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休日

作者: 翠泉
掲載日:2024/08/04


 あなたを乗せる電車が見えた

 アナウンスによるただいまの合図

 雨が上がって虹が見える空

 濡れそぼる雫の軌跡


 あなたを乗せる電車が止まる

 私のワンピースは響き揺れる

 聞き慣れた足音のリズム

 例え目が見えなくてもあなただとわかる


 今日くらいは一緒に晩御飯を食べよう

 煌びやかな場所があなたは苦手だから

 隠れ家のようなお店がお気に入り

 モードジャズと白熱電球


 単調な日々は続いていく

 明滅する信号も

 横道にそれながら進む

 あなたと逸れている間でも


 単調な日々は続いていく

 ごった返しになる車内

 横道にそれながら進む

 大切なものを探しながら


 悪戯っぽいあなたの笑顔と

 重なるあなたと私の影

 このまま迷路にはまって

 帰れなくなってもいいよ


 家着のような上下と

 日焼けでボロボロになった皮膚

 判で押したような日々に

 あなたと歩く畦道


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― 新着の感想 ―
[良い点] 冒頭の、駅で相手を待つ描写が素敵ですね。相手を乗せた電車、アナウンスのただいまの合図、空には雨上がりの虹。足音で分かるところにも、想う気持ちを感じました。 隠れ家的なお店、いいですね。モ…
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