いじめ
手を繋ぎながら教室に入ると色んな人からの視線が感じた・・・。
「2人も付き合ってるの?」
亜美が私にニヤニヤしながら言って来た。
私が答えようとしてると有輝が
「そうだよ。ついさっき。」
と答えた。
「「よかったじゃん♪」」
亜美と雪菜が心から喜んでくれた。
それにしても皆の視線が気になる・・・
「なんでみんな私達を睨むような目でみてくるの?」
訳が分からない私は亜美と雪菜に聞いてみた。
「うちらのクラスの女子半分以上が有輝君の事好きみたぃなんだよね・・・それで2人が手を繋いで教室に入ってきたから怒ってるみたい・・・。」
「・・・え・・・」
「でも彩乃にはうちらが居るから♪大丈夫だょ♪」
笑顔で雪菜が言ってくれた。
「そうだよ♪」
雪菜に続いて亜美まで言ってくれた・・・。
私は・・・2人何もしてあげたれないのに・・・私は2人に助けられてばっかり・・・
皆からの視線を気にしながらも学校での一日が終わって靴箱に行って靴を履き替えようとした時、何か入ってる事にきずいた。
入っていたのは手紙だった・・・。
内容は
[あんた調子に乗ってんの?なんであんたが有輝君と付き合ってんのよ!あんたなんかに有輝君は合わないのよ!有輝君に近づかないでよ。下手したら・・・分かるよね?」
私はこの手紙を読むのに夢中で後に居た有輝と雅紀と直希に気付かなかった・・・。
3人が私の手紙の内容を読んでる事も・・・
「彩乃??」
「大丈夫??顔色悪いよ??」
私を心配して亜美と雪菜が話しかけてくれていたのにやっと気付いた・・・。
「ううん♪大丈夫♪」
私は2人に心配かけないように精一杯の笑顔をして言った。
そると有輝が「お前・・・何が大丈夫なんだ??」
と言った。
直希も「この手紙・・・なんかやばくない??」と心配してくれた。
それに続いて雅紀も「何かあったら俺らに言えよ?絶対に助けっから!」
「・・・あ・・・ありがとう・・・」
私は3人にありがとうしか言えなかった・・・
「「ちょっとその手紙見せて!」」
亜美と雪菜が言った・・・。
私は戸惑いながら見せることにした・・・。
「この字・・・麻実っぽくない?」
雪菜に見せながら言った。
「ホントだ・・・。てことはうちらのクラスの女子?!」
「うちらのクラスの女子ほとんど有輝君の事好きみたいだし・・・それで有輝君と彩乃が付き合ってるから?」
雪乃に続いて亜美も言った。
「・・・」
私は何も言えなかった・・・。
「まぁ・・・俺らが守るから大丈夫だ!」
有輝はそう言って先に学校を出て行ってしまった・・・。
有輝は歩くのが早くて追いつかなかった・・・。
私が家に着いて有輝の家に行くか行かないか迷っていた・・・
結局、有輝の家に行く事にした。
有輝の家は私の隣の隣の家だった。
有輝の家の前に着いた。
私はチャイムを鳴らした。
すると「有輝まだ帰って来てないのよ〜」
と有輝のお母さんが出た。
「はい。わかりました」
「ごめんね〜」
「大丈夫です」
ま・・・まだ帰って来てない??・・・私より先に歩いてたのに・・・?ドコに居るの?・・・有輝の事ばかり考えて自分の家に帰った。
家に着いて自分の部屋に戻った。
15分後くらいに家のチャイムが鳴った。
またお母さんの友達だろうと思ってお母さんに出てもらった。
「彩乃〜有輝君来てるわよ〜」
ゆ・・・有輝・・・有輝君??
私は急いで玄関に向かった。
すると息を切らした有輝が立って居た。
「彩乃!今お前に手紙を出した奴らのところ行って来たよ。あいつらお前をいじめないって言った。だから大丈夫だ。」
「あ・・・ありがとう。」
そういうと有輝は家に帰って言った。
私は有輝が帰った後すぐに眠りについた。