表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩集

旅の途中

作者: 蒼山詩乃

世界は何もなくて 見えなくなる青空

さよなら愛しき人 もう二度と会えないなあ


満月が輝いて 照らされる闇

僕は旅を続けて 砂漠の上歩いている

ああ、なんだか名残惜しいな


寂しさは弱さを吐くものだろ?

勇気は惨めな自分を慰めるだけ

結局何も見えないな


ああ、僕らずっと道の上で

歩いたりつまずいたり立ち止まったり

繰り返して

見えない何かを探し求めてる


今まであった物はなんですか?

友情劣情感情未練

全部いつの間にか僕らの中で騒ぎ立てて

僕を叱りつけるんだ

弱音を吐いたって何も変わらない

さあ、手を繋ごうと


歩き疲れてやる気の無さを見せつける

心はどこかで見ているのかな

ならそれでいいや 何もかも失った


ある日とある少女に出会った

「そこで何をしているの?」

疲れちゃったんだ、放っておいてよ

彼女は何も言わずに僕の手を引っ張った


なんて笑顔の素敵な彼女なんだ

夢の中、彷徨い続けて

「ゴメンね、もう逢えない」

彼女はいつの間にか泣いていた


悲しみは誰かを頼りたいだけ?

憎しみは何処かにいる僕を殺すだけ

結局何も変わらないな


ああ、何を失ったのか分からない

才能才能才能?

分からなくなって

見えない何かに訴えている


今まで見つけた物はなんですか?

友情恋愛感情悲壮

すべてひっくり返されて誰かに会いたくて

僕は手を伸ばすんだ

こんにちはさよならまた明日

ほら手を繋ごうよ


夢の中手を触れた感触

彼女は今まで僕を見てきたことが分かった

声が聞こえたくて

何度も囁いた


今まで触れたものはなんですか?

温もり冷たさ身近にあって

言葉にならないぐらい大きい声で

「元気にやってますか?」

空に響く音、悲しみが混じった振動

それから僕は歩いた

何もなくなってもまた逢えると信じて


ふと思いついたものを書いたのですが書いた自分でも少しばかり感動してしまいました。自分の中からふとこんなものが出て来るなんて思わなかったです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 物語性が自分的にすごく好きです!! [一言] 皆読んでみるべき
2012/04/27 22:51 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ