい言い方になることも。とはいえ姉御肌で頼りになる存在であるのだが、アルティアの起こした騒動がきっかけで、様子が少しおかしくなって……?
アルティア
聖属性の幻獣グリフォリル。なぜかヒトの言葉を話すことができる。
頭部は狼、首から肩まで白い毛で覆われていて、前脚と翼は鷲、月色の胴と後脚は獅子、尾は馬。馬車を引く馬よりやや大きめ。おとなふたりまでなら乗せられる。
ふらりと降り立った島で『声』を聞いて以降、異常行動を繰り返してしまう。一体彼の身に何が起こったのだろうか……。
ウィージャ
王宮都市ダーラムの国王に仕えていた元騎士であり、現医師。
かつては騎士団長を担うほどの腕前だったが、ある事件を機に騎士を辞めた。医師となってからは、魔物に襲われた人々の治療に明け暮れている。
肩から両腕が義手であるが、実は両足も義足である。
レント
火の国ファイストの首都モントレアの長であり竜騎士。相棒は地竜。かしこまった態度で接されることが苦手なので、民とは壁を作らず気さくに接している。
紅玉を核に持つ『コア族』で、火の魔法を得意とする。特に拘束や封印の術に長けている。
ルーシェ
モントレアで働く医師で、黄玉を核に持つ『コア族』。ミスティアのようにはっきりとものを言うタイプ。その言い方がミスティアよりキツいところがあり、シェラは一時期かなり怯えていたが、それはもう昔の話である。
的確な治療を素早く行う敏腕さは、一目置かれている。さらに、特殊な義肢を作る職ニンでもある。




