プロローグ
「貴様居るのはわかってるんだ。」
バキュン
拳銃で鍵を壊し男が入ってくるのが見えた。
入ってくる前に父親と連れの母では無い女がベランダから逃げるのがわかった。
「チッ、逃げられたか。」
「まあ、家の中探ってみましょう。」
二人が家の中でがさごそ物音がする。
そして自分の居る押し入れを開けた。
「カベさん、ガキが居ました!!」
一人が言った。
カベさんと呼ばれた人が
「奴の子供か?」
近づいて言った。
「大丈夫か?俺は刑事だ。安心してくれ。殺しはしない。」
やせ細って痣だらけの自分に話しかける。
「はい。」
消え入りそうな声で答える。
「取りあえず署に帰ろう。」
「お腹すいたろ。」
二人に声をおどおどしていると、
「心配すんな。」
そう言って家を出た。
ボロアパートの階段を降りると、路肩に止めている覆面パトカーに近づいていく。
キラッ
物陰に何かが光った。
なぜか自分はやばいと思い、
「やばい、よけろ。」
力の無い体で二人を押しのけた。
すると・・・
ババババババババババババババン
機関銃が火を噴いた。
刑事達は押されてかわすも、
自身の肩に銃弾がヒットし、宙を舞う。
刑事は物陰に銃を撃った。
男と女が倒れる
自身の力が抜けていく目の前が赤色に染まっていく中
「おまえ!大丈夫か!」
声を掛けられるも意識を手放した。
不定期更新!!