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ジーク、お願いしても良い?

結局増える奴隷達。

 


 この女参謀は買いだ!


「クリス、どう思う?」

「……使えるわね」

「そうだよな!」


 ダナスは確かに優秀な冒険者だったが、騎士達を集団で指揮するのは、未だに慣れていないみたいなんだよな。


「ジークが、正式に領主になった時に色々とやらせてみたいわ」

「リン、良……」

「異存はありません」

「リンは、ブレないな」


 クリスが、全力で頷く。


「決まった事だし……金貨30枚だ」

「金貨30枚が出ました。 他に居られませんか?」

「金貨35枚」

「金貨40枚」

「金貨45枚」

「金貨48枚」


 ……此処で勝負だ!


「金貨60枚だ」

「金貨60枚が出ました。 他に居られませんか? ……では、金貨60枚で落札です!」

「「「「「「「「「「「「「「おお!!!」」」」」」」」」」」」」」


 パチパチパチパチパチパチ……


 因みに、オークションでは「誰」が「何」を「幾ら」で買おうが、称賛を贈るのがマナーらしい。


 それで、司会が、そう言うとスタッフのお姉さんが「11」と刻印された札を渡された。

 多分、交換札なのだろうな。


 ……借金奴隷は、特に無くスルーした。


 オークションの最後にして、最大級の盛り上がりを見せる女性の特殊奴隷の出品が遂に始まった。


 ……最初は、男爵夫人みたいだ。


「此方の元男爵夫人は、とある国の出身でしたが、領地の飢饉に対応出来ず、借金を背負い返済が出来なかった為に奴隷となりました。

 そんな元男爵夫人を金貨1枚から!」

「金貨1枚」

「金貨2枚」

「金貨4枚」

「金貨……」


 ……出身国は明かさないみたいだな。


「金貨14枚が出ました。 他に居られませんか? ……では、金貨14枚で落札です!」

「「「「「「「「「「「「「「おお!!!」」」」」」」」」」」」」」


 パチパチパチパチパチパチ……


 こうして、元男爵夫人は落札され、この後は、その元男爵夫人の娘みたいで、金貨30枚で、先程の元男爵夫人を購入した者が落札したみたいだな。


 この後も、次々に元貴族の女性が出品され落札されていったが、爵位が上がれば落札価格も上がっていき、伯爵位からは桁が変わった。


「金貨320枚が出ました。 他に居られませんか? ……では、この元伯爵夫人を金貨320枚で落札です!」

「「「「「「「「「「「「「「おお!!!」」」」」」」」」」」」」」


 パチパチパチパチパチパチ……


 次に出品されたのが先程の元伯爵夫人の娘みたいで、先程とは違う誰かが金貨810枚で落札した。

 勿論、必ず母娘セットで出品される訳でもなく、元子爵夫人だけとか、先程の元伯爵夫人と娘とは無関係な元伯爵令嬢が出品されていた。


「此方の元侯爵令嬢は、とある国の出身でしたが、自国の政争に負けて、奴隷に堕とされた上で国外追放になりました。

 そんな元侯爵令嬢を金貨100枚から!」

「金貨120枚」

「金貨150枚」

「金貨200枚」

「金貨300枚」

「金貨……」

「……そんな!? ジークお願い!」

「分かった」


 クリスが理由も無く、そんな事は言わないからな。


「金貨1320枚」

「金貨1500枚だ」

「金貨1600枚」

「金貨1800枚だ」

「金貨1900枚」

「金貨2100枚だ」

「金貨2200枚」


 ……うぜぇ!


「金貨3000枚だ」

「……」

「金貨3000枚が出ました。 他に誰も居られませんか? ……では、この元侯爵令嬢を金貨3000枚で落札です!」

「「「「「「「「「「「「「「おお!!!」」」」」」」」」」」」」」


 パチパチパチパチパチパチ……


「ありがとう、ジーク」

「後で教えてくれよ」

「勿論よ」


 そんな会話をしていると、スタッフのお姉さんから「30」の番号札を受け取る。

 そして……


「さあ、いよいよ佳境です!

 次なる出品は尊き血を持つ……王女です!」

「「「「「「「「「「「「「「おおーーー!!!」」」」」」」」」」」」」」

「私も、これ程の尊き血を持つ奴隷が出品されるのは初めてです。

 私共からは多くは語れませんが、先程の元侯爵令嬢と同じ国からで、そんな元王女を金貨1000枚からです!」

「金貨1300枚」

「金貨1600枚」

「金貨2000枚」

「金貨2100枚」

「金貨2500枚」

「金貨2800枚」

「金貨3000枚」


 セットではないが、続いているという事は、多分だが無関係じゃないよな?


「ジーク、お願いしても良い?」

「クリス、勿論だ」

「ありがとう」


 クリスとそんな会話をしている間に金額は後半に入っていた。


「金貨6100枚」

「金貨6300枚」

「金貨7000枚」

「金貨7100枚」

「金貨7500枚」

「金貨7800枚」

「金貨8000枚」


 クリスの為にも落札しないとな。


「金貨8300枚だ」

「金貨8600枚」

「金貨9000枚だ」

「金貨9100枚」

「金貨9500枚だ」

「金貨9800枚」

「金貨10000枚」


 流石は交易王国だ!

 だが!


「金貨13000枚だ」

「金貨16000枚」

「金貨20000枚だ」

「……」

「金貨20000枚が出ました。 他に誰も居られませんか? ……では、この元王女を金貨20000枚で落札です!」

「「「「「「「「「「「「「「おおーーー!!!」」」」」」」」」」」」」」


 パチパチパチパチパチパチ……


「以上をもちまして、オークションを閉会とさせて頂きます。

 次のオークションでも皆様方にお会い出来る事をスタッフを代表して心からお待ちしております」


 そう言って、司会を務めていた者が深く頭を下げると、カーテンが閉まった。


 オークションに参加した人達が退場していく中で、俺は近くに来たスタッフのお姉さんを捕まえて、交換用の番号札を全て見せて言った。


「俺が購入予定の全ての奴隷を、奴隷環から奴隷紋に変更して、身体を洗浄して身嗜みを調えて、古着で良いから綺麗な衣服と靴を頼む」

「有料ですがよろしいですか?」

「構わない」

「畏まりました」


 1時間ぐらい待っていると、先程のスタッフのお姉さんが、俺達に声を掛けてきた。


「お待たせしました。 準備が全て整いましたので、ご案内いたします」





厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点とブックマークをお願いします。

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