表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方現葉幻詩  作者: 風三租
第四部 セールスお断り
30/44

鬼面仏心、でも怖いよね。



 紫さんの家で過ごすこと数日、藍先生がすっかり大人しくなって、やっと幻想郷のお話ができるようになった。

 が、現在ここには面倒な事が二つある。

 一つは紫さんが夜行性なので、私もそれに合わせなければならないこと。おかげでここ最近自然光を見ていない。あれ、引き篭もりの私にとっては全然苦じゃないや。

 二つ目は、藍先生が神になれないと分かったショックで、無気力状態になっていることだ。せっかく式になったというのに、動かないんじゃ使い物にならない。紫さんが怒って式を外そうとしたが、元気になるまで待ってあげてと、全力で止めた。そしたら次第に動くようになり、紫さんは何も言わなくなった。


 結論。平和だね。


「藍先生ー。紫さんが内緒で油揚げ買ってきてたよー」

「ちょっと! 何言ってるのよ!」

「本当か!? 紫、さ、ま……。あの……、いいんですか? こんな私なんかで……」


 無理矢理式にされたこともあり、紫さんとの会話はぎこちない。というか、普段は全く話さない。

 藍先生は十秒に一回のペースで溜め息をついて、私が教えた家事を淡々とこなすばかり。一方紫さんは藍先生から目を背けているが、心はずっと藍先生の方に向いている。だからこうして私が橋渡しをしてあげると、ささやかな愛情劇が繰り広げられる。

 紫さんと藍先生って最初は仲が悪かったのに。一度手に入れると愛着がついてしまうという現象が起こっている。


「べ、別に藍の為に買ってきたんじゃないわ! 今日の私の主食にしようと思ったのよ!」


 ツンデレの定型文である。紫さんの主食がそうなら、自動的に私達の主食も油揚げになるのに。藍先生はともかく、私は遠慮願いたいメニューだ。

 藍先生、優しい上司でよかったね。


 ……それはともかく。

 私は例の話を持ち出す。


「紫さん。私がここに来た理由」

「……分かってるわ。幻想郷計画の手伝いがしたいのでしょ?」


 完成を早めたって私の知る幻想郷が戻ってくる訳ではない。そんなことは百も承知しているが、どうも幻想郷のことになると盲信的になってしまう傾向がある。それは今の私にとって、幻想郷で過ごした短い日々を再現することが、生きる目標となっているからだろう。

 人間だった頃の記憶は鮮明だ。一方で、妖怪になってからの記憶は曖昧だ。人間関係はしっかり覚えているが、細かい出来事は覚えていない。KAGUYAさんの一件のように、手がかりがあった上で思い出す必要がある時には思い出す。だが今全てを思い出せと言われても、不可能である。

 幻想郷を覚えていられるもう一つの理由は、私の首にかかっている秋姉妹的紅葉ペンダントがあるからであろう。何百年経っているのに全く色褪せていない。それはこのペンダントに神力が宿っているせいなのか。これを解放したらなんか出てくる仕掛けがあったら面白いのに。

 服の中にある紅葉に触れて、紫さんの目を真っ直ぐに見る。お互いの目が合うと、紫さんはにっこり微笑んだ。


「貴女に頼める事。それは――」

「それは?」




「――宣伝よ!」




・・・・・・・・・・・




 幻想郷創立を全国の妖怪に知らせて来いだって。人見知りな私には過酷な労働だ。

 そんな労働条件だけど、居ても立っても居られなくなった私は、翌朝すぐに八雲家を後にした。冷静になって考えてみると、追い出された感じがすごくする。

 八雲家にはワープしてきたので、私はこの辺の地理を知らない。森の中を闇雲に歩き回るしかないのだ。今回は明確な目的地が設定されていないため、道に迷うなんてことは起きないぜ。


 しかしだ。妖怪に会うにしても手がかりがないと動き辛い。

 私は情報収集のために、もう行くことはないと思っていた平城京を目指して歩いた。


 運が良いことに、そこに着くのには数日もかからなかった。というか水の山と紫さんの家が近かった。約二週間振りの平城京であるが、かつて安らかな日々を過ごしていた家はもう存在しない。

 私は重い足取りで門をくぐり、唯一私の知人が留まっている場所である、木葉組の建物へと向かう。ものすごく気が進まないけれども、他に行く場所がないので我慢。

 建物の周辺に見張りはいなかった。私は堂々と構えている分厚い門を開こうと思ったが重くて開けず、門の端にある小さな扉から敷地に入る。飛び石を渡って足音を殺そうとするも、バランスを崩して砂利に飛び込んだ。

 ……私はまともに家に入れないのか。


「こ、木葉様ァ!」


 大きいお友達に見つかった。

 様付けされているけど相変わらず恐いです。ツルッツルの頭は常に青筋が浮かんでいて、私はいつ殺されてしまうのかと震えるばかりです。その細い三角形の目で見られると、私は全身の血が凍ったように身動きがとれなくなります。


「おケガは有りませんかい! 肩ァ貸しましょうか!?」


 お友達が手を差し出してくる。

 その大きなおてては、私のありとあらゆる骨を簡単に折ってしまいそうなので丸まりたくなってしまいます。

 でも一人で立ち上がったら相手の好意を無駄にしてしまう。この世界において、好意を無駄にするのは死に繋がる。この手を取らなかったら、瞬間でオトシマエをつけられて私は死ぬんだ。ぎゃー。

 恐る恐る手を伸ばし、お友達の手に触れる。するとハエ取り草のごとく私の手を掴まれ、腕の力だけで私を立ち上がらせた。お、怒ってないよね?


「組長は今出かけてます。それまでワシらが持てなして差し上げましょう」


 それは困る。絶対に嫌だ。


「ありがとうございます……」


 でもね、現実なんてこんなものだよ。




・・・・・・・・・・・




「なっ……」


「おーよしよし。木葉様は甘えんぼですなァ」

「えへへー」


 あたし、木隠黒花が変装用具の買い物から戻ってくると、師匠が子分の吉田に甘えていた。


 ど う し て こ う な っ た 。


 いやまあ、大体の事情は分かる。師匠の横に酒瓶が置かれている。よく見ると「鬼殺し」の銘。一回あたしが飲んだとき、酔った勢いで建物を全壊させてしまったことから、今までずっと封印されてきたシロモノだ。子分に飲ませりゃあいいんだが、あれは滅多にない一級品の酒で、子分共が恐縮して飲んでくれない。

 で、師匠を歓迎する為に出したのか。前回はあたしがいたから出せなかったんだろう。

 飲めない酒を置いていても酒が泣くだけだし、一応は高級なヤツだから師匠に出しても恥ずかしくない。一石二鳥なんだけどねぇ。


「吉田ちゃん頭きれーだねー」

「分かってくれますか! この輝きは毎日手入れしねェと生まれないんですぜ!」


 アレは悪酔いする。でも前回の師匠もあんな感じになってたな。あたしが飲んだら大変なコトになる酒を、あの程度の酔いで済ませられるなんて、やっぱ師匠はスゴイ。会う度にあたしが出来ないコトをやってのける。あたしの師匠は永遠にあの人だ。


「うわぁ腕太いねー。石でも入ってるのかなー」

「はっはっは! こんなにあっても組長には勝てねェんですよ!」


 ……師匠って、吉田の事怖がってたから止めてあげようと思ったけど、楽しそうだし、放っておいていっか。




・・・・・・・・・・・




 爽やかな目覚め。多分お酒を飲んでしまったのだろうが、二日酔いはなく、目を閉じているのにもかかわらず妙に頭がスッキリしている。毛がないとかそういう意味じゃない。邪念がすっかり抜け落ちているのだ。今だったら浮けるかもしれない。

 そんな美しい心でぱっと目を開くと、私の精神を形容しているかのような素晴らしい半球があった。

 半球の球じゃない方には、細長い三角形の切り込みが二つ。その間を通るように突起があり、先端には穴が二つ。穴二つの両側には、斜めに走る細い線。それに挟まれるように並んだ赤い二本線。

 ――私は大きいお友達のヒザの上で寝ていた。そんな私をお友達は笑顔で見つめていた。


「ひぃっっっ! すいませんすいませんすいません」

「お。起きましたかい。組長はそこにいますぜ」


 お友達が示した方向を瞬時に向く。酔っている間にとんでもないことをしてしまったかもしれない。何しろヒザの上で寝ていたんだから。

 お友達の言葉の本当の意味は、「組長がそこにいるから今は手出し出来ねェけど、後で二人ッきりになったら折檻だコラァ」かもしれない。マズいマズい黒花から離れないようにしなきゃ。


「師匠、こっち来て」


 おお神よ! 私に救いの手を差し伸べてくれるのですか!

 私はすぐさま四足歩行で黒花の元に行く。なり振りかまっていられない。命を大事にしなければ。


「黒花ぁー」


 無事に移動は成功した。こんな思いをするなら来なきゃ良かった。


「師匠、旅に出たんじゃないの?」

「ああ、ちょっと聞きたいことがあって……」


 私は黒花に幻想郷創設の事、それに当たって妖怪の勧誘を任された事などを包み隠さず話し、ついでに黒花を勧誘してみた。


「そっか。妖怪が生き残る別の方法か。でもそれって、すごく悲しいコトじゃない?」

「え、何が?」


 幻想郷は楽園だ。そこにいた時に悲しみを感じた覚えは無い。


「現実と幻想を分ける壁なんでしょ? そんな所に引ッ越すなんて、自分を幻想の存在だと認めたのと一緒じゃないか」


 黒花は現実で生き残ろうとする妖怪である。そんな黒花にとって、幻想郷は逃げ道でしかないのかもしれない。

 人々から忘れられ、幻想郷に移る。それは概念の具現である妖怪にとって、自殺と等しい。でも自殺じゃない。待っているのは妖怪の望む美しい世界。それは天国、死後の世界と同じなのだろうか。


「そんな世界に頼るようじゃあ、妖怪の力は落ち込むばっかりだ。師匠には悪いけど、あたしは断っておくよ。あたしはあたしのやり方で通すつもりだ」

「……そう」


 幻想郷が生きる希望の私にとって、黒花の言葉はグサグサ刺さる。


「ああ、師匠! そんな残念そうな顔しないで! あたしがおかしいだけだから!」

「……うん。分かってるよ……」

「分かっちゃ嫌だけど師匠が元気になるならいいや!」


 この先勧誘を続けていれば、こうして断られる時も多々あるだろう。一回一回落ち込んでいたらラチが明かない。頑張らなきゃ!


「黒花! 妖怪の情報ってなんかない?」

「ない。……な、師匠! そんな悲しい顔しないでよ! 組の人間に探させるからさぁ!」


 幸先悪いスタートだ。




・・・・・・・・・・・




 ――時は平安。

 百年位の時間がふっとんだ。


 だって中々いい情報が見つからないんだもん!


 木葉組は平安京に移り、少しだけ規模が大きくなった。大きいお友達にもすっかり慣れ、今はみんな仲良しだ。純人間であるお友達は、世代交代していて昔の組員は残っていない。私と黒花は妖怪であることを隠す為に色々やった。

 第一に私は世代交代にかかる五十年間位は、別の屋敷を用意してもらって生活。物資の援助は黒花がひそかにやってくれた。都が平安京に移ると同時に、私は組の屋敷に再登場。敵意まる出しの二世は怖かったが、黒花への接し方を見せつけてやはり従順になった。

 第二に黒花は『変化する程度の能力』を使って、自分を老化させた。ヨボヨボの黒花は恥ずかしいと言って見せてくれなくて、実際に世代交代の過程は見ていない。それで後から聞いただけなのだが、変化した黒花を一世、変化していない若々しい状態を二世として、上手いこと世代交代をしたようだ。

 自分達が妖怪だってばらすと、内部告発者が出る危険性があったり、反感を不用意に買ってしまう恐れがある為に、これからもちゃんと世代交代を演じないといけない。


 さて、肝心な妖怪勧誘についてだが、誰も見つからなかった訳ではない。

 いるにはいた。平安京のでき始めに流行っていた噂を追ってみたら妖怪に出会えた。だけど近付けなかった。接近する方法を考えている内に退治されてしまい、現在に至る。


 まず、平安京に移った直後に現れたのは、妖怪土蜘蛛。ヤマメの時と一緒である。

 お偉いさんは平安京建設に当たり、先住民を強制退去させ、従わぬ者は土蜘蛛と称して排除。ヤマメの時の長期戦から学んだのか、事態がさくさく進んでいった。

 先住民も黙っている訳にはいかない。彼らは防戦ではなく、進んで戦闘を仕掛けてきた。度々街を襲撃され、人々の恐怖は頂点に。戦いは都の外で行われているが、見に行ったら巻き込まれるような激しさであった。

 そんな大規模な戦いは何回も起こせず、あっという間に土蜘蛛は全滅。抵抗するだけ無駄だったと思える位、短期間の戦闘だった。

 私は遠目から見ていただけだが、最後に残った土蜘蛛は八本の足を振り回し、迫る兵を一払いする程の凶暴さだった。とても近付けるような個体じゃないし、コミュニケーションも無理そうだった。後に聞いた話では、戦いに混ざっていた偉ーい人がやられてしまい、最後には別の偉い人が討ち取ったそうだ。

 人々が想像する姿をとった土蜘蛛。ヤマメも酷けりゃそうなっていたかもしれない。

 人が妖怪になるとは、どういう事なのだろうか。




 次に、宇治の橋姫。

 これまたパルスィと同種の妖怪。

 幸せに暮らしていたある夫婦がいた。妻の方はすでに身篭っていて、まさに人生最大の喜びを得ようとしていた時のこと。

 妻は夫の浮気現場を発見してしまった。

 子供が出来たんだから大丈夫であろう、と自分を言い聞かせていたら、ある日夫が別れを告げてきた。どうして、子供がいながら何故逃げる、あの女を選ぶのか、私よりもあの女が良いのか、憎い憎い私を捨てた男が憎い男を盗んだ女が憎い全て憎い。と、邪悪な感情に染まった妻は、夫と女を恨み殺すことを決意した。髪を鬼の角のように結わえ、全身を赤く塗り、鉄の輪を頭にのせて松明を身につけ、口でも松明を咥えた格好で、宇治の川に三週間程身を沈めた。

 そんな女を見た人は、恐ろしさの余り死んでしまった。しかもこの女、恨み殺す方法を神に聞いていた為に、生きながらにして鬼となっていたらしい。

 鬼となった橋姫は、そもそもの原因である男と女は勿論、京中の男女をも無差別に喰い殺していった。私も橋姫に接近してみたのだが、狂気に飲まれていて意思疎通の隙なんてなかった。危うく噛み付かれる所だったし。

 こんな嫉妬狂いの妖怪は、すぐに退治される。

 またまた偉い人が登場して、負けた。それを聞いた偉い人Bが、倒した。

 世の中は至極簡単。出る杭は打たれる。杭は無理矢理出される。杭が出ないようにするのはもっと簡単な事で、そもそも杭がなければ良い。

 だけどそれでは家を建てられない。

 パルスィは愛されているよね。良かったね。




 ――私が出会った妖怪は、この二体だけだ。見事に歴史が繰り返された。

 人間と妖怪は相容れないって事実を実感させられた。


「お、新しい噂が上がっているよ」


 木葉組情報網が、珍らしくヒットしたようだ。黒花は調査結果が書かれた紙をヒラヒラさせて、私を招く。道を極める人達の家に、噂調査部なるものがあるなんて、なんか複雑な気分。


「見せてー」


 やっと仕事ができるのか。紫さんから連絡は来ないし、ここは一丁、妖怪一匹誘い込んでデキる私を見せてやろう。

 黒花から受け取った紙にはでかでかと、「()の方、妖怪と繋がりがあると疑われし寺が一件」と書いてあった。シンプルでよろしい。

 しかし、人間と妖怪は相容れないって思った瞬間にこの情報。また悲しいことが起こるのかなー、と先入観がすごい。


「師匠、行くの?」

「うん。帰りはいつになるか分からないよ」


 行って勧誘して帰ってくるだけかもしれないし、問題に巻き込まれるかもしれない。

 私ったら他人のおうちに行くと留まる傾向があるから、数年戻って来ない可能性もある。

 お寺に寝泊まりするのかー。神道ちゃんの諏訪子神奈子はどう思うのかな。あ、今度守矢神社にも勧誘しに行かないと。


「……じゃあ今から行ってくるよ」


 無計画でも問題ない。だって私は数十年のお散歩をやり遂げた存在だから。

 それに最近、妖怪としての力が増している気がする。木葉組のおかげ?


「じゃーねー黒花。吉田二世もじゃーねー」

「師匠なら心配ないと思うけど、気を付けてね」

「行ッてらっしゃいませ木葉様ァ」


 ごっつい男に言われても嬉しくない。イケメソいないの? いじり殺しちゃる。


 ……残念ながらこの家にイケメソはいないので、私はメモを持って家を出る。吉田二世に買ってもらった甚兵衛は、動きやすくて心地良い。私に女物は似合わないとか言って買ってくれた甚兵衛。最初はむかついたけど、改めて女物を着た時に諦めた。ちくしょう吉田め、私をよく見ているじゃないか。

 この際私がイケメソを演じてやろうか? 一日中髪の毛をいじりながら過ごしていればいいんだよね? ケータイデンワーなるものがあればなおイケメソになれるけど、贅沢は言えない。

 私は髪をチリチリいじりながら街を歩く。貴族が蹴鞠で遊んでいるのを端からだぁーーーーっと間抜けな顔で見て、自分のイケメソさを主張する。まじおもろいんですけどー。

 植物からとれる柔らかい高分子化合物をぐっちゃぐっちゃ咀嚼するフリをして、横を通る牛車に意味もなく怒ってみる。どうだ私のイケメソっぷり。もうね、ちょろいよ。すれ違う人みんなが私を変な目で見てくるよ。やめよう。


 塀で囲まれて中が見えないおうちからは、和歌を詠む声や弦楽器の音が聞こえてくる。

 道幅八十メートルの朱雀大路に出ると、行き交う団体さんがいっぱい。赤とか青とか黒とか金とか、乗り物一つにしてもきらびやかに飾られていて、見ているだけでも飽きない。目が痛くなるとも言う。

 そんで、今日の目的は北のお寺だからって北に出口はない。遠回りなのを我慢して南の羅城門から退場だ。貴族達や商人達の間をかいくぐり、夢の国の出口へまっしぐら。

 いやあ、門から覗く平安京はすごいねぇ。活気があっていい街だ。




 うん、平安京は今日も美しい。






☆秋姉妹的宗教勧誘


「静葉です!」

「穣子です!」

「うおーーーー! あなたはカミヲシンジマスかーーーー!」

「信じていれば救われるのですーーーー!」

「ところで穣子」

「ん?」

「次はつるっぱげの楽園よ」

「ハゲとか言わない! 他宗教の悪口言っちゃだめ! 南無三されるよ!」

「穣子、ちょっと行って修行させてもらいなさいよ」

「嫌だよ! 信仰が増えるようなコトをしたいよ!」

「親交なら増えるわよ」

「……」

「……」

「……」

「……何か言ってよ」

「……椛と滝行でもしよ……」




あとがき。


イヤッタアアアアアアアアアアアアアアアア!

ギャアアアアアアアアアアアアアアアアア!

ヤッホォォォォォォォォォォォォォォォォォ!

ついに!

妖々夢エクストラをクリアしたぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!


でも紅魔郷のイージーはできない。おかしいなあ。




番外編が二つ溜まっているけど、どこに入れていいのか分からず保留。

章としてまとめるべきか所々にはさむべきか……


どうしよう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ