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初夢

作者: 山本大介

 初夢見たい。


高鳴る希望

遙か蒼天の頂に立つ日本一の山

鷹が大空を舞い、

茄の舟が希望という名の大海を渡る。

そんな夢を・・・見たい


夢は見たい夢は見れない

見たい夢を見れる人はいるのだろうか

見たいと願えば見れるのだろうか

ならば、見たいという思いが足りないのか

見たい、見たい、見たい、とにかく目出度い夢を


駆け抜ける青春

飛び散る汗

告白の胸の高鳴り

苦しい失恋の夜

いくつもの日々を重ね至る今日


夢の中くらい

逃避の世界があっていい

だが、昔を思い出す事じゃない

夢を希望に満ちた夢を見たいんだ

見せてくれ夢を


頭皮・・・そうじゃない

別にふさふさに髪の毛が生えているそんな意味じゃない

嬉しいけど・・・

それは頭皮・・・

言っているのは逃避。


分かる?

どぅーゆーあんだーすたんど

前を向いて楽しいのを見せてくれ

どうした俺の脳内

混乱してるのか


初夢・・・。

見たことがないといって、焦らなくてもいい

でも、見て見たいんだ

初夢を・・・。

そして語りたいんだ


今年はいい夢見たよって

でも・・・

でも・・・

今年も初夢は見れなかった

これが現実


見せろ

見せろ

見てくれ

パンチラでもいいから

ちょっといい夢を見たかった


ゴー

ゴー

ゴー

ドリーム

ドリームカムトゥルー


なんで

見たいときに見れないの

夢・・・夢・・・夢

夢を勝ち取ろう・・・

見れないじゃんか


初夢を見て

俺、初夢、見たんだ

言ってみたい

いい夢見たぜ

ドヤ顔で言ってみたい


 夢というのは、眠りが浅い時にみる幻覚。

 Wikipediaによれば「(ゆめ)とは、睡眠中あたかも現実の経験であるかのように感じる、一連の観念や心像のこと。睡眠中にもつ幻覚のこと。」抜粋だそうだ。

 深いノンレム睡眠の時には現れず、眠りが浅いレム睡眠の時に見られるそうだ。

 ・・・つまり何だ。

 初夢を見ようと思えば、テレビの音をガンガンにつけつつ、部屋の明りを最大限に明るくして、ぼんやりうとうと感を出せばいいのか・・・そうか・・・そうだな。

 でも、まてよ、そんな事したら奥さんに怒られる・・・却下。


 いい夢みろよ。

 誰かが言った。

 ああ、見るさ、初夢。

 サムアップする俺。

 だが、どうだ。


 結果がすべてのこの世の中。

 結果が出せない俺は。

 ただの夢無し人。

 見れなかった。

 叶えられなかった夢。


 これは結論があるのか。

 オチはあるのか。

 どう着地させるのか。

 やれるのか。

 オイ。 


 2021の夜明けに。

 吠える。

 男の。

 モーモー(もう、もう)。

 牛人の嘆きがこだまする。


 ・・・・・・。

 ・・・・・・。

 ・・・・・・。

 ・・・・・・。

 オチてない・・・。


 どうする。

 どうする。

 君ならどうする。

 投げるか。

 捨てるか。


 のるかそるか。

 ただただ、悪戯に字数を費やすのか。

 それは愚の骨頂。

 意味はあるのか。

 答えはあるのか。


 そもそも答えなどいるのか。

 初夢見なかった。

 それだけの話じゃないか。

 初夢というタイトルに囚われ。

 身動きがとれなくなったおじさん。


 ・・・いるよ。

 ここに。

 おじさん。

 ・・・いるよ。

 そこに。


 怖い、怖い。

 誰がホラーにしろと言った。

 これは想定外。

 むしろ想定内。

 って、誰がラップにしろと言った。


 あまりやり過ぎると、病んでいると思われるぞ。

 ただ、オチが出ないだけなのに。

 よし、よし、(あきら)めて()めてやる。

 やってやるっ。

 いくぞっ。

























 初夢を 見れないことで このザマさ


 おあとがよろしいようで。

 


 だらりなってしまいました。

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