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その2「内政チートへの感想 人口・食料編」

 内政のお話。

 そんなもの、なければ作ればよい。

 パンが無ければお菓子を食べれば良いでないか。

 かの、マリーアントワネットも言ってますね。

 ようは、つじつまさえ、合っていればいいんですよ。

 ごにゃごにゃ言って、作品の面白さや勢いを消したくはないんですよね。


 でも、ちょっと思う。思っちゃうんだよー!

編集「はい、始まりました緊急企画第2弾。皆様いかがお過ごしでしょうか?」

白河「どうも、二流作家の白河夜舟です。よろしくお願いします」

編集「第二回目は、内政チートへの感想、ですね」

白河「はい、そうですね」

編集「なんでこれを取り上げようと思ったんですか?」

白河「いや、ナーロッパ系の内政って、読んでて面白いんだよな、と」

編集「ああ、人気ありますもんね」

白河「ナーロッパって、一発で意味が伝わるんですよね」

編集「はい、確かに」

白河「もうこれだけで、ほぼ土台ができちゃう」

編集「設定の説明がイラナイって、すごいですよね」

白河「なので、その上に自分オリジナルで内政を進めればいいんですよ」

編集「簡単なら、ご自分で書けばいいじゃないですか」

白河「いやぁ、あれ、結構めんどくさいんで」

編集「と、言いますと?」

白河「色々考えておかなきゃならないことが多いんですよ」

編集「例えば?」

白河「そうですね。例えば、人口、とか」

編集「たくさんいる、じゃダメなんですか?」

白河「ナーロッパですから、食料を生産する人が大多数を占める必要がある」

編集「農家さんですね。いいじゃないですか」

白河「作品で農家を描くなら、それでいいんですけど」

編集「ありますね。異世界で農家を始めるパターン」

白河「はい。大抵は成長促進のチートスキルがあって、すぐ収穫できますね」

編集「はいはい。ありますね」

白河「ナーロッパで、そういう人ばかりいるならいいんですけどね」

編集「というと?」

白河「生産者一人あたり、何人分の食料を生産出来るんだろう、と考えます」

編集「何人分?」

白河「はい。例えば、米なら1粒あたり25から30粒の収穫が有る」

編集「普通に、25人から30人を養えるという事ですか?」

白河「田んぼの面積さえあれば、それだけの収穫を期待できますね」

編集「ナーロッパの小麦の場合は?」

白河「1粒に対して3、4粒の収穫、とかですね」

編集「は?そんだけ?」

白河「いや、絶対にそうだ、という訳じゃないですよ」

編集「気候とか地域によって違う、とかですか」

白河「そうですね。あと、書いている作品世界のルールによります」

編集「ああ、まあ、そうでしょうね」

白河「農業改革の前の食糧生産事情としての話ですけどね」

編集「ああ、食べ物がないと、たくさんの人口を養えないんですね?」

白河「そういうことです。なので、働かない人がたくさんいるということは」

編集「それだけ、食料事情が豊かなんだな、と言えますね」

白河「そうです。例えば、兵隊や傭兵を1万人出したいなら」

編集「その背後にはたくさんの農家さんがいるか、土地が豊かなのか」

白河「そうなるわけです。でも、そういうことを感想では書けない」

編集「書けばいいじゃないですか」


白河「そんな指摘、読みたいですか?」


編集「…読みたくないです」

白河「他にも同類の案件はあるんですよ。この辺は別の時間に語りますね」

編集「内政、めんどくさいですね」

白河「ええ。こういうのを一から細かく書ける人って、凄いですね」

編集「お話、よく分かりました」


編集「さて、お時間が来たようです。また次回、お会い致しましょう」

白河「また聴いてくださいね。ではまた―」



                         (続く)


 小麦1粒で収穫4粒とかって、ホントですかと今でも疑いたくなります。

 まあ、肥料は無いし農業機械は無いし品種改革も無い時代なら、ありえそうではありますね。

 ちなみに、たくさん収穫できたとしても、領主様やお貴族様が種もみだけ残して、残りを全部総取りすれば同じことになりますね。

 そんな「悪徳貴族」とか、書いてみたくないですか?

 いやですか、そうですか…

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