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22話


そろそろ人物紹介を入れてみたいと思ってます。

これまでの整理を兼ねてしたいなぁ〜なんて。







ひと悶着あった朝食を食べ終えた俺達は、ダールスさんと昨日の草原に来ていた。


「それじゃ、それぞれの属性に合った魔法を習得していこう」


俺の声にみんな反応して、手には魔法書を持ち、離れていった。


俺はというと、ダールスさんに練習の成果を見せてくれと言われたので、ダールスさんと共にいる。






「それじゃ、空よ。見せてくれ」


俺はこくりと頷いて、周りを見た。


そして、みんながある程度離れたのを確認して、ダールスさんに見せ付けるように最上級を詠唱して放った。


「火は炎となりて、炎は我が化身と化す。我が化身は我に仇なすものを焼き尽くさん。ボルテックフレア」


俺が座標を指定して、そこから炎の柱が出てきた。それは、空高く昇ると爆発した。


「ほほ〜!火の最上級とな。それも威力は最上級のそれとは桁が違うぞい」


「まぁ、あのぐらいは全属性でできるようになりました」


「なんと!?・・・・・・・お主、天才か?」


ダールスが予想以上に驚いたので、空はいかに自分が規格外なのかようやくわかった。


「一つの属性で最上級を習得するまでに、いかに早くとも3年は掛かる。それは魔力量の関係だったりするわけじゃが・・・・・空は魔力量の心配はないから、か。それにしてもお主はすごいのぉ」


「ありがとうございます」


実はダールスには隠していたのだが、空は虹属性も最上級を打てるようになっていたのだ。


とはいえ、まだ最上級までなので神聖を使えるようになりたいと空は思っている。


「さて、それじゃみんなを見てみるかな?」


そう呟いて、空はダールスに一礼をして由宇のところまで向かった。



















ようやく日が暮れ始め、辺りを赤く染め始めた頃。草原にはボロボロになった6人がいた。


無論、空御一行だ。


ボロボロになっていないのはダールスだが、彼は教えることだけに専念していたので、服には汚れなどない。


空と由宇以外はダールスの近くで寝ている。魔力が底を付いて、気絶したのだろう。


空と由宇はお互いにまだ練習をしている。由宇は光属性を上級まで使えるようになった。


しかも、光属性は回復魔法もあるのでそちらを由宇は重点的に覚えたようだ。


一方空はというと、最早ダールスではかなわないほどの魔法が使えるようになってしまった。


神聖魔法は古代まで極めた者にだけ、わかるものらしいのだが・・・・・空はとうとう2日だけで、神聖魔法を覚えてしまったのだ。しかも全属性を・・・・。


問題の虹属性は神聖魔法までいくと、自らが創造し出すことの出来る異例の魔法だ。


その名の通り、創造魔法ということで空は名づけた。


未だ戦闘経験はないので、実践では弱いものの、魔法の幅などは世界で1番の可能性がある。


恐らく、武術などをこれから嗜むと、世界最強となりえるかもしれない。


そして、ここから空達の遠く険しい道が始まった。








































あの日から2年後。


空たちは魔法の学園で3年生となった。


この年に、この異世界の歴史が大きく動くこととなる・・・・・・。







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