その22「作品の世界観への感想」
初めて読んだ時、衝撃を受ける世界観でした。
いえ、そんな大したことじゃないんです。
ないんですけど、結構考えさせられました。
直接、感想も書きましたが、書き足りないんで、ここに吐き出しておきます。
編集「はい、始まりました企画もの第22弾。皆様いかがお過ごしでしょうか?」
白河「どうも、二流作家の白河夜舟です。よろしくお願いします」
編集「作品の世界観の感想に、悩みを持つんですか?」
白河「普通は、持たないですよね。以前に読んだ作品に、ちょっと引っ掛かりを覚えてまして。常に脳内の5パーセント位を使って考えてました」
編集「(なんですかその数値)そうなんですね」
白河「小説の世界観と実際の感覚は、当然ですが一緒じゃない」
編集「そりゃそうでしょう」
白河「なんなら、住んでいる地域や国が変われば、そうした感覚も違う」
編集「でしょうね」
白河「なので、そういう部分に文句を言ってもしょうがないですよね」
編集「そうですね。なんかあったんですか?」
白河「ん-お風呂に入るシーンがあります」
編集「いいじゃないですか」
白河「貴族とかも入る、共同浴槽らしいのです」
編集「まあ、あるんじゃないでしょうか。ローマ人の風呂好きは有名ですもんね」
白河「ええ。なので身分の高い方でも、共同で入浴は、可笑しくはない。むしろ、社交場の役割さえ果たしそうです」
編集「普段言えないことを語れる、文字通りの裸の付き合いですね」
白河「ですね。で、この作品でも女性二人で入浴するのですが」
編集「はいはい」
白河「やっぱりお湯が臭うわね、といってハーブを足したりするんです」
編集「…ちょっと待ってください?お湯が臭うって、入浴なんですよね?」
白河「はい、そうなんです。理由は、洗濯の残り湯を使っているからだそうです」
編集「(絶句)」
白河「絶句ですよね。作者、何考えてるんだと、文句を言いたくなりますよね?」
編集「いや、ま、その、あの…(混乱中)」
白河「普通は逆。入浴した後の残り湯で洗濯する。最後に濯げば良いだけです」
編集「で、ですよね…なんで?」
白河「作者、洗濯したことがない、とか?普通は、思いつかない」
編集「あぁ、そうかもしれないですね。発想が吹っ飛んでますね」
白河「ワザとかも、とか思うのですが、作品の雰囲気からして、考えづらい」
編集「ギャグ系なら、むしろよくやった、で大爆笑なんですけどね」
白河「ですよね。で、本題。こういうのって、作品の世界観とするべきだと思います?」
編集「思わないです。それとこれとは違い過ぎる」
白河「いや、ナーロッパでは、排泄物を窓から捨てるという、歴史的にも史実として描かれている常識が存在しますからね」
編集「いや、それはありますが。文句なんか言いませんが。そういう世界観ですが」
白河「魔法で空を飛ぶとか、現代では却下ですが、作品の世界観では、そこ重要」
編集「確かにそうですけど。それを常識がないとか言いませんけど」
白河「なので、洗濯の残り湯で入浴するんだと作者が書けば、それが世界観なのかな、と」
編集「それ、作品的に重要なんですが?」
白河「いや、全然。本当に当たり前のように、しれっと書いている」
編集「誰か、作品内で注意するような人は?」
白河「いないですね。むしろ、今まで風呂なんて知らなかった主人公が、へえそういうものなんだという感じで入浴している」
編集「転生者でもいれば、ねえ」
白河「いないので、誰も何も思わないんですよ」
編集「考えれば、判る事でしょ?」
白河「…ですよね」
編集「私は、アウトだと思いますけどね」
白河「世界観だからしょうがない、とは、やはり、ならない?」
編集「ならないですね。水を使う生活をしていれば、自然にそういう事柄に目が行きますから」
白河「確かにね。まあ、人間の身体より洗濯物の方が重要な価値がある世界なら?」
編集「それならアリです。ってか、よくそんな理屈思いつきますね」
白河「うん、こじつけだけどね」
編集「創作ですから、ある意味何でもありなんですけど」
白河「その世界の人々が普通に考えて成り立たない事柄は、世界観とは言えない」
編集「そんな感じですね。大抵の創作は、そういうのはきちんとしているものですけどね」
白河「評価、きびしいなぁ。でも、そういうぶっ飛んだ発想を楽しむ作品でもあるんですよ」
編集「まあ、そこは認めますけどね」
編集「さて、お時間が来たようです。また次回、お会い致しましょう」
白河「また聴いてくださいね。ではまた―」
(続く)
ドラム式洗濯機になると、風呂の残り湯を使えませんね。
代わりに、節水して洗えますけどね。
残り湯、使い道が無くなりましたね。
温め直して、入浴し直す。うーん、不衛生ですね。
ろ過すれば大丈夫。定期的にろ過装置も清掃が必要ですね。
あれ、洗濯の残り湯を直接風呂に注いで入浴、結構、アリかも?
んなわけねーだろ!




