学園編1話
学園編にとうとう突入しました。
結構王道なストーリーなので、予想がつくかもしれません。
空たちが異世界に飛ばされてから2年後。
桜が舞い散る季節となり、出会いと別れが街には溢れかえっていた。
そんな中、空たちは魔法学園<フローラル学園>の高等部3年生に進級を果たした。
人々が密集していたであろう体育館から生徒が次々と出てきた。
「はぁ〜やっと終わったぁ〜」
体育館から出て、昇降口の前で伸びをしている彼。
「早く教室帰ろうよ」
その彼を階段に上がる手前で待っている彼女。
彼は2年前よりがっちりとした体系になっており、若干大人っぽくなっている。
彼女の方はというと、身長は変わっていないが、スタイルがずいぶんよくなっており、こちらも大人の魅力を感じさせる。
お気づきの方もいるだろう。この2人こそ、空と由宇だ。
「由宇、ずっと座ってたから体が痛いんだよ。それに、まだみんな戻ってないから大丈夫だろ?ほら?」
俺は伸びをしたまま、親指で自分の後ろを指差す。
「ホントだ。もう、早く言ってよ。私だけ先に行ってたじゃない」
由宇も俺が指差した人物に気付いて、俺のほうへ駆け寄ってきた。
「まったく、3年になってもあんたらは変わらないわね」
里美・・・・。お前も変わってないぞ?
「俺を置いていくなぁ〜!!ふべら!?」
ヨシズミも相変わらずだし。
「ヨシズミくん!?もう、あれだけ奇行はやめてっていったのに・・・・」
美紅は、ヨシズミと付き合いだして意見の主張が多少はできるようになったな。
「空、明日は入学式だね。がんばってよ“生徒会長”」
ヤスは、変わりすぎだな。身長も高くなって、俺を空っちって呼んでたのが、空になったし。
「そうだな。新入生に問題を起こす気をなくさせるようにしてやるよ」
「ちょっと、空くん?私が空くんの問題を処理させられるんだからね」
俺がニヒルな笑みを浮かべると、由宇がすかさず突っ込んできた。
ふ、由宇の扱いなんて簡単さ。
「まぁそれが副会長の役目だ。しかも、俺の彼女なんだからさ」
由宇の目を見つめて真剣な表情で言ってやると・・・・。
「う、ま、まぁ仕方ないよね・・・・」
赤面して、俯く。
副会長と彼女の関連性はないけどな?それでも由宇は堕ちる。
「はいはい、熱々の2組のカップルさん。教室に戻るわよ」
「ああ」「おう」
里美が場を締めて、ぞろぞろと教室に向かう。
ちなみに生徒会のメンバーは、里美が議長、美紅が会計、ヤスが書記、ヨシズミが副議長。
以上俺達5人が生徒会メンバーだ。
俺達が教室に戻ると、HR直前だった。
そして、それが終わると解散だったので、それぞれ帰路に着いた。