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0-01 公都で入試を受けた日のこと 1/2

 5年ぶりの公都は相変わらず栄えていました。

 郊外のブラックワールドからは想像がつかないほどに、赤煉瓦の街道は美しく管理され、中心街は人・物・金の三拍子で活気にあふれていました。


 これからとある名門教育機関の入試試験を受けようと思います。

 アカシャの家と呼ばれる学園なのですが、卒業すなわちエリート街道で、しかも在学中は補助金で寮生活させてくれそうです。


 あえて思い上がった上で言います。

 まさに俺のためにある学園なんじゃないコレ。


 そうそう、あと入試するにあたって洋服を買いました。

 さすがに農園支給のボロじゃ門前払いの危機です。


 魔法は使えないけどソレっぽいので、魔導士の服(ソーサラーローブ)ってやつをシャキーンっと装備しちゃいました。

 なかなか楽しいコスプレです。テンション上がってキターーです。


「ではアレクサントさん、書類の記述を見ると出自が不明瞭なようですが……当学園ではそういった除外事項はございませんし、西のあの建物へと向かってください。そこが試験会場となります」


 受付に行くと書類を書けと言われました。

 読み書きが十分にこなせるかで、振るい落としている部分もあるんでしょう。

 ぱぱぱっと書き殴って渡すと、受付のお姉さんが会場の方角に手を掲げてくれました。


「ありがとうお姉さん。、お姉さんみたいな綺麗でやさしい人が受付で良かったよ」


 あと長い生活で学習しました俺。

 ショタって舐められるけど便利、隙ありそうなお姉さんとかあざとく微笑むだけで心がつかめそう。


「はぅ、か、かわいい……」


 受付のお姉さんも小声で何かつぶやいて口元を緩くしてくれたようです。

 がんばってねと応援されて、小麦粉のお菓子までいただいちゃいました。やったね、食費が少し浮いたよ。


 さてさて少し歩いて試験会場に到着。

 広い講堂が志願者で敷き詰められ、さすが名門、難関といった緊張感に包まれていました。

 試験が始まるなり、志願者たちは鬼気迫る勢いでペンを一斉に鳴らしだします。


 さあ最初の試験は算術。

 うん、なるほど、ははぁ……じゃあえて声を大にして言います。


 なにこれ簡単。過程のルールは少し違うけど数学じゃなくて算数の世界。 え、こんなんでいいのっ?

 てなわけで三度間違い直しをしても時間が余るほどでした。


 続いて次の試験が語学。


 これも若いころラノベとか読みまくったし、この手の問題は出題者の欲しい答えを提示するだけです。

 今やってみると……うわ、ちょろい……ちょろ過ぎだし語学。まあ余裕でした。


 語学の次は歴史です。

 試験勉強はほとんど歴史に傾けたんですよ。

 何せファンタジー世界の歴史だもんで面白過ぎでしたもん。


 好きな武将は連邦国のロード・サタナキアさんです。

 連邦の拡大に尽力した割に、あっさり切り捨てられて忠義に死にました。うーん、ドラマチック。


 あ、マイナー武将なんで試験には出ませんでした。


 ……とまあそんな感じで筆記試験が終わりました。

 どうやら採点後に、一次試験突破者だけ面接を受けられるシステムのようです。

 それで自分はというと……。


「筆記試験突破おめでとうございます。では校舎本館学園長室にて面接を行いますので、あちらの建物へと向かって下さい。やったねアレクサントくん♪」


 ちゃんと突破してたみたいです。一安心です。

 校庭に試験通過者が張り紙掲示されたんですが、受付のお姉さんがわざわざ優先して教えに来てくれました。


「ありがとうお姉さん。合格したらお姉さんの顔毎日みれるかな……がんばるね僕」

「はぅ……!」


 このお姉さんお堅いようでちょろいかも。

 ともかく面接を受けよう。

 本館を目指して学内を早足で進みました。


 到着するとまだ誰も来ておらず、どうも俺が一番乗りで面接を受けてしまえるようでした。

 受付のお姉さん感謝! へへへ、これだからショタは止められないなぁ!


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