第一話
まだ人界には、何もなかった頃の話。人界は、神界軍と冥界軍の戦場になっていた。
神界の者には、光や水または草木など操り、冥界の者は、火や重力または毒などで戦いを何年何十年何百年と繰り広げた。
戦いが続くにつれて何もなかった場所には、山や海や砂漠、森、林など地形を変えて7つの大陸に変わった。
神冥戦が始まってから約5千年後、神界軍が勝利をおさめた。
神界の長 神王が冥王の首を右手で掲げ発言をした。
(我は、神界を束ねる初代神王なり。この戦は、終戦なり。これ以上の殺生は、断じて許さん。)
初代神王は、心が傷んでいた。冥界の主 邪神王は、戦を楽しみ殺戮をしまくったから神界軍も無抵抗では、すまず冥界側の者を殺生した為、この7つの大陸にたくさんの屍が出来た。神王は、もっと良い終戦の方法があったのでは無いか?と自問自答が続いた。
冥界の残党達は、冥界に作った光の監獄に封印された。
神王は、心の拠り所を求めた。神王と神界の家来達と協議した結果、戦場となった土地に6種属を作り人界の世界を作った。6種属は、7つの大陸の6大陸にそれぞれ分かれ生活していた。
6種属は、人属・竜人属・森人属・魚人属・土人属・獣人属である。また、派生して動物・魚・虫・魔物などの生き物も人界には存在した。