表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
青春を駆ける少年刑事  作者: 妖狐
ハジマリ
5/56

少年・彼は刑事

彼はチェリーの覆面パトカーに乗っている。

ピピピピピ無線が鳴り、

[犯人の逃走車は車は水色のサニートラック。ナンバーはあおば45 と32-10とのことです。注意してください。]

流星が銀行に向かっていると目の前の交差点をシャンと通り抜けた水色のトラックが通った。

「きたっ!」

彼は交差点に進入し、後輪を流しながら曲がるとナンバーを確認した。

「どんぴしゃ!!」

ナンバーはあおば45 と32-10であった。

無線のマイクを取ると、

「犯人を発見。現在市役所通りを西へ逃走中。応援願います。」

無線のマイクを助手席に放り出し、ギアを3速に入れた。


そのまま追跡していると犯人は、一本の道しかつながっていない青羽根谷に出た。

逃げるとしても途中で二手に分かれて一方は行き止まり、もう一方はつながっているが峠なので、回り込んでしまえば挟み撃ちにできると思った。

無線で、

「カベさん、キリトさん谷川線に入ったので北から回り込んでください。」

と挟み撃ちにしようと呼びかけた。

春日部のシルビアの助手席に乗っている菊池と、セリカXXに乗っている樫山が

「了解。」

SA22CサバンナRX-7に乗っている島が

「俺はそのまま南から回り込みます。」

と伝えた。

そのまま追跡していると、トラックのリアのふたががばっと開いた。

バババババババババババババン

取り付けてあった機関銃(マシンガン)が火を噴いた。

フロントガラスに銃弾(タマ)がたくさん刺さり粉々に割れた。

「きゃー。」

流星はトラウマでパニックに陥った。

落ち着いた運転ができなくなり、車が左右に降られて舗装道路を飛び出し横の砂山に乗り上げた。



流星と同じく南から回り込んでいた島の耳に銃声が響いた。

「マシンガン!?」

不安がよぎりアクセルを強く踏み込んだ。

少し進むと、道の脇の砂山に流星のチェリーが乗り上げていた。

犯人に逃げられないようにサイドブレーキを引き、道をふさぐようにRX-7を止めた。

「だいじょぶか!!」

チェリーに駆け寄り島が叫んだ。

車内でハンドルに寄りかかり気を失っている諸星が居た。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ