アレキサンダー大王へと続く道〜彼方から届く唄〜
取り柄のないハーフの俺は、とうとう高校3年生を迎えた春に、学校へ行かなくなった。
理由は特に無かった。
ただ、自分という者が存在するというのが面倒臭くなった。
「ハーフだから」とかそんなレッテルが嫌だった。
自分でも自分が何者かわからないのに、何故他人が自分にレッテルを貼るのか?
自分にレッテルを貼る、あなたのレッテルは一体何なのか?
ひたすらそんな事を部屋で考えていた俺を母は、「アレキサンダーへの道」という薄っぺらい本とユーロを持たされ、ギリシャへと放り出された。
理由は特に無かった。
ただ、自分という者が存在するというのが面倒臭くなった。
「ハーフだから」とかそんなレッテルが嫌だった。
自分でも自分が何者かわからないのに、何故他人が自分にレッテルを貼るのか?
自分にレッテルを貼る、あなたのレッテルは一体何なのか?
ひたすらそんな事を部屋で考えていた俺を母は、「アレキサンダーへの道」という薄っぺらい本とユーロを持たされ、ギリシャへと放り出された。
カオスの中で
2015/12/15 00:27
(改)
1:どうでもいい毎日
2015/12/14 23:46
(改)