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とら・ブラ  作者: THIS
2/3

勇者達の日常

 二か月近くかかりましたが、続きを書かせてもらいます・


 つまらないものですが・・どうぞ。


 人物紹介もまた投稿します。

 一人の幼い少年がいた。彼は生まれつき・・不幸と言える存在だった。


 彼の身に降りかかる数々の災い。そのせいで家族を失った。


 仲の良かった両親も・・最愛の双子の弟もだ。


 身も心もボロボロな状態で彼はある場所で倒れる。


 もう死ぬ・・そう思った時・・一人の少女が彼を見つける。・


「だっ・・大丈夫ですか!?」


 それが彼の運命の分かれ道となった。




 それから十年後。


 その少年・・七星 勇斗はもうすぐある高校に入学しようとしていた。


 今日はその高校の下見のためにトランスポートに向かうはずだったのだが・・・。


「やっぱりこうなるかあああああああああっぁぁぁぁっぁぁ!!」


 彼は今・・絶賛逃走中であった。


 追いかけているのは・・銃を持ったギャング達。


 彼はトランスポートに向かおうとして迷子になった。


 そこであくびをしたら木から何故か鳥が落ちてきて、みごとに彼の上で着地。


 其れに驚いて石を蹴ってしまい、それが近くにいた野良犬の群れに命中。


 その怒りを買って追いかけられ逃げ回り、彼は飛び込んでしまった。


 彼らの銃器や精霊などのアイテム、そして違法化学兵器の取引の現場にだ。


 もう・・お互いにごまかしようもないくらいにばっちりと見てしまった。


 その口封じのためにギャング達が動き出したのだ。


「いけ!!逃がすな!!」


 彼らは必死で勇斗を追いかける。


 後ろから飛んでくる弾丸の雨。


 それを必死でかわす・・・かわす・・・。


 まるで後ろに目があるように彼は必死でかわす。


「なっ・・・なんで当たらないんだ!?」


 銃を撃ちまくっても当たらない。


 車やバイクに乗って追いかける者もいるが・・なぜか捕まえられない。


「当たり前だろ!!こんなこと・・何度も・・・もう数えるのが馬鹿らしいくらいに経験済みだんだからなあああああああぁぁぁぁぁ!!」


 この少年・・七星 勇斗。


 危険な連中に追いかけ回される事には・・・すでに日常のレベルになりつつある猛者である。


「どうだ参ったか、まいったかこのやろう!!」


――――マスター。なんども思うが・・それは決して自慢にはならないかと・・。


 そんな彼の悲鳴に何者かが語りかけてくる。


「やっ・・やっぱりそうかな?」


―――やっぱりではないですよ!!主様に選ばれてからずっと思っていましたが・・・よく平気ですよね?


 話しかけてくるのは二つの意思。


「・・・・はあ・・もうこれすらも日常になっているなんて・・・おかしいのは分かっているんだけど・・・。」


 もう何かを諦めた様子の勇斗。


――――・・・悟りの域ですな。


―――――強く・・生きてください。


「・・・二人ともありがたい言葉をどうもありがとう!!それと全然平気じゃないから!そこまで感性もおかしくなった覚えもないよ!!」


 そんな漫才じみた会話をするのを見て・・我慢ならなかったのだろう。


「ふざけやがって・・・。」


 ギャングの中の一人が手をかざす。


「だったら・・・・・これでも喰らえ!!」


 その言葉と共に・・勇斗に向かって無数の氷の刃が飛んでくる。


「わっわわわ・・エッ・・エレメンツ?」


 それはミラージュエレメからやってきた万物に宿る属性・・つまりエネルギーを操る術。


 精霊術・・またの名を・・エレメンツ。


 必死でかわすが・・地面に突き刺さらなかった分が勇斗をホーミング。


「これから逃げられ・・・る・・・・!?」


 それが傍の電信柱や止めてあった車などに次々と刺さっていく。


 だが・・・ホーミングしているはずなのに狙っている勇斗には全く当たらず。


「・・・・どういう・・・逃げ脚をしてやがる・・。」


 命中する寸前という神がかり的なタイミングで彼は横に逃げた結果だ。


「どいてな!!だったら俺様が・・・・・。」


 その言葉と共にもう一人が手をかざす。


 その言葉と共に・・・勇斗の身体が動かなくなる。


「・・今度はナノリストですかい!!」


 コロニ―移民団の中である人物がナノマシンを媒体にすることで、人工的にそれを操る術を発明した。


 そうやって超能力者となった物をナノリストと呼ぶようになった。


 ナノマシンにより、人本来の可能性が大きく飛躍し、新たな力を得た。


 今彼が捉えられているサイコキネシスもその中の一つである。


「・・・・・・えっと・・これは不味いよね・・・。」


 勇斗。ピンチである。


 だが・・・その割には慌てていない。


「どうしようか・・・。」


 考えるだけの冷静さもある。


 何しろ彼は・・・。


―――――お疲れ様です主様。ようやく到着したようです。


――――救援要請にもすっかり慣れてしまった。


「・・・・今回も変な物を切る事になるか・・・・。」


 と言う言葉と共に一人の少年が動けなくなった勇斗の傍に歩きながら現れる。


 全身黒。黒い革のロングコートに、黒いパンツ。インナーすら黒い。


 首元までの長さがある固く狼の毛並みのように癖のある黒髪に面構えは鬼のごとく少し狂暴そうである。


 その黒髪から短めだが、三本の角が一本は頭の上、後二本は頭の横とティアラのように並んではえている。


 それは狼のようであり、そして鬼のような少年であった。


 それが白い徳利をもって、やってくる。


「毎度毎度・・本当に飽きないよな。」


 彼の名前は黒白金くろしろがね剣志。


 角があることから分かるように彼は鬼だ。


「だったら、毎回毎回・・・好きでこんなことになっていないってわかっているよね?」


 その言葉にとっくりから酒を飲み、彼は笑って言う。


 断っておくが彼は鬼である。人間の常識は通じない。未成年でも酒は平気で飲む。


「ちがいねえ。おかげでこっちも退屈せずにすむぜ。」


「退屈しないって言ってくる人は非常に少数派だけどね!」


「だからこそ・・こうやって一緒にいられんだ。」


 苦笑と共に背中にくくりつけてあった剣を抜きつつ一閃。


 それもまた黒い刀身を持つ両刃の直剣。背中にくくりつける必要があるが、片手でも十分に扱える程度の長さの剣である。


 それと共に勇斗のサイコキネシスによる拘束が解かれる。


「おお・・・・。さすが・・・。」


 地面に着地し、身体を動かしながら勇斗絶賛。


「ちょっ・・ちょっとまて・・・。サイコキネシスを斬った?」


 サイコキネシスを行っていたギャングの一人は・・愕然としていた。


「おいおい。これくらいで驚くなよ。どんな力でもそれが確かに存在している物や力なら斬ってやる。例え・・・テレパシーでもな。」


 口元から牙を見せながらの獰猛な笑みに皆は一瞬引くが・・。


「うっ・・撃て・・撃ちまくれ!!」


 皆が今度は手にした銃から弾丸を放つ。


 短機関銃サブマシンガンなどもあり、かなりの弾幕なのだが・・。


「・・・・雑だな。」


 と、言いながら自分と勇斗に命中する分だけを剣の切っ先でまるでなで上げるようにして逸らしていたのだ。


「・・・・・・。」


 弾丸を切り払うのではなく、それよりも繊細な動作である。


 弾丸は逸らされ・・全く当たらない。


「だっ・だったら・・接近して散弾をぶちこめ!!」


 慌てたギャング達が車ごと突進してくる。


 その数・・五台。


「・・・・はあ・・。だからな・・・。」


 その車のわきを彼は歩いて通り抜ける。


「・・・へっ?」


 散弾を叩き込もうとしたはずなのに・・いつの間にか歩いて彼は彼らの背後にいたのだ。


「頼むから・・しょうもない物を俺に斬らせるなよ。相棒が嘆いていやがる。」


 と手にした剣を気づかうようになでるとともに共に車が・・バラバラに解体。


 ついでに言えば、中にいた者たちの服も銃もバラバラに解体されている。


 人は・・全く傷ついていないのに・・。


「さすが先生・・いい仕事です。」


「先生いうな。この程度・・出来る奴はたくさんいる。お前も知っているだろ?」


 そしてその剣と角を見てある人が気付く。


「まっ・・まさか・・・三本角の黒剣狼鬼トライホーン・ソード・ウルフ。」


 その名前に地球、それも裏社会に詳しい者たちは凍りつく。


 三本角の黒剣狼鬼。


 鬼。それは人に近いながら、人をはるかに超える力を持つ超人種にして希少種。


 その中に、子どもながら最強の剣豪がいた。


 数々の魔剣、聖剣・・そして神剣を所有している剣に愛されし鬼。


 その剣で数多くの死線をくぐりぬけてきたという。


 その剣の腕はどれだけ少なく見積もってもマスター(達人)クラス。


「へえ・・・まだ俺の二つ名・・通用するのか。」


 肯定する様子の剣志。


「まっ・・まさか生きていたのか!?」


 他のギャング達が怯んでいた時だった。


 口笛が聞こえてきた。


「?」


「あららら・・・。もう一人来たか。」


「あいつにしては遅いな。今到着なんて・・・。」


 ギャング達が戸惑っている中、勇斗と剣志はその主に心当たりがある様子だ。


 そして、その口笛の主はギャング達の後ろに降り立つ。


「・・・相変わらず騒がしいね。雑音が多くて分かりやすかったよ。」


 現れたのは少し線の細い少年であった。黒に近いこげ茶のパンツスーツを着て、その上から青いマントと広いつばを持つ白い羽がついた青い帽子をかぶっていた。顔を黒のマスクでかくしている。


 帽子からは綺麗な月の様な銀色の髪がなびいている。


 彼の名前はギンヤ・H・ダースリュン。


 またの名を・・・。


「かっ・・怪盗ブルーバード!?」


 ミラージュエレメで知る人と知る正義の大怪盗・・二代目ブルーバード。


 そして数多くの術を自在に操る事が出来るエレメンツ達の最高クラス・・・メイガスのエレメンツ。その上にそれとは別の特殊な力も持っている実力者。


 彼の名を呼んだのもその世界出身の者たちがいたからだ。


「怪盗だが知らねえが・・・邪魔するなら・・・。」


 皆が一斉に武器を構えようとする。


「・・・・・君達。僕の名を知っているのなら僕が演奏を終えてこうして背を向けている。意味はわかってくれるはずだよね。」


 皆は今更気付く。


「なっ・・ブっ・・武器が・・・ない?」


 手にしていたはずの武器がいつの間にか消えていることに。


「怪盗の心得一・・怪盗は手癖が悪いってね。油断大敵だよ。」


 その言葉と共に彼の足元にギャング達が持っていた武器が一斉に出てくる。


「・・・・・・・・・。」


「見事。この技は流石に俺も真似できねえ。」


「覚えない方がいいと思うよ。必要が無い人にこの技は・・業が深いし。己を律するのも結構大変なんだから・・・。」


 ギンヤは苦笑しながら剣志の賛辞を受ける。


「こっ・・こいつら一体・・・。」


 たった二人の少年に、数十人のギャング達は何もできない。


「しかたねえ。おい・・・あれをだせ!」


 その言葉と共に何もない空中に巨大な魔法陣が展開。


 そこから・・・身の丈二十メートルはある金属の人型が出てくる。


「これって・・ゴーレム?それにしては・・メカも入っているし・・・」


「多分コロニ―のガーディアンだ。その二つを合わせたってところじゃねえか?」


 そんな相手を見ても二人・・全く平然。


「・・・今日は大きい奴まで来ますか・・。」


 勇斗もまた・・まるで釣りをしているようなものいいである。


「・・・・・・・・・なんだこいつら・・?」


 慌てない三人にギャング達は切り札を出しているのにも関わらず・・嫌な予感しかしない。


「まあ・・・非常識な連中の集まりである事は否定しないよ。」


 そんな彼の隣で応える別の者もいる。


 その言葉共に・・・出てきたゴーレムが動かなくなる。


 そして・・・バラバラに分解して崩れ落ちる。

 

「なっ・・・・なんだと!?」


「・・・でも雑だね。量産品でももっときちんと作るよ。全く・・後で改良の指南でもしようか・・・。」


 其れをやらかした相手はそのゴーレムの出来きの悪さの方に憤慨している始末。


「・・げっ・・げええ・・・こっ・・・こいつは・・・。」


 それは紅い稲妻の様な少年であった。


 紅を基調とし、白と金が入ったラバースーツに日本のカブト虫の様な角と黒いバイザー付きの紅いヘルメットをかぶった彼。


 彼の手には銀の筒が握られており、その両先端からエネルギーの刃が伸びている。


 顔はヘルメットのせいで分からないが、その顔は苦笑しているようである。


「ラッ・・・・ライトニング・・・・ファング・・・。」


 彼の名前はライトニング・ファングこと・・・・レット・クリステル・ラナ。


 コロニ―で世間を騒がせ、数々の事件やコロニ―の重大な危機を解決した最強クラス・・カテゴリーSのナノリスト。


 またありえないほどの天才で、ある最強の科学者の唯一の弟子でもある。


「待ちやがれ・・・なんで・・なんでお前らが・・・・。」


 皆は戦意を喪失している。


 何しろこの三人は世界を救った者たち。死んだはずの者たちだった。


「残念だな。俺たちは生きている。」


「今も静かに・・・勇者と呼ばれるほど立派じゃないけど活動はさせてもらっている。」


「まだ・・倒すべき真の敵はいるから・・・・。」


 三人は生きている。


 本当に倒すべき相手がいる限り・・・勇者たちは死なない。


「それに、こいつは何度も死にそうになり、いつも大変ロクでもない目にあっている奴だぜ。だが、そんな中で俺達を助けた恩人にして兄弟をやらせるわけにはいかねえ。」


 剣志は剣を構える。


「信じられないくらいに不幸で苦労人だけど、良い旋律、魂を持っているんだ。だから彼を死なせたくはないのだよ。」


 ギンヤは細身の杖を手に出現させて、それを構える。


「あまりの運の悪さに、予想もつかない事をやってくれるからね。それ以前に彼は僕たちの家族・・兄弟なんだ。その危機に参上するのは当然なのはわからないかな?」


 レッドも光の剣を軽く振り回す。


「えっと・・・みんな・・すごいね。それと・・褒めているのか?」


 勇斗はそんな三人にただあきれるばかり。


「・・・・・・・く・・・ん?ふふふふふ・・・。」


 そんな中・・ギャングの一人が笑いだす。


「だったら・・・これはどうだ!!」


 その言葉と共に彼らの上空に巨大な船が現れる。


 巨大な鉄板で作られたクジラのような船。其れが宙を浮いていたのだ。


 ヒレのように見える翼と尾っぽのように見える推進装置、


 そして口に見えるのは・・主砲であった。


「・・うん。シップまで三つの世界の技術合同か。デザイン的には中々面白いけど・・・・性能に関しては・・こっちのあれの参考になるかな?」


 まあ・・この程度で四人はおどろかない。


 レッドはシップのデザインを評価し、性能についての批評を行おうとしていた。


「はあ・・文字通り釣れたか・・・クジラの一本釣りってありなの?」


 勇斗は嘆き。


「あれは斬り甲斐ありそうだな・・・。」


 剣志は剣を軽く奮って斬る気満々。


「・・・あれをテーマになんか歌が思い浮かぶかも・・おっとメモメモっと・・。」


 ギンヤは何か思いついたらしく、メモを取り出して何をかいている。


 むしろ・・・マイペースといえる。


「・・・・・・・・・・・ふっ・・ふざけやがって!だったら、その威力をその身で喰らいやがれ!!」


 その言葉と共にクジラ型のシップの砲門が四人に向けられ・・・。


―――――四人とも見つけた!!


 火を噴く前に何かが閃光がシップをぶち破りながら四人の前に降り立つ。


 それは黒く狼のような固い髪をした少年である。まだ背も低めで顔立ちも幼い。一応勇斗達と同じ歳なのだが、歳下に見える。


 だが、何となくだが彼の全身からみなぎる活力は見た目の幼さなど関係なく、皆に元気を与える。その暴れっぷりはまさに・・龍。恵みも災いも勢いが大切と言わんばかりの彼である。


 ちなみに来ているのは中華風の舞踏儀。白いズボンに、黄金の竜の刺繍が施された青い道士風の服と言う格好だ。


「また派手な登場だな・・・リュウキ。」


 彼もまた勇斗達の家族であった。


「みんな探したよ。マイカが怒っているよ。もうすぐご飯なのにって・・。ちょっとまってね。」


 そう言いながらリュウキはスマートフォンみたいな携帯端末を取り出す。


 それを操作すると・・その端末から光が出て・・一人の少女が姿を現す。


―――――兄さん達まだなの!?ご飯出来ているのに冷めちゃうよ!!


 まるで若々しい新芽を思わせるような柔らかく艶のある緑色の髪をした少女であった。おかっぱの髪に綺麗な桃色の花の飾りがついている。


 大変愛らしい彼女だが・・その彼女が怒っている。


「あっ・・いや・・・すまん。」


―――――――――まあ・・・・毎度おなじみの勇斗兄さんの災難なのは分かるけど。


 謝る勇斗に、毒気が抜かれた様子のマイカ。


―――――兄さん達・・後五分以内に、帰ってこれそう?


「安心しろ・・あの程度の連中一分・・」


「いや・・分もいらないでしょう。僕たちもいるし。」


「そうだね。戦力を分析してももう大した事ないし。」


 三人の勇者は同時につげる。


『秒単位で終わらせる。先に用意してまってくれ!!』


 その言葉と先ほどリュウキによって大穴が開けられたクジラ型のシップが墜落し、爆発したのは同時であった。


――――――はいはい。じゃあ・・待っているよ。なるべく派手にしないでね。


「こっちもやるよ。お腹すいてしかたない・・・。」


 リュウキもまた拳を打ち鳴らしてヤル気満々である。


「今日は唐揚げなんだ。早くご飯と一緒に食べたいよ。」


「リュウキの大好物の一つだったよね。そりゃやる気満々なわけだ。」


 勇斗もため息をつきつつ・・。


「少しこっちも本気を出すか・・。2人ともいいかな?」


―――――ええ。こちらはいつでも・・・。


―――――ただ・・私達を使うのはかわいそうではないのですか?


「・・・大丈夫・・問題ないよ。手加減はする。」


――――マスター。私達で手加減って・・・無茶なことを・・・


――――はあ・・まあいいですよ。こちらも加減を手伝います。


「いつも済まないねえ。2人とも・・。色々とつきあわせて・・・。」


 その言葉に勇斗を主とする二人は同時に告げる。


―――――マスター(主)と共にある事が我らの誇りですから。


 その言葉に勇斗は笑みを浮かべる


「こっちもいつも鼻が高いよ。シンガ、リュウセイ。」


 二人の名前を呼ぶと共に勇斗は己の武器を解放させる。


『ひいいいいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!?』



 それから三十分後・・ボロボロになったギャング達を警察が発見。


 彼らが違法な武器を持っており、アジトにもその取引の証拠がこれでもかと言うくらいに分かりやすくだされており、その組織はすぐに壊滅することになる。



 これは五人の勇者たちの日常の一コマである。





 次は魔王編になりそうですね。


 実はこの話は敵サイド以外には三つの勢力にはじめはわかれています。


 あと三つの視点を書いてから本格スタートになるかと思います。


 では・・また会いましょう。

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