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新幹線の駅のある町

駅を通過して川を渡った所に卒業した高校がある。

一瞬で車窓を流れ去るグラウンドとプールを目に留める。


怒鳴り散らして地面に正座させた教師がいた。

藻の茂った緑色の水へ突き飛ばした女がいた。

告白は新幹線の音にかき消された。


町を捨て、一流大学に入り一流企業に入った。

走り続けたつもりだった。

それが今は運び屋。窓際だけれど車窓なだけましかもしれない。


新幹線の駅しかない町。

二度と足を踏み入れぬ町。

それが俺の矜持。


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