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世界侵略  作者: りとかく
3/5

大きな壁

黒い液体は何人目か分からない勇者や賢者を飲み込んでいた。


富裕層の家は一通り飲み込み、めぼしい物は城しか残っていない。


黒い液体が城へ動き出そうとしたその時


体が2つに裂ける。


と言っても液体なのですぐにくっつく。はずだったのだが中々再生が始まらない。


「どこから来た、このバケモノが…」


目の前に立つのは複数の兵士を携えた、今までの勇者等とは格の違う荘厳な男が立っていた。


2つに裂けた片方を兵士達を喰わせ、もう片方が男に飛びかかる。


「不浄を滅せよ」


男が喋ると男の持っていた大剣が光り輝く。


そして目にも止まらぬ早さで斬られる。斬られた箇所から蒸発し、このままでは残らず蒸発してしまうだろう。


なので蒸発した部位を喰った。


蒸発は止まり、体を広がせて空に飛ぶ。


そのまま無数の矢の形になり男に降りかかる。


「邪気を排せよ」


光り輝く結界が男を覆う。


だがその結界は意味をなさず、矢はすり抜ける。


男は少し動揺した顔をしたが、すぐに回避し矢から逃れる。


男の後ろから黒い槍が音速を超えて貫こうとする。


しかし、男は大剣で槍を弾き後ろに居た兵士の無事を確認する。


「貴様…どうやって」


男は距離をとり、様子を伺ってくる。


黒い液体は白いものの姿に戻り、手には黒い剣を持っている。


白いものは剣で斬りかかるが、男とでは技量が違う。


「光よ、闇を払え」


大剣を横に薙ぎ、白いものに大きな傷をつける。


白いものは悶えだし、膨張し、口から何かを落とす。


それは10歳位の少女だった。


「…っ!エルラ…なのか…?」

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