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HONEY or TRAP 2  作者: 瑞希
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俺。

ガチャ…


じいちゃんが家の玄関のドアノブに手をかける。


…―ダダダダダダダダ…


『くらえっ!』


カチャンカチャンッ


おもちゃのピストルの音が鳴る。


俺だ。

小さい頃の俺がいる。

お気に入りだったトレーナーを着た俺がじいちゃんとのいつものやりとりをしている。

一瞬混乱するが、なぜか映画でも見ているかのような気分になる。


俺はじいちゃんの後をついていく。

ドアを開けなくても入れた。

透けた身体は物を掴むことも出来ないが、通り抜けることが出来るという利点があるようだ。


なぜだろう?違和感だらけなはずなのに少しの不安も感じない。

痛みも、眠気もない、空腹もない。

俺は死んでしまったんだろうか…?


じぃちゃんの後をついていく俺。

今のドアをカチャリと開けて入っていくじぃちゃん。


そこには…あの光景があった。




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