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ばけもの子供の物語

詩 ばけもの子供の物語 工作

作者: 仲仁へび



 切って 貼って 繋いで 折って


 バラバラにしては くつけて


 壊しまくっては 作りまくる


 理想の完成 目指してまだまだ 


 理想通りに 仕立てたいから


 失敗 失敗 失敗ばかりで


 いつまでたっても 改善しない


 同じ所で躓いて だからすっかり解体慣れ


 何が駄目なの? どこが駄目なの?


 一人でもんもんと考える


 二人だったらよかったのにね


 三人だったらきっと解決


 だけど 一人でしか あれないから


 ばけものは 二人では あれないから


 三人になることなど永遠には無理だから


「ここは、人間しかいない、人間のための世界だから」


「だからずっと一つの頭で考えるよ」 


 切って 貼って 繋いで 折って


 バラバラにしては 作り出す


 繰り返し 繰り返し 作り続ける





「ストーリー」

 ばけものは一人で生きていかなければならない。

 いつか歩み寄ってくれた人間たちは、ばけものの近くにいてはいけなかったんだよ。

 もろい人間じゃすぐに死んでしまう。


 なら、死なないばけものをもう一体作ればいいのかな。



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