魔法をかけてよ
君のことが分かってきて 怖くなった
これ以上知ったらきっと好きになる
いつだってはぐらかしてここまで来たけど
もう何をしても止められないと気付いた
何が好みというわけでもない
見た目なんて全然タイプでもない
それでもある日歯車が噛み合って
君が好きだなんて答えを見つける
簡単に伝えられるような関係じゃない
一番伝えられない人でしかない
積もり積もる苦しさが痛くて
投げたしたいのに投げ出せないよ
君を誰よりも嫌いになれたら
君のこと一番どうにでもよくなれば
わたしは楽になれる? そうじゃない
きっともっと辛くなる未来しか見えない
君を誰よりも嫌いになれたら
君のこと一番どうにでもよくなれば
そんなことできる魔法があるなら
今すぐ知りたいよ
今すぐ教えてよ
また今日も君が好きなんだよ
君の背中を押しながら 怖くなった
いつかこの気持ちが伝わってしまったら
いつだってはぐらかしてここまで来たけど
きっと君の前からいなくなるしかない
一筋でも光を灯せたら
ふとしたとき思い出してくれたら
それくらいのことでしかなかった筈なのに
君が好きだなんて答えを見つける
簡単に打ち明けられる関係じゃない
一番伝えられない人でしかない
積もり積もる愛しさが苦くて
投げだしたいのに投げ出せないよ
君を誰よりも嫌いになれたら
君のこと一番どうにでもよくなれば
わたしは楽になれる? そうじゃない
きっともっと好きになる未来しか見えない
君を誰よりも嫌いになれたら
君のこと一番どうにでもよくなれば
いつか後悔してもいいから
魔法を教えてよ
また今日も君が好きなんだよ
好きになったことは間違いなの?
きっとそうじゃない
ありふれた一人の君が
とても素敵なひとだったこと
わたしは知ったよ
嫌になるくらい知ったよ
その答えだけは残していたいな
君を誰よりも嫌いになれたら
君のこと一番どうにでもよくなれば
わたしは楽になれる?そうじゃない
きっともっと悩んでる未来しか見えない
君を誰よりも嫌いになれたら
君のこと一番どうにでもよくなれば
今はそんなことできそうにないから
魔法を教えてよ
また今日も君が また今日も君が
どうしようもなく好きなんだよ
(C)Aoi Tact
すごく久しぶりにするっと書けた詩でした。
ずっともやもやと言葉が沈殿して、ばらばらのままいろんな場所に散らばっていたのが、職場復帰して環境が変わったせいなのか、最近ぎゅるんと勢いよくまとまり始めているような気がします。
深く掘り下げて考えなければ、恋していたということに気付かずに済んでたかもしれない、ということが、過去に何回かありました。
どうしてこんなにあの人のことを応援したくなるのか、どうしてこんなにあの人のことを心配したりはらはらしながら見守っているのか。
軽く受け流していれば何も分からずに済んだのに、少しひっかかりが出来てしまえば答えが出るまで考えてしまう。
そうして出した答えに自分で打ちのめされて、圧倒されて、衝撃を受けて、それまでの分一気にその人を意識しだして、空回りして(苦笑)
そんな苦しさも、いつかこうして作品という形にして供養できるのなら、抱えてきてよかったのかなあと、今になると思えたり。