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【完結】Re:LIGHT  作者: アレテマス
第二幕
58/150

MARUKADO特集!【双葉編】

第二幕より0.5話以外に【MARUKADO特集!】を合間に挟んでいきます。此方は殆ど台詞のみで、Re:LIGHTの世界観での人物解説がメインとなります。

本編に影響はありませんが、登場人物の設定を深堀りするのに見れる内容なので、お気軽に読んでいただけると幸いです。


新人記者・森山由香が送る現役モデルをピックしたMARUKADOによる取材企画!


第一回目はMARUKADO本社からお送りします。


………


森山

「小嶋先輩。少しお時間よろしいでしょうか?」


小嶋

「ハァー…見てわからない?僕は今取材の内容をこうしてまとめているんだよ?この量をね!今日までに書き上げないといけないの!」


森山

「いや、それって先輩が今日までずっと置いてきたツケですよね?斎藤さんにも前から早く終わらせておけって言われてたじゃないですか」


小嶋

「………で、何?話があるんでしょ?」


森山

「あっ、はい。私、MARUKADOのファッション雑誌【Stars】のファッションライターに編集長から任命されまして…」


小嶋

「エエエエエエッ!?マジ!?裏山謙信(うらやまけんしん)なんですけどー!?」


森山

「先輩より優秀ですから」


小嶋

「……」


森山

「まぁそれは置いてですね…小嶋先輩は趣味でもモデルの人達を応援していると聞きましたので…記事を書き上げる参考に、色々と教えていただけませんか?」


小嶋

「あー…成る程ね。まぁいいよ、丁度休憩したかったし…とりあえず場所を移そうか」


………


【MARUKADO特集第一回 双葉編】



森山

「というわけでまず一人目なんですが…やはり【双葉】さんから聴きたいですね。【パーフェクトモデル】の凄みを教えてください」


小嶋

「はい来ましたド定番!みんなの完璧モデル双葉さん!生きる伝説!全身最強美少女!1000年に一度の奇跡!!…まぁ、残念な事に最近退職しちゃったけどね」


森山

「そうですね……双葉さんは人々から【パーフェクトモデル】の愛称で親しまれていましたが……そう呼ばれる様になった事の経緯はどんなものだったのですか?」


小嶋

「そのままの意味だよ。モデルに大切な全てのスキルを、完璧にこなしていたんだ。…そうだな、森山ちゃん。【ショーモデル】と【コマーシャルモデル】の違いってわかる?」


森山

「すみません…勉強不足です」


小嶋

「いいよいいよ。モデルと言っても、みんながみんな最新ファッションを着こなしてランウェイやファッションショーに出るって訳じゃないんだ」


小嶋

「【ショーモデル】は世間がよくイメージするモデルに近いかな。彼等は最新ファッションでランウェイを格好よく歩く人達の事さ」


小嶋

「一方【コマーシャルモデル】っていうのは商業活動を優先するモデルのこと。CMとか街の広告に映るような仕事をするモデルのことだね。他にも様々なモデルがあるけど…双葉さんにはこの二つのジャンルが大きく関わってくる」


森山

「何となく小嶋先輩が言いたい事がわかった気がします……双葉さんは、その二つを何方も熟せたという事ですね?」


小嶋

「流石は察しが早いね。一応双葉さんは【コマーシャルモデル】をメインに活動しているんだけど、【ショーモデル】としての才能もずば抜けているから、定期的にランウェイやファッションショーにも顔を出す」


小嶋

「そして何よりもそのファッションセンス!彼女が得意とするファッションスタイルは着るもの全てが得意というね!ただ服を着るだけでなく、コーデに合わせた容姿へと自在に変えられたんだ」


小嶋

「着るもの全てが似合う、正に【完璧】の言葉が似合うモデル。常時、隙を見せない彼女のスタイルが企業からも人々からも賞賛されて【パーフェクトモデル】と呼ばれるようになった訳さ。他にも、過去にランウェイで魅せた姿も評価されているのもあるね」


小嶋

「まぁ……強いて言えば、双葉さんの契約上【露出の多い服はNG】が出ているらしくて、双葉さんが載った歴代のファッション雑誌に一度も【水着姿】はないんだよな」


森山

「そう言われて見れば、双葉さんの着る服に肌が良く見える服は少ないですね」


小嶋

「そうなんだよ。…そうそう。そう言えば双葉さんは以前チャイナドレスを着たことがあったんだけどさ?普段見せる事のない魅惑の生足がどーんと曝け出していてね?!あれはもう、ウワーッ!!ってなったよ!」


森山

「ウワ…」


小嶋

「いやいやいや!?凄い綺麗だったなって事だよ!?ま、まぁとにかく!普段から体の一部分を見せないけど、それでも人々を魅せているのは彼女の持つ天才的な才能だと思うね!うん!」


森山

「成る程……では、双葉さんが他に人々に影響を与えた事は何かありますか?」


小嶋

「他に?…んー、そうだなぁ。強いて言えば双葉さんは世間のモデルの見方を変えたんじゃないかな」


森山

「見方?」


小嶋

「うん。ほらモデルってさ、凄く格好よかったり美人だったりで、クールな印象ってない?ランウェイを歩く人は真顔だし、ファッション雑誌に載ってる人もキリッとしてるじゃん?」


小嶋

「モデルの全員がそんなのを売りにしてるわけじゃないのは勿論だけど、世間の認知は恐らくそっちの方が強いと思うんだ。明るくてファンサービスが凄いのはアイドルのイメージっていうかさ」


小嶋

「双葉さんはそんなモデルの偏見を変えたって感じかな。彼女はアイドルのようにファンの期待に応えるし、凄く明るくて人懐っこいなんて思われてる。でも、そんな人でもトップモデルの地位に就く訳だし、本職であるモデルも衰えていない。双葉さんを見て【こんな風に魅せるモデルもいるんだ】って思った人は多いと思うよ」


森山

「近年の小学生の中でも、アイドルもモデルも同等に並ぶ将来の夢と化してますね」


小嶋

「そうそう。双葉さんが現れてからは中学生や高校生からも将来モデルになりたいって子が増えているんだ。これも双葉さんの活躍のおかげだね。双葉さんの存在が、モデルというのを身近に感じるようにしてくれてたのかも」


小嶋

「…そうだ!身近に感じると言えば、双葉さんが関わる商品にも面白いところがあるんだよね」


森山

「面白い商品ですか?」


小嶋

「うん。ド定番なのは双葉さんプロデュースのコスメブランドだけど、【パーフェクトモデル】に因んだグッズが面白くてね」


小嶋

「日帝とのコラボで【パーフェクトヌードル】大石食品からは【パーフェクトカレー】森友から【パーフェクトグミ】なんかも出てるんだよ」


森山

「……しょうも」


小嶋

「おおーい!!しょうもないなんて言うなよー!?僕は全部買ってたんだからさー!…まぁ、そんなコラボも潔く引き受けてくれるのも双葉さんが身近に感じる良い所なんだって」


森山

「…因みにそれに対して本人のコメントはあるのですか?」


小嶋

「バラエティ番組でその件について聞かれてたね。笑顔で【パーフェクトのバーゲンセールだね⭐︎】って親指立てながら返してた」


森山

「……ソウデスカ。ファッションやブランドの戦略については分かりましたが、プライベートの面はどうなんですか?」


小嶋

「え?そういうのも聞くの?」


森山

「いえ…読者が気になる記事にしたいので…」


小嶋

「ふーん…まぁ…いっか。でも残念な事に双葉さんのプライベートの話は期待しない方がいいよ」


森山

「どうしてですか?」


小嶋

「双葉さんのプライベートは殆ど謎なんだよ。バラエティ番組とかで私生活を聞かれた際にも適当に返してるって言われてたね」


森山

「適当に…?」


小嶋

「うん、これは斎藤先輩から教えてもらって気付いたんだけどさ。双葉さんがテレビで私生活の事を聞かれると、どのテレビ局であろうとお決まりの回答になるんだって」


小嶋

「例えば【休みの日に何してる?】って聞かれたら【カフェ巡りしてます】だけの回答。他にも【何か家で作ってるの?】って聞かれたら【この間はハンバーグ作りました】って返し。連続で同じ返事という訳じゃないんだけど、度々過去に答えた返しを繰り返しているんだ」


小嶋

「斎藤先輩曰く、プライベートの質問に関しては彼女の中でテンプレートが出来上がってるって言ってたなぁ。実際、この間先輩と双葉さんの取材をした際にも、過去の回答と当て嵌まる言葉が幾つか出てきたんだよね」


森山

「成る程…プライベートは謎が多いと……後は【パーフェクトモデル】のイメージで、人々が自分の私生活を勝手に想像している…ですね?」


小嶋

「?そうなの?」


森山

「つぶグラで双葉さんのエゴサをすれば一発ですよ。【双葉が教える最強の美容法伝授】だとか【街中で出会った双葉さんが神対応してた】とか…」


森山

「【パーフェクトモデル】ならこうするだろうという妄想を人々はSNSに書き込んでいるんですよ。【檻から出てきたライオンをパーフェクトモデルが解決した】とか意味不明な書き込みですらバズってましたし…」


小嶋

「え!?あれ嘘だったの!?マジかよ…信じてたわー…」


森山

「嘘でしょ……まぁでも、先輩のように何でもかんでも信じる人がいる訳ですし、それっぽい事を書いておけば、双葉さんのプライベートは勝手に人々の中で完成されていきますよね?」


小嶋

「んー確かに…そういう風に人々が思う完璧イメージを担う事が出来るのも、流石は双葉さんって感じだよな」


森山

「そうですね。……本当の彼女の私生活を知る人は果たしているのでしょうか?」


小嶋

「双葉さんのマネージャーさんは知ってそうだけど、多分教えてくれないだろうなぁ。…っとまぁ、俺が知ってるのはこれぐらいかな」


森山

「ご協力ありがとうございました。次回からはご本人様へ取材に行くので、先輩はもう大丈夫ですよ」


小嶋

「え?それってつまり…」


森山

「はい。既に予定を組んでおります。次回はSunnaから春香さんとジュリさんの二人が…」


小嶋

「エェー!!?羨ましすぎるだろー!?森山ちゃん!今からでも編集長に僕と変わるように言ってよ!?」


森山

「嫌です」


小嶋

「酷い!!」



次回のMARUKADO特集は【春香】【ジュリ】でお送りします。


続く


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