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1話

学校に着くと、教室がなんだか騒がしいみたいだった。


「ねぇ、空くん・・・教室で何かあったのかな?」


「さぁ?いつものことじゃないか?」


空くんは気にもとめない感じで返してきた。


なんだか私は胸騒ぎがするんだけど、空くんが気にしないなら私も気にしないでいよう。


教室の前までくると更に騒がしさを感じる。


うわぁ・・中でなにが起こってるんだろう?すごく気になる。


ガラっとドアを開けて入ってみると、そこは・・・・まさに死屍累々の光景ですた。


あ、噛んじゃった。ですたじゃなくて、でした。はいそこ!揚げ足取らない!!


「なんだ、これ?」


空くんも唖然としている。私は驚きすぎて声も出ないけど。


「おお!空!!いいところに来た!!」


「おう、ヨシズミ」


彼は確か・・・クラスのいじられキャラ的存在の前田弘まえだひろしくん。


顔が例の、石原義純?って人に似ているからヨシズミって愛称で呼ばれてるみたい。


「お!由宇ちゃんも一緒なのか。・・・・由宇ちゃんはここにはいない方がいいよ」


「え?なんで?」


「え〜と、それは・・・男の戦いだから!!」


キラーンと歯が光りそうなくらいの爽やかさで言ってる痛い人。


「・・・なんだか予想できてきたから教室から抜けとくね」


「ああ!すまにゃああああ!!!」


私の方を振り向いて、笑いかけようとしているところを空くんが真空跳び膝蹴りをした模様です。


「悪い、つい気持ち悪くてさ」


空くん・・・少し私も同意させてもらうわ。


「そ、そら・・・この体制にしてくれて・・・ありがとう・・・」


バタ・・・


「この体制?」


空くんが殺した(殺してないから!!)ヨシズミくんが倒れてるのは私たちの足元、そこから空くんを見上げた。上を見たから・・・・・っ!!!!


「「この変態やろう!!!」」


「ふべら!!!」


恥ずかしいよぅ・・・。それに、空くんにもまだ見られたことないのに・・・。


私と空くんの蹴りが当たって、飛んでいったヨシズミくんは最後にこう言いました。


「・・白?水色?いいや、イッツピンク!!」


・・・・絶対に許さないから!!!!乙女を怒らせたら怖いんだからね!!


「・・・ピンク?」


空くんはヨシズミくんが言ったことを考えてる。


「空くん?考えなくてもいい、から・・ね?」


赤くなってます!!遅かったのね・・・でも、空くんになら見られてもいいのにな。

って、何考えてんだろ。これじゃ変な子じゃない。


「空くん?」


「ん?・・・・っごめん」


振り向いて、私を見るや謝る。空くん可愛いよぉ。


「空くんが見たわけじゃないからいいよ。でも・・・家でいつ見られるかわからないから注意しとくね」


少し意地悪なことを言いつつ、見られてもいいって気持ちがある。

やっぱり、変な子だ。


「・・・・・俺は見ないからな」


「ん?」


「いや、なんでもない」


「そう?見たくなったら言ってね?」


「・・・・・」


ぜっっっっったい!!今、私は完熟トマトのように赤くなってる。あうう〜。


って、私たちが初々しいカップルみたいな(違うけどね)・・・うるさいなぁ。


とにかく、私たちが話しをしてる間にさっきまでの騒がしさが嘘のようになくなってるのはどういうこと!?


「由宇、さっさと席に着こう」


「うん」


空くんに促されて、HRが始まる5秒前に席に着いた私でした。








みんなが静かになってたのはHRが始まるからだったのね。


怖いもん・・・先生。




新しく登場した前田弘。

コメディーには欠かせない、いじられキャラ!!こいつをどうにかして、笑いを発生させていきたいと思っていま〜す。

次でも、新しい人が出てくるので、乞うご期待!!

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