表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この連載作品は未完結のまま約4年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

異世界探検部

作者:からぷる子
私の朝の身支度は、枕に擦れて絡まった髪を梳かす所から始まる。容姿に自信を持っているわけではないけれど、人から褒められることが多いさらさらの黒髪は私自身も気に入っていた。いつも通り朝ごはんを食べて、着替えに歯磨き。いつも通り始まっていく生活も、放課後になれば少しだけ非日常の色を帯びる。
 異世界探検部。
恐らくこの学校以外には無いであろう個性的な部活名に違わず、その内容にもボランティア活動の他に「異世界へ転移した場合に備えたサバイバル訓練」というものがある。最初はその独特な雰囲気や部活内容に戸惑っていた私も、部長や他の部員の明るい性格のおかげで一か月もすればもう馴染むことが出来ていた。
「織絵!おはよ!」
「おはよう綾香。今日も迎えに来てくれたの?」
 家を出てからまだ数十秒。学校に行く道の最初の曲がり角を越えた頃、同学年の友達である綾香に声をかけられた。彼女は私が危ない目に遭わないよう何かと世話を焼いてくれていて、いつもこうして家のすぐ近くで待っている。こうして綾香と一緒に登校するのはすっかり通例となっているけれど、今日はもうひとつ人影があった。
「織絵、綾香。二人とも今日の部活には来るよね?」
 そう言って彼女の背後から顔を出したのは、異世界探検部の部長を務めているあさひ先輩。実は「部」という漢字がついているにも関わらず異世界探検部はまだただの同好会に過ぎず、あと一人部員を集めなければ部に昇格することが出来ない。最初は自分一人で発案した活動に私達二人を巻き込み、同好会という形で活動権をもぎ取ったのがこの人だ。
「あれ、あさひ先輩?」
「おはよう織絵。今日は学校に行く途中に相談しておきたいことがあるの」
 高身長の綾香とは対照的に背が低いあさひ先輩は、学年が違いにも関わらず綾香とは頭一つ分以上の身長差がある。しかしその態度はいつも堂々としていて、部活を引っ張る人物にふさわしいものだった。
「それで、相談事っていうのは来月のボランティア活動についてなんだけど…」
 予定の兼ね合いや準備すべき物など細かな点について話しながら、あさひ先輩も交えて三人で学校に向かう。その後ろからじっと私を見つめる男子生徒がいることに、私達三人は気付かないままだった。
※この作品はカクヨムにも掲載しております。
新たなる勇者?
2022/01/26 15:39
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ