その40「書ける人、書けない人、書きたい人、書かない人」
新連載、見事に読まれませんね。
いや、文芸ヒューマンドラマ、男主人公とくれば、ハイ却下、なんでしょうけどね。
いや、貴重な読書時間を、駄文を読まされて過ごさなければならないなんて、確かに耐えられません。
まるでマズいラーメンをカネ払って喰わされるようなモンですから。
しょうがない。番宣するかぁ。
編集「はい、始まりました企画もの第40弾。皆様いかがお過ごしでしょうか?」
白河「どうも、二流作家の白河夜舟です。よろしくお願いします」
編集「3月から、新連載を開始されましたね」
白河「そうですね。新しい季節に向けて、気分一新というヤツでしょうか」
編集「来々軒繁盛記 ~ 寒くなったねぇ。ここで、熱いラーメンを一杯、食べていきなヨ NコードはN8492LV ですね」
白河「いきなり、番宣みたいですね」
編集「ラジオ的には、こういう番宣は、ゲストに最後に一言、何かありませんか?と話を振るのが王道なんですけどね」
白河「その39 ラジオ的な小説について ですね」
編集「やはり、小説とラジオは、ちょっと違いますので。読者様には、こういう話を読んだんだな、と納得して頂くのが編集者の務めなんですよ」
白河「それ、編集者の務めなの?」
編集「僕は、そう思ってますけどね」
白河「いや、番宣は、正直、助かります。思ってた以上に読まれないんで」
編集「やっぱりね」
白河「やっぱりなのかぁ」
編集「なろうで読まれるのは、やっぱり異世界恋愛ざまぁ系。そういう読者層が大半でしょう」
白河「だよなぁ。いや、感想が欲しいなんて贅沢言わないから、せめて評価とブックマークでいいから欲しいっす」
編集「欲しがりは宜しくないか、と」
白河「そうなんですけどね。ま、地道に宣伝しながら、コツコツ書いていきますよ。中身には自信があるんで、そのうち芽が出るでしょ」
編集「期待してます。さて、本題を進めて頂いても?」
白河「(そっちで前振りしといて、話を切り上げるのかよ)はい、タイトルですが」
編集「4種類に分別できる、ということですか?」
白河「いえ、もうチョイ複雑です。書ける人×書きたい人、書ける人×書けない人、書ける人×書かない人、という複合系です」
編集「書ける人×だけで3種類ですね」
白河「で、他の組み合わせとして、書きたい人×書けない人、書きたい人×
書かない人の組み合わせの2種類」
編集「最後は、書けない人×書かない人、ですね」
白河「はい。この6種類に分けることが出来ますね」
編集「んと、この分析に、なにか意味が?」
白河「あると言えばあるし、無いと言えば、無いですね」
編集「ん-興味半分、読むのやめようが半分、ですね」
白河「(なんて冷たい奴め)この分け方を、創作と、感想やその他に分類しますので、区分は倍になります」
編集「まだ増やすんですか!」
白河「まあ、本作品は“感想講座”でもありますので、その辺は触れておかないといけないのですよ」
編集「ま、まあ、そうですね」
白河「書ける×書きたい=作家なんですよ。作品を書き残しているのが大きい。それは否定できないでしょ」
編集「そりゃそうですね」
白河「なので、書けば、もう作家なんです。そういう場を小説家になろう様が提供して下さっているんですから」
編集「いやぁ、はいそうですかって、そんなに書けるもんじゃありませんよ」
白河「なので、創作と感想は分けて考えます。創作は出来なくても、感想は書けるでしょ。書ける×書きたいの側に、立つことが出来るんですよ。だって感想を“書いた”んですから」
編集「いやぁ、白河さんはともかく、感想を書くのって結構大変だと思いますよ」
白河「みたいですねぇ。おれは、依頼を受けて感想書いたり、イチオシレビュー書いたりしてますし、書く事をそんなに苦にはしてないですけどね」
編集「ちょっと待って下さい。依頼を受けて、じゃなくて、勝手に書いてるんですよね?」
白河「い、いや、まあ、依頼されることも、あるにはあるんデスヨ?(コイツ鋭いな)」
編集「どうかなぁ…?」
白河「それはさておき、書けるのに書かない人は、ハードルを自分で高く設定しているんだと思います。創作でも感想でも、書けるなら書いた方がいいんです」
編集「でもねぇ、うかつに書いちゃうと、白河さんに下手くそとかここがヘンだとか書き方がなってないとか言われちゃうんじゃないんですか?」
白河「い、いや、おれはもう少し優しく指摘します、よ?」
編集「そうかなぁ。結構ガチで殴りに行ってる気しかしませんけど」
白河「そんな野蛮な。いや、読まされる方の身にもなってくれよと、言った事はありますけど…」
編集「あるんでしょ?」
白河「まあ、言われた方は、結構、グッサリくるんだろうな、とは思うんですけど。作家は感受性の塊みたいな人が多くて、しかもみんな一国一城の主ですからね。そうじゃないと、創作なんて中々出来ませんからね」
編集「そして、書けるのに書かない人になってしまうんですね?」
白河「そうなんですよね。まあ、創作は続けるけど、感想は受け付けておりません、と×(バツ)看板を掲げられている事も、よくありますね」
編集「散々、なじられてきたんでしょうね」
白河「そんな気がします。ホント、作家って人種はナイーブなんだからさ。もっと優しく感想を書いてあげて!」
編集「自分に言ってます?(鉄面皮の白河のくせに)」
白河「いや、もう少しだけ、世の中が優しくなったらなぁという願望です」
編集「で、残り3種類ですね」
白河「書きたいのに書けない人は、書き方が分からなかったり、どうやって書けばいいのか分からなかったり、何を書いたらいいのか分からなくなったり、ですね。
おれも、ネタがなかったり、スランプに陥ると、この分類に入っちゃいますね」
編集「ああ、なるほど。書きたいのに書けないは、スランプも含まれますね」
白河「同じように見えても、書きたいのに書かない人は、放っておいても大丈夫。それは単なる充電中、INPUT中ですから(その15 INPUTとOUTPUT)」
編集「違いがあるんですね」
白河「なので、書けないともがいてるなら、充電してるんだと思えばいいんですよ」
編集「そうやって、サボル口実にしてるんですね?」
白河「うっ…(今日はいつもにも増して冷たいなぁ)」
編集「最後は、書けないし書かない人、ですか」
白河「世の中の大多数は、この分類。読者全般です。でも、キャスティングボードを握っている、一番強い人たちですね。この人たちに支持されるものを
、読まれるものを、ブクマや評価を付けて頂ける作品を書いていけるかが、一流作家と二流作家を分けるカギですので」
編集「で、迎合しない白河さんは、二流作家なんですね?」
白河「(言うと思った)その通りです。作家なんて、自己満足で充分ですよ。でも、評価とブックマークは欲しい、欲しいんだよー」
編集「だから、欲しがりは宜しくない、と」
白河「はい。真面目に頑張ります、書き続けます」
編集「ぜひ、そうして下さい」
白河「(うん、今日は随分と冷たい対応だな。ぜひ来々軒繫盛記を読んで貰って、温まっておくれヨ)」
編集「さて、お時間が来たようです。また次回、お会い致しましょう」
白河「また聴いてくださいね。ではまた―」
(続く)
編集、ナニ怒ってるんだ?
ああ、書きためた連載物に詰まっちゃったんで、昔に書いた小説のリテイクに逃げたおれのことを怒ってるのか。
だってしょうがないだろ、書けないもんは書けないんだし。
どっちにしろ、続きを書こうとは思ってたんだよ。
もうすぐ新学期、新年度、卒業の時期だし。
新連載を始めるには、丁度いい時期なんだよ。
いい加減、大人になれよ。
編集「何を偉そうに」
白河「そうやって怒るお前のメンタルが、よく分かんねえよ」
ちなみに、× は“書ける”と読みます。
説明不要ですが“掛ける”じゃないです。




