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時を遡る男  作者: 秋
6/30

手伝い

時の流れは早い。






あの発表から10年。






おれたちは同じ中学を卒業し同じ高校に入学した。






そして高校三年最後の夏。






香子「先生、この問題が分かりません・・」


遡田「先生、少しばかり脳みそを分けてください・・」


時田「馬鹿なこと言ってる暇があったら問題を解け、あと先生って呼ぶな」


三人で図書室に集まり勉強をすることがおれたちの日課になっていた。


時田は本当に頭が良く成績は学年でもトップクラスだった。


そんな優秀な先生に教わっているおかげでおれと香子もそれなりの成績を維持することができた。


時田「もうこんな時間か」


遡田「今日はお終いだな」


香子「ごめん!今日もお父さんの研究の手伝いがあるから先に帰るね」


遡田「またかよ、最近付き合い悪いぞ」


香子「ほんとごめん!もう少しで何か分かるみたいなの」


時田「落ちついたらその研究の話でも聞かせてくれ」


香子「うん!いつも勉強教えてくれてありがとね!」


香子は足早に図書室から立ち去った。


時田「帰るか」


遡田「そうだな」


残されたおれたちは二人で帰ることになった。






『私がこの手でタイムトラベルを実現させる』






堂島博士によるあの発表から10年。






未だその研究に進展は見られていない。

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