そうでありますが!
あの鍛練法は、効率が良いと思う。
3人を、もう少し説明しよう。
サラ=ノルニア(140歳)
エルフ族の王国「アスガルズ」で、王族直属の近衛騎士団団長の三女で、エルフ族にしては胸部装甲が厚く緑髪の翡翠眼で、将来はエロフ間違い無しの容姿と、エルフ族らしく森での狩猟が得意で、薬草に関する知識も豊富で、ポーション等も作製する事が出来る。
そして、エルフと言えば「精霊魔法」だが、こちらも将来有望で、一流になれる素質を持っている。
性格は、エルフ族らしく自然を愛し牧歌的だが排他的な部分も有るが、根は優しく他者を慈しむ心を持っている。
後、エルフ族的には140歳は、かなり若い為に、甘えん坊な所がある。
カレン=ガンドルフ(14)
ドワーフ族の国「ニダベリード」で、全ての鍛冶工房の取締役をしている「工房頭」をしている男の次女で、短めの赤髪で鮮やかな紅眼だ。
彼女は、男で生まれていたら、次期工房頭に選ばれる程の鍛冶の腕前で、普段はダナス達の武具を作ったり修復等をしている。
勿論、今、俺も含む4人の武具は彼女の作品で、彼女自身の武具は騎士寄りだ。
要するに、戦闘時にはタンクを担当している。
それと、語尾が特徴的だが、これは幼少期に読んだ童話が原因で、本人は直す気は無いらしい。
性格は、素直で真っ直ぐだが、ドワーフ族特有の職人気質でもある。
それと、既に合法○リ確定だったりする。
リン=イシュタリア(15)
獣人族の王国「アニマザード」の種族の1つである猫人族の族長の長女で、一族で情報に関する仕事をしている。
彼女もまた、歴代でも最高の素質を持つと言われている。
一族で情報に関する仕事をしていた為か、庶務から秘書まで、OL系の仕事も熟すから、普段は俺の秘書をしている。
それと、裏の情報に関する仕事もやっていた為に、正統な戦闘も暗殺者的な戦闘も出来る双刀使いだ。
外見は、青髪の瑠璃眼の真っ直ぐな長髪で、年齢の割に長身だ。
胸部装甲は標準値で、仕事中の顔も綺麗なのだが、鋭利な氷系微笑だ。
イメージ的には、幻影旅団の糸使いと、ぬらりひょんの孫の羽衣狐を足した様な感じだ。
……閑話休題
「改めて書簡を読んでくれ」
「「「はい」」」
3人が読み終わるのを待って聞いた。
「どう思う? サラ」
「スタンピードの可能性があるかな?」
「カレンは?」
「同意見であります!」
「リンは?」
「同じく」
「そうだよな。 多種多様なモンスターが周りのモンスターを無視して暴走するなんて、スタンピードの可能性が高い」
「そうなると……」
「ああ、リン。 最後尾に強力なモンスターが控えているだろうな」
「どうするの、ジーク君」
「俺達は、日々の鍛練は欠かしていないんだ。
たっぷりと暴れてやろうぜ」
……決まった!
「ジーク様。 日々の鍛練って……」
あれ?
「そうでありますな」
「アレを鍛練とは言いません!」
「そうだよ! 世間一般的な鍛練の後に、1対3で致命傷直前までするのは、鍛練とは言わないよ!」
俺のスキル「身体回復」は、「超回復」に進化したから、龍珠Zの鍛練方法を模倣しているだけなんだけどな。
世間一般的な鍛練で、体力も魔力量も残り1割まで削ってから、3人と真剣な実戦をやっているだけなんだよな。
「まあまあ。 そのお陰で、皆も強くなったから良いじゃないか」
勿論、アルス式鍛練法も取り入れている。
1対3で互角以上になると、1対1で互角になるまで続ける。
そして、また1対3を繰り返す事で、俺達4人は戦闘力の急成長を果たした。
「そうだけど~」
「そうでありますが!」
「確かに強くなりましたが……」
「強くなれば、それだけで死亡する可能性が、低くなるから良いじゃないか」
「「「……」」」
俺は思わずニーナを思い出して、表情を曇らせてしまって、察したサラ達が黙ってしまった。
御者からノックされ、小窓を開ける。
「ジークハルト様、今日の野営地に到着します」
「分かった。 到着次第、野営の準備を」
「畏まりました」
「そういう訳だ」
「分かったよ」
「分かったでります!」
「分かりました」
御者が告げた通り、30分程で今日の野営地に到着した。
そして、各自が野営の準備を始め、俺や3人の野営の準備が完了した。
夕食も終わり談笑していると……
ガサッ!
「誰だ!」
「都市ミズガルドの者です」
現れたのは、隣接するエルフ族の都市ミズガルドの者だった。
「どうした?」
「モンスターの侵攻が予想よりも早く、我がミズガルドの外周壁に到着しました」
「な!」
「ジークハルト様、同胞を……」
「おい!」
倒れた!?
「小治癒……傷は塞がったみたいだが、ダメージが深く目を覚まさないな」
「ジーク君……」
「俺達4人は先行する! 皆は、明日の日の出で出発しろ」
「「「「「「「「は!」」」」」」」」
「彼女は、俺達の馬車に乗せ、介護をしてくれ」
「畏まりました」
「では、俺達4人は先行する!」
ダナスとアザミは、都市防衛の要として留守番だが、母さんも必然的に都市防衛に回っている。
それで当時、母さんが「殲滅姫」と呼ばれていた事を聞こうとしたら、笑顔のまま死神の鎌をイメージする殺意を感じたから聞いていない。
厳しくも温かいメッセージを待っています!
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