表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺が入学させられた学園には最悪のシステムが存在する!  作者: 月野 虎
第1章〜私立真麗学園〜
3/21

1・私立真麗学園の説明⑴

この章からは三人称視点に変わります。

 入学式中1人で席に座って浅葱龍斗(あさぎりゅうと)後悔していた。


(親が俺を更生されるために入れた学校なんだろくな学校な訳あるか)


なんて思っていた龍斗(りゅうと)であったがひとつ思ったことがあった。


(あの時隣の席に座ってた子もしあの子がいるなら、あの子にこの学校で出会えたなら俺のラブコメ展開あるんじゃないか?)


そう思った。そこからは嬉しくなって話を聞くことにした。式場の舞台の方に目をやると校長の話が終わり、白髪混じりのガッチリとした体格をした教員が喋り始めた。


「新入生の皆さん真麗学園(しんれいがくえん)への入学おめでとうございます。私は1年担当の学年主任の小路照容(しょうじてるかた)だ。よろしく、まず初めにこの学園のシステムに関してだがそれは後で教室に戻ったあと担任から連絡があると思う。なぜならクラスごとに諸連絡が違うからな。とまぁ言っても君たちはまだクラス分けすら知らないと思う。ただし、今ここで諸君(しょくん)らに私が伝えれることそれはこの学園が6クラスあるということだけだ。あとは教室棟の校舎の前にクラス分けが貼ってあるからそれを見てくれ!あとくれぐれも、この学園の何恥じぬよう3年間の学園生活を送ってくれ!以上だ」


「礼!」


普段、礼なんて適当にする龍斗(りゅうと)がこの人にはしっかりしないといけないと言うことが本能的に感じ取れた。


(クラスごとに諸連絡が違うってどういうことなんだろ?)


龍斗(りゅうと)は思った。


 入学式が終わると龍斗(りゅうと)は必死に受験の日で出会った彼女を探したけどいるしかしどこにもいない。


(まさか、落ちたのかなぁ)


結局見つからず、ほとんどの生徒が教室棟に入っていくのを見て、あわてて龍斗(りゅうと)もクラス分けの表を見て、


『1年G組1番浅葱龍斗(あさぎりゅうと)


と書かれていた。なぜG組なのかそしてこのアルファベットが何を意味するか分からないまま龍斗(りゅうと)は猛ダッシュで三階にある教室へ向かった。教室に入るとそこには受験の日にいた明らかに賢い子達ではなく、龍斗(りゅうと)と同等やそれ以下みたいな人達が教室の大半を占めていた。とりあえず、龍斗(りゅうと)は自分の席を確認して座ることにした。本当ならうるさそうなクラスなのだろうが、ほとんどが初対面なのか意外と静かだった。龍斗(りゅうと)が席に座ってすぐ担任が入って来た。


(あの時説明会にいたCカップの女の人ぽいな。ていうか近くで見ると若く見えるな)


そうしてその担任の女が教壇(きょうだん)の前に立つと


「皆んな席に着いてください」


少し偉そうな口調で言った。中には座らなかったりべらべらと喋ってる人もいたが担任の女がスタンガンをチラつかせて黙らせて席につかせた。全員が座ったタイミングで担任女が諸連絡を始めた。


「まず、始めに、君たちの担任の西宮夏未(にしのみやなつみ)です。よろしくお願いします。では、諸連絡を始めますね。まずここ私立真麗学園には6つのクラスがあります。上からそれぞれ上からS、A、B、C、Dそして君たちGです」


そう言って西宮(にしのみや)が次の話に行こうとした時、そこそこイケメンみたいなやつがどうでもいい質問をした。


「先生、なぜE、FクラスがなくていきなりGなんですか?あと、普通ならAが上ですよねなぜ1番上がSなんですか?」


「なぜか知りたいなら言いますけどとてもくだらないくて初めて聞いた時は呆れたんですけど、理由は創設者の喜名川与太郎(きながわよたろう)先生が某野球のゲームが好きでそのゲームで1番下の能力値を表す数値がGそして1番上の数値がSなのだからですよ。E、Fクラスがないのは大人の事情です」


その時クラス全員の頭の中が一致団結(いっちだんけつ)した。


(創設者(そうせつしゃ)馬鹿なんじゃ…)


クラス全員が頭の中で呆れた。




なるべく早めに続きだします。プライベート7月の頭まで忙しいので投稿まちまちになるかもです。m(_ _)m

明日の21時頃に続き出せます。

・追記

誤字を修正しました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ