表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
50/155

さいころ

 空の茶碗を手に持って手前に置くと機嫌が悪いなぁと、錬金術師はぶつぶつ言いながら3個のサイコロを振って茶碗の中に放り込みました。カラーンと賽子が鳴り目が出ると、彼は不機嫌な顔をしました。

 箒乗りも発明家も錬金術師の弟子もずっと出目がでないまま周り続けているのです。

そしてこの回も、揃いませんでした。

「もうやめようよ」箒乗りが悲鳴に近い声をあげました。

「おれも嫌だ」錬金術師も同意しました。

「私もです」錬金術師の弟子も続きました。

「で・・でもせ・・折角作ったサイコロだし」と発明家がしょんぼりしました。

「正20面体のサイコロでちんちろりんが出来るかってんだ」

箒乗りは、サイコロを茶碗から取るとぽーんと放りなげてしまいました。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ