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HONEY or TRAP 2  作者: 瑞希
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幽霊?!

ただ呆然と立ち尽くしていた俺に気がつく人がいない。

俺には存在感はないようだ。


ふと気がつくと、今までと違う点があった。


今までの光の移動では実体があった。

感覚もあった。

なのに今回はひとつもない。

今ここで立っているのに足の感覚もない。


ふと自分の手を見ると透けている。


『あ、、 』


ついに死んだのか?!


俺は透けていて実体がないらしい。


俺は俺の体を触れるのに、周りにある草、木、柵にも触れずに通り抜けてしまう。


少し、自由になった気がしたのと初めての死の恐怖が這い上がってくる。


今、ここで俺は幽霊になってしまったのかもしれない。


透き通った肌、気づけば暑さも寒さもない。


お腹も空かない。


ただ、、、込み上げてくるのは人の温もりに触れたい衝動だけだ。


とりあえず人目につくことは心配しなくても良さそうだな。


日が暮れて影が消えていく地面。


この瞬間が俺は好きだったりするのだけど、今日は少し恐怖との戦いになりそうだ。


暗くなるにつれて、俺の身体も暗くなっていく。


まるで真っ黒い人形になるかのように。


…ガサガサッ


【!?!?】反射的に振り返る。


あ、でも俺今は見えないんだっけ。。。


少しの安堵と寂しさを同時に感じながら音のした方を見る。


すると…亡くなったはずのじぃちゃんがいた。

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