旅の途中
世界は何もなくて 見えなくなる青空
さよなら愛しき人 もう二度と会えないなあ
満月が輝いて 照らされる闇
僕は旅を続けて 砂漠の上歩いている
ああ、なんだか名残惜しいな
寂しさは弱さを吐くものだろ?
勇気は惨めな自分を慰めるだけ
結局何も見えないな
ああ、僕らずっと道の上で
歩いたりつまずいたり立ち止まったり
繰り返して
見えない何かを探し求めてる
今まであった物はなんですか?
友情劣情感情未練
全部いつの間にか僕らの中で騒ぎ立てて
僕を叱りつけるんだ
弱音を吐いたって何も変わらない
さあ、手を繋ごうと
歩き疲れてやる気の無さを見せつける
心はどこかで見ているのかな
ならそれでいいや 何もかも失った
ある日とある少女に出会った
「そこで何をしているの?」
疲れちゃったんだ、放っておいてよ
彼女は何も言わずに僕の手を引っ張った
なんて笑顔の素敵な彼女なんだ
夢の中、彷徨い続けて
「ゴメンね、もう逢えない」
彼女はいつの間にか泣いていた
悲しみは誰かを頼りたいだけ?
憎しみは何処かにいる僕を殺すだけ
結局何も変わらないな
ああ、何を失ったのか分からない
才能才能才能?
分からなくなって
見えない何かに訴えている
今まで見つけた物はなんですか?
友情恋愛感情悲壮
すべてひっくり返されて誰かに会いたくて
僕は手を伸ばすんだ
こんにちはさよならまた明日
ほら手を繋ごうよ
夢の中手を触れた感触
彼女は今まで僕を見てきたことが分かった
声が聞こえたくて
何度も囁いた
今まで触れたものはなんですか?
温もり冷たさ身近にあって
言葉にならないぐらい大きい声で
「元気にやってますか?」
空に響く音、悲しみが混じった振動
それから僕は歩いた
何もなくなってもまた逢えると信じて
ふと思いついたものを書いたのですが書いた自分でも少しばかり感動してしまいました。自分の中からふとこんなものが出て来るなんて思わなかったです。