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死んだ友達の夢。  作者: けい
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初めての友達

『私の夢は...』

 私の友達の里香はとても元気で明るい性格の子だ。

 そして私七海は、里香とは違って落ち着いている性格だ。

そんな里香と出会ったきっかけは『引越し』である。

 私は昔、遠い田舎の小さな町に住んでいた。

私の家はそこまで裕福ではなく、父と母は共働きで夜遅くまで働いている。

家で父と母と一緒にご飯を食べたこともほとんど無く、テーブルにぽつんと『500円玉』が置いてある。

それはご飯代だ。

当時10歳だった私は500円だけで買えるものじゃ満腹にはならなかった。

なので、近くのお弁当屋さんで少しのお手伝いをして、お弁当のあまりの唐揚げなんかを貰ったりしていた。

 小学校では、大人しい性格もあり、友達がほとんど居なかった。

 正直に言うと、当時の生活に満足していなかった。

ご飯は満腹になるまで食べれないし、友達も居なく学校も楽しくない。

この事をお弁当屋さんのおばさんに相談したこともある。

しかし忙しかったのか、私に興味が無かったのか、

「おばさんにはなんとも言えないねー」

と軽く流されてしまった。

 そこから2年経ち私は12歳になり、中学1年生になった。

お弁当屋さんのおばさんは途中から態度が変わって、私をこき使うようになった。

少しの手伝いをして、余り物を貰っていく私を気に入らなかったのだろう。

 そしてある日、『里香』に出会うきっかけとなる引越しをする事になった。

理由はお父さんが一生懸命働いていたため会社の社長から東京の一段階上の会社で働くよう言われたらしい。

 そして、私達は東京に引っ越す事になった。

私に父は「東京に引っ越す事になったんだが、七海はどうする?」と聞かれた。

私には友達もいないし、おばさんにもこき使われるようになったので、町を離れることをすんなりとOKした。

 すぐさまに引越しの準備が始まり、いざ引越しの日になった。

『人生で初めて乗る飛行機』

『人生で初めて見た空からの景色』

『人生で初めての東京』

私は様々な体験をした。

 そして東京に着いた。

家に関しては会社の社宅に住む事になった。

母は近くの会社でパートをするらしい。

学校はその近くの中学校に行かせてもらうことになり、私達は一安心した。

だけど私は学校の事を考えた。

小学校は友達が1人も出来ずに終わってしまった。

中学校では友達がどうしても欲しかった。

 そして登校の初日、転入生として私がクラスで紹介された。

みんなそこまで良い反応ではなかった。

(こんなの慣れている)

と思っていたが、やはり良い気持ちではない。

 そして一限目が終わり、またこんな感じで過ごして行くのか...と下を向いてる私にとある女の子が話しかけてくれた。

「どこから来たの?」

その子は私にそう聞いた。

「東京からは遠い田舎町だよ」

その質問に私はそう答えた。

その後もその子と色々な話をした。

趣味の話、名前、学校の事、家のこと。

 そして、分かった事は、

名前は里香で趣味は色々な場所に旅をしに行く事らしい。

家は裕福で学校の事なども色々教えてくれた。

 その後チャイムが鳴り2限目が始まった。

私は昔から勉強はできる方だったため勉強で困る事は無かった。

他にもいじめられる事があった。

しかし、全部里香が守ってくれた、

里香はクラスでも人気者なので、いじめっこ達も

「里香が言うなら...」

とすんなりいじめをやめた。

 そこから一年。

私はクラスに馴染んで来た。

里香とは親友になった。

一緒に自転車や電車で色々な場所に行ったり、登山したりもした。

 そして電車で帰っている時、里香と夢の話をした。

「私はね、旅の中でも登山が好きなんだ!だから私の夢はXX山に登ることかな。七海とも一緒に登れたらいいな!」

「あのXX山?すごい危険で登頂が難しいって言われてる山だよ?」

「うん。でも私は命をかけてでもあの山に登りたい。」

「言いたくなかったらいいけど、なんで命をかけてまでXX山に登りたいの?」

「....」

里香は少し止まった。

私は聞いちゃいけなかったかな、と申し訳無くなったので、言わなくていいよって言おうとした。そしたら

「じゃあ話すね。」

私はこの返答に驚いた。

教えてくれないだろうと思ってたからだ。

「いいの?」

「うん!親友でしょ!」

と彼女は明るい笑顔で言った。

そこから彼女は少し真面目な顔になって話を続けた...




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