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閑話 リリィ視点 リリィはトオル君をお姉ちゃんのものにしたい。

今回はリリィ視点のこれまでの振り返りと細かい心情の記述がメインです。


オシオキの内容も最後の方に記してあります。ちょいエロで収まった気がします。気になる方はどうぞ!!





追記:なぜかミリアとリリィの名前がごっちゃになってた!! 今気づきました。修正します。

本当に申し訳ありません。これではブクマも評価ももらえるはずがない……


トオル君との出会いは森だったのよね。魔力感知スキルで普段の森ではあり得ない大きな魔力の発生を感じたことによって、その現場に行ってみたらまだまだ小さい子供が倒れていたんだよ。しかも変な格好しているし。どうしようか迷ったわ。


 でも見捨てるわけにはいかないって思ったよ。それで起き上がるまで、そばにいてあげようと思って、トオル君を膝枕してたら何故かわからないけどイライラして、つい殺気出しちゃった、テヘペロ。


 トオル君が僕ちゃんのお胸やお胸の先を触ってきた時はびっくりしちゃったよね。でも触り方が妙に小慣れてて、エッチだなぁと思ったのは内緒だよ。


 思えばトオル君には、最初から惹かれていたのだと思う。何故かって? 僕ちゃんには淫魔スキルがあるけど、それは普段は僕ちゃんが好意(Like)を持っている異性(家族を除く)相手にしか発動しないようにしてあるの。


 昔はそのスキルの存在を知らなかったから、子供なのに胸やお尻を揉まれて、しかも感じちゃう自分が嫌だった。


 それでお父さんに相談したら、ステータスに淫魔スキルがないか聞かれたよのよね。僕ちゃんにはサキュバスという魔族の血がお母さんから流れているらしい。それが遺伝で出ちゃったんだろうって。


 お母さんは今はいない。魔族だけが掛かる病の魔力失調症と呼ばれる難病にかかって僕ちゃんが3歳の時に死んじゃったの。もちろん悲しいわ。お母さんが抱っこしてくれた暖かさは今でも記憶に残ってる気がするの。でもお母さんは強い人だったって聞いたから私も強くならなきゃって物心ついた時に思ったの。


 話を戻すと、淫魔スキルはお母さんの遺伝なのよね。お母さんがくれたスキルだから、大好きになった人を思いっきり誘惑しなさいってことじゃない?でもなぜか村のゴブリン族の男を好きになることはなかったけどね。


 淫魔スキルも条件付けをしてからはところ構わず、男を誘惑することは無くなったわ。でも突然現れたトオル君には淫魔スキルが発動した。 


 まあトオル君が元からエッチな可能性もあるけど…… でも初対面の相手に胸を揉まれることってないじゃない?だから僕ちゃんから森の中で倒れてるトオル君に惹かれてて淫魔スキルで誘惑したって考える方が自然なのよね。


 でもトオル君に年齢を聞いて18歳だって言われた時はびっくりしたわ。私との年齢差はっ!! おっとこれ以上は言わないわ。聞いたら◯すわよ。


 話がまた逸れちゃったね。狼に襲われた時にビビるトオル君は可愛かったわ〜〜 忘れてしまうのは勿体無いくらい。その後魔言スキルが効いて怯えるトオル君に内心で興奮した時は、そのまま食べちゃいたいくらいだったよ。僕ちゃん、ちゃんと無表情でいられたか不安なくらいだわ。


 英雄譚みたいに男に守られて生きる人生がいいなんて安直に考えていたけど、違う。可愛い男の子を守って、お姉ちゃんなしでは生きていけないように躾けて、毎日を過ごすの!! これが最高の人生なんだよ!! 異論は認めません!! グヘヘ


 う、うん。僕ちゃん、ちょっと悪い子になっちゃったね。こういうのはショタコンって言うのかな? ち、違うよ? 可愛い男の子(トオル君)を好きになっただけ!! ショタコンじゃないから!!!! 


 それはさておき、トオル君は勇者しか持ってない異世界翻訳言語スキルをもってる可能性が高いのよね。たまたま、ゴブリン語を知り合いから教わっただけなんて、後で言い訳してたけど、あんな訛りのないゴブリン語、話すやつなんていないわ。


 でも勇者君にしては弱そう。なんか腑に落ちないのよね。まあ良いわ。トオル君に情けない顔で、お姉ちゃん…… って言われちゃったらトオル君の事を疑うわけにはいかない。本人はまだ話すつもりなさそうだし、気が向いたら喋って貰えば良いのよ。


 トオル君が倒れた理由は今になれば想像出来る。錬金術ってスキルで何かを作り出そうとして失敗しちゃったんだよね。でも最近は雨降ってないのに土がぬかるんでたし、空気が薄い理由がわからないの。空気から水を作り出したとでもいうのかな。錬金術って不思議だね。


 まあそれは良いよ。セスが人族であるトオル君を人族なんて…… と言う目で見るのにはヒヤヒヤしたよ。セスがトオルの気分を害して、村から追い出そうと考えていたみたいね。でも気に入らない者には容赦のないセスの嫌味がそこまでだったのは何故かな?


 トオル君には色々と特殊なスキルがあるのかもしれない。私がトオル君に最初から好意を持っていた理由とセスがトオル君にそこまで嫌味を言わない理由。どんなスキルかもっと仲良くなったら聞いてみたい!! 


 オーラン村の窮状を聞いている時のトオル君の表情が気になった。無表情に見せて、何か歯がゆい顔をしているって感じだったよ。この頃から村に対して何かしてあげたいと思ってたのかもね。


 オーラン村の村人の家や、お父さんが住む村長の家を作っている時なんかはポカーっとした顔をしてた。けど魔物の家はどこもかしこも似たような家だよ。なんでそこまで驚いているのか、当時はわからなかったよ。


 お父さんがトオル君と話している時はセスと話している時よりもヒヤヒヤしたわ。トオル君が僕ちゃんを嫁に貰いに来たとでも最初はおもったみたい。途中でお父さんもトオルが異世界から来たと思ったみたいだけどね。


 まあそれはいいのよ、それよりもお父さんに僕ちゃんが抗議して黙ってる時にトオル君が1人で青白い顔になったり、いきなりちょっと甘えた表情になってたのは笑いそうになったよ。最後にキリッとした表情を作ってたのでトドメを刺されかけたね、フフフ。


 トオル君が恩返しのために家を作りたいって言い出した時は流石の僕ちゃんでも何を言ってるの!? って思ったよ。こんな小さい子供にしか見えないトオル君が大工なわけないし。


 しかも錬金術で家を建てるなんて信じられないよ。錬金術は武器に特殊な効果を乗せる付与や回復薬や解毒薬のポーションを作る術なのよ。それを家を建てるのに使うなんて、僕ちゃんでも子供の空想だと思ったな。


 でもトオル君の目は本気だったわ。お父さんの威圧にも目を逸らさず、睨み返してた。いつも可愛い、可愛いとばかり思ってたトオル君が男らしい顔をするのはギャップがあってキュンとしちゃった。


 でもその後の一言で現実見ちゃったのよね。まだトオル君とはお付き合いすらしてない。ここで思ったの。トオル君が強くなれば問題なくお付き合い出来るわ。トオル君もその気みたいだし、これは良い考えだね。僕ちゃんも稽古付き合ってあげようっと!!


 その後は急にお祈りしだす、トオル君をみて変な顔をしたし、かた焼きのパンを噛みきれず苦労するトオル君をみて、私にもこんな頃があったなぁと感慨深い気持ちになったの。


 後はお待ちかねのベッドタイムと思って、ワクワクしてたのにお父さんに邪魔されちゃった。でも一緒に住んでる限り、チャンスはあるからいいよ。トオル君をじっくり味わうチャンスだね。


 朝起きて、準備をして、お父さんのカッコいい所が見れて嬉しかったし、お父さんが大岩を割った時の、トオル君が見た目通りの少年みたいな顔をしてるのもみれてお得だったね。子宮にキュンキュン来ちゃった。


 そこからはトオル君のかっこいい所が見れてよかったな。花粉症?の話でちょっと知的なトオル君も見れたし、お父さんがあえてトオル君を煽った時にこっちにウィンクしてくれたり。


 錬金術って、すごい!! ブゥン!! カァイ!! して雑草だらけだった場所を全て土に還したり、リィ!! ビィルド!! して基礎? を作ったりして、お姉ちゃん、驚かされっぱなしだったね。


 一回魔力切れになった時は心配したけど、大丈夫だったみたい。ガラルもセスも一時的な魔力切れになっただけだから心配いらないと言いつつ、心配そうな顔をしてたのは笑っちゃったね。翌日からまた錬金術で、見たことのない様式の屋敷を建てちゃったな。


 あ、そうそう、トオル君のベッドにひっそり潜り込んで寝た後、トオル君がまだ起きる前に目を覚まして、びっくりしたトオル君が見たくて寝たふりをしてたんだけど、トオル君がチュッってしてくれたのは本当に興奮しちゃったな。


 ずっと僕ちゃんの片想いだと思ってたけど、そうじゃなかったって事が嬉しくて、本当に嬉しくて…… もっとトオル君と一緒にいるためにどうすれば良いか考えたの。


 それであえてお父さんの前でキスされたことをバラして、トオル君に錬金術をみんなに教えるように迫ったのはそういうことよ。トオル君に嫌われたらって考えたけどもっと一緒にいたいと思ったから……


 だからオシオキの話になった時はシメシメって思ったよ。オシオキ自体は嫌そうじゃなかったし。これはトオル君の表情から読んだのよ。


 それでね、まずはトオル君がお風呂に入るってなった時に後ろから『魔言』スキルでこう言ったのよ。『トオル君は私のことが見えない』って。これだけでよかったつもりだったけど気配や声でバレちゃったのね。‘


 お風呂で正体を見破られた時には、もうトオル君はこっちのモノだった。僕ちゃんの裸を見て、興奮してくれたし、淫魔スキルも十分効いてた。トオル君、子供だと思ってたのにめちゃくちゃデカいの!! 


 あとは私の魔言で意識を飛ばして本能のままにしてあげるだけ。『僕ちゃんにア・マ・エ・テ?』この一言でトオル君はすごい勢いで抱きついてきて、おっぱいに頬擦りしてたわ。


 今回のオ・シ・オ・キは魔力操作で作り出した透明な触手プレイ! お仕置きしてあげたわ。


 まだ語りきれないけど、これくらいにしておこうか。そう書き記して、トオル君ノート♡をパタンと閉じる。あれ以来トオル君は2人きりでいるとあまえてくるようになった。可愛いわ〜〜!

小説をいつも読んで頂きありがとうございます。面白かった、また読みたいという方は高評価やブックマークをお願いします。作者の励みになります\( 'ω')/


⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎を★★★★★にしてくださると作者が大変喜んで更新頻度が増えるかもしれません。よろしくお願いします。








いかがでしたか? そこまでエロくなかったでしょ? リリィがトオルに最初から引かれていた理由はトオルの称号の効果ですが色々あって本気で好きになったわけです。実はセスもたらしものの効果を受けていたという話も出てきました。ここまで読んで頂いて感謝です。


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