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俺が入学させられた学園には最悪のシステムが存在する!  作者: 月野 虎
第1章〜私立真麗学園〜
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3・高校初めての日直

「ではまず改めて担任の私から、1年G組担任の西宮夏未(にしのみやなつみ)です。年齢は25歳で担当は社会全般です。よろしくお願いします。では次1番の浅葱くんからお願いしますね!」


 先生の自己紹介すぐに龍斗(りゅうと)に順番が回ってきた。


浅葱龍斗(あさぎりゅうと)です。得意科目は生物と保健体育です。特技はフリスビーを使う競技です。」


(馬鹿な俺だがなぜか生物と保健体育はいつも満点なんだよなあ〜)


龍斗(りゅうと)は自分の自己紹介が終わったあと受験の日に出会った女の子がいなかったら、ラブコメルートがそして楽しい学園生活がなくなるんじゃないかという心配のせいか頭を抱えたまま寝込んだ。


(高校は彼女欲しかったのに…)


結局他人の自己紹介を全く聞いてなかった。


 クラス全員の自己紹介が終わると、クラスの委員決めが始まった。その時もまだ龍斗(りゅうと)は話を聞いておらず西宮(にしのみや)は勝手に龍斗(りゅうと)一人だけを掲示板に掲示物を貼る掲示委員に任命したのである。それに気づいたのは終礼が終わる直前だった。なぜなら直前に自分の名前が呼ばれたからである。びっくりしてはね起きた。


「出席番号1番の浅葱それから2番の浅田(あさだ)、君たち2人は日直だ黒板を消して鍵を閉めて1階の職員室に持ってくるように!」


西宮(にしのみや)が言った。


「気おつけ礼ありがとうございました」


委員長が言った。挨拶が終わるとほとんどの生徒は下校した。西宮(にしのみや)は教室を出る直前、龍斗(りゅうと)浅田(あさだ)に2つのことを言った。


浅葱(あさぎ)はそこの後ろの席で寝てる奴を起して鍵を閉めて、浅田は今すぐ委員長の持田(もちだ)を追いかけて職員室まで連れて来てください」


と言った。


(あの委員長、持田(もちだ)って言うのかさっき先生に質問をしていた奴だよな)


龍斗(りゅうと)は思った。


先生が出ていくと龍斗(りゅうと)浅田(あさだ)は後ろを振り返った。すると1番後ろの席で女子生徒が寝ていた。とりあえず2人は先生に言われたこと実行しようとしたがとりあいず自己紹介を改めてすることになった。まずは浅田(あさだ)龍斗(りゅうと)に改めて自己紹介をした。


「とりあいず、一緒に日直になったのもなにかの縁だ。改めて自己紹介するよ。俺の名前は浅田一也(あさだかずや)一也(かずや)って呼んでくれ。あと今日鍵を閉め終わったら一緒に帰ろうぜ!」


「分かった。じゃあ俺も自己紹介する。名前は浅葱龍斗(あさぎりゅうと)俺も下の名前で龍斗(りゅうと)って呼んでくれ!」


「分かった。じゃあな龍斗(りゅうと)また後でな。職員室に集合だ!」


そう言って一也(かずや)は急いで教室を出て持田を追いかけた。

さあ、問題はこれからだ。とりあえず、前までのラブコメルートは一旦あきらめて切り替えることにした。龍斗(りゅうと)は寝ている女子生徒のところに移動した。


(ちっ、セーター着てるからさすがに透けブラはないか)


少し悔しがった。


(ただ出るとこは少し出てるなぁ)


そう思っていると。名案が思いついたようである。ポケットから折りたたみ式のプラスチックのフリスビーを取りだしその女子生徒の胸に向けて命中させた。


(これなら、起こせるし一石二鳥だ)


変態を通り越してただきもいだけである。すると女子生徒が起きた。龍斗(りゅうと)はバレないようにフリスビーをすぐにポケットにしまった。女子生徒は目を擦りながら、龍斗(りゅうと)の方を見た。ものすごく美人だ。


「あの〜私の胸にとても何かが当たったような感触があるんだけど何かした?」


「いや、何もしてないけど」


「ならいいけど、それよりなんで君以外の人いないの?」


「俺は日直だから教室の鍵を閉めないと行けないからだお前も早く教室からでてくれ!みんなはもうお前が寝ている間にもう帰っただよ」


「へ〜、分かったよ。けど君も1人で帰るの寂しいでしょ。なら私と帰らない?」


「悪いが下で待ち合わせしてる奴が居るんだよ」


「ならその子と3人で一緒に帰ろ〜よ〜」


(美人な見た目と違い随分とゆるい奴だな)


教室を出て鍵を閉めながら


「あー、分かったよ」


龍斗(りゅうと)は言った。


「ありがとう。私、園田雪羽(そのだゆきは)よろしくね。雪羽(ゆきは)って呼んでくれてもいいよ」


「じゃあ、雪羽って呼ぶわ。ちなみに俺は浅葱龍斗(あさぎりゅうと)俺も下の名前で龍斗でいいぞ!」


「分かった龍斗起こしてくれてありがとね。龍斗(りゅうと)が起こしてくれないと、教室に閉じ込められてたね私。私すぐ寝るの好きだからすぐ寝るんだ。だから今後も起こしてね」


「めんどくさ」


(雪羽(ゆきは)がG組の理由はそうゆうことか、クラスポイントこいつを起こさないと下がりそうだな)


前言撤回(ぜんげんてっかい)、やっぱりいいよ起こしてやる」


「ありがと」


そんな話をしていると1階の職員室の前に着いた。そこで一也(かずや)が待っていた。下駄箱の方で友達と待ち合わせして帰っている持田(もちだ)の姿もあった。職員室の前で待っていた一也(かずや)龍斗(りゅうと)が言った。


「待たせて悪い一也(かずや)。突然だけどそっちの園田(そのだ)も一緒に帰っていいか?」


「ああ、いいよ。あ、そうだ。先生が園田(そのだ)さんも一緒に入れだってさ職員室に」


「え、私?分かった。」


龍斗(りゅうと)雪羽(ゆきは)は一緒に職員室に入った。


「失礼します」


2人合わせて言った。西宮(にしのみや)の所に向かうと、


「君たち次からは寝たらダメだよ。寝たらクラスポイント減るからみんなの迷惑になるからね気おつけてな。帰り気おつけて帰れよ」


と言った。


「わかりました」


また二人そろって言った。職員室を出ると一也が暇そうにスマホをいじりながら待っていた。


「なぁ、龍斗(りゅうと)園田(そのだ)さん今から昼飯行かない?親睦(しんぼく)深めようぜ!」


「いいよ」


「いいよ〜」


その後3人は学園の丘の下の(ふもと)の駅まで歩いた。その間、龍斗(りゅうと)龍斗(りゅうと)にした自己紹介と同じように自己紹介をし、これ以降、一也(かずや)雪羽(ゆきは)のことを『雪羽(ゆきは)』と呼ぶようになる。園田雪羽も浅田一也のことを『一也(かずや)』と呼ぶようになる。


7月の2週目まであまり出せない日が続きます。週に一回出せるようにします。だいたい水、金、土のどれかの21時頃に投稿しますm(_ _)m次回6月23日21時頃

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