表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

28/30

ジーク! 飼っちゃダメ?

主人公達がやっと……

 


 ……初夜はしていない。


 正直、ニーナと出逢う事も無く、王太子の婚約者でなければ……と考えていたクリスだ。

 この1か月間で充分に、俺にもクリスに対しての恋愛感情が目覚めた。

 しかし、妊娠すればランフィリア家に縛る事になると思った俺は、クリスにきちんと説明をして同意を得た。


「ちょっと寂しいけど、ありがとう」

「折角、俺を選んで辺境まで来たんだ。

 クリスの気持ちを大切にしたい」

「分かっているわ、ジーク」

「ありがとう、クリス」


 そんな会話をしながら、クリスはオーガ3体を無傷で討伐した。

 この3か月間で、クリスが戦乙女だと知った俺は、カレンに余っていた赤銅竜ブラウンドラゴン赤牙虎レッドファングタイガーを使ってクリスの装備を充実させた。

 クリスの装備は、武器は薙刀で、サブが弓矢で、防具は白色の軽鎧系で、飾り意匠に金を使っている。

 そして、クリスもリンと同じ綺麗系の背が高い方だから、2人が並ぶと双璧って感じだ。


 クリスに聞いたら、王立学園に入園するまでは熱心に鍛練もしていたみたいで、戦闘の先生を5人も変えたらしい。

 勿論、これは先生から「もう、私が教えられる事は有りません」と言われたからだ。


 ……要するに、努力する天才ってやつだな。


 当然、同じ様に魔法の方も6人も先生を変えたらしい。


 それと、近接戦闘もしっかりと学んだみたいだが、公爵から禁止されているらしく、薙刀の中距離より近接しない様にと厳重注意されているらしい。

 もし、破れば戦闘の鍛練を禁止されるから守っている内に、すっかり自分の距離が薙刀の距離になったみたいだ。


「……そ、そんな私に、汗も掻かずに勝つジークは何者なのよ!」

「普通の人族だよ」

「「「「……え!?」」」」

「何故、サラ達まで?」

「クリスちゃん。 私、気持ち分かるよ!」

「サラちゃんも?」

「うん。 幾ら何でも強過ぎるよ」

「カレン!」

「実は……サラ達と同意であります!」

「リン!」

「私が仕える方なのですから、強くで当然です」

「「「リンがブレないっ!」」」


 因みに、こんな会話をしながら、クリスとサラ達は3匹のオーガを解体している。


 そんな中、俺はオーガキング相手に完全な舐めプをしている。

 内容は、攻撃手段を「蹴り」で、首から上だけにしている。


 ……まあ、修羅○門も愛読していた俺には死角が無いがな。


 約5分後に、魔力を纏わせ龍○で首を刈り斬る。


 さて、俺達がモンスターの討伐をしている理由が、親父がランフィリアの領主に復帰したからだ。

 クリスの結婚に便乗して、王城での仕事から解放させたらしい。

 そんな訳で、俺は領主代行から解放されて、自由時間を取り戻した。

 それに、俺への悪評が下火になったとはいえ、まだまだ敬遠されているし、特に社交界には!


 そんな俺達が始めた事が、ラノベ主人公達と同じで「世界への冒険」だった。


「ジーク君、解体が終わったよ!」

「ジーク殿、終わったであります!」

「ジーク様、解体が全て終わりました」

「ジーク、解体が終わったわ」

「おう!」


 それで、俺達専用の馬車を用意した。

 当然だが、限界まで魔改造フルチートしたよ。


 スプリングは当たり前で、車輪には打撃や斬撃に、魔法にすら強い耐性を持つモンスターの皮をタイヤ代わりに使ったし、馬車本体はエルフ族に融通して貰い、木材としてエルダートレントを使い、金属部分はドワーフ族に結婚祝いとして、秘術で精錬された魔鋼鉄と聖銀鉱物ミスリルの混合物を使った。

 更に、エルフ族の女王から結婚祝いとして、馬車の中を空間拡張をして貰い、本来は5畳の広さなのだが、馬車の中身の広さは2LDKに変更され、奥に設置されている扉を開けると、中は8LDKになっていて、台所や風呂にトイレ等の水回りも完備している。

 更に更に、獣人族からの結婚祝いで、秘宝扱いの樹液を馬車の全てに塗った事で、第4位階の攻撃魔法や、Bランク上位の冒険者の打撃や斬撃に余裕で耐えられる補強となった。


 そして、此処まで魔改造フルチートしたのに、外見は地味!

 コレ、重要だぞ!

 テストに出すからな!


 決めの一撃と言わんばかりに、獣人族の聖域に棲まう聖狼「グランヴォルフ」の若い雌を連れて来て、俺達に「馬車を引く馬代わりに使ってくれ」と言いやがりました。


「「「「……はあー!?」」」」


 見た目は、Bランク上位のグレートウルフの亜種で、俺を見て粗相して、腹を見せ屈服し、クリス達に逃げて、救いを求めて懐いた。


「クゥ~ン。 クゥ~ン。 クゥ~ン」

「ジーク、飼っちゃ……ダメ?」


 ……仕方ないか。


「馬車の馬代わりに飼うよ」

「やったー!」

「ウォン!」


 馬車の中の家の内装や家具等の準備が終わると冒険の旅へと出発した。


 自国や、双子の弟妹ていまいが通っている王立学園を擁する「アポリクス王国」は避けて、西の隣国「ガルシアナ王国」を目指した。

 このガルシアナ王国は、商業寄りの自由都市みたいな国で、種族の差別も無く、難易度の高いダンジョンも存在する為に自国以上に栄えている王国だ。

 先ずは、そこを目指す事にしたのだが、メジャーな主街道を止めて副街道を使ったのだが失敗した。


 クリスがオーガ3匹を討伐して、今日の目的地の都市「ドルンバル」まで馬車で2時間の所で現れた。


 ……テンプレな盗賊共だ。


「おい! 命が惜しかったら、服と靴以外を置いて消えな」





厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点とブックマークをお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ