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迷子

作者: 杏音

ピンポンパンポーン。

アナウンスだ。

ここは、とある大型スーパー。

妹が、こんな狭いところで迷子になってしまったのだ!

『○○市からお越しの くえんさんという 6歳の女の子が ご家族様と はぐれております…』


ちょ、『くえんさん』てどういうつもりなの…?


私はばかばかしくなった。

ま、まずは行かなくちゃ…

あ、どこにいけばいいんだっけ…

アナウンスは終わってしまった…


ああ、私もバカだっ!!


しばらくして、もう一度アナウンスがなった。


場所は、「迷子センター」!

そのまんまじゃん…。


こうして、『くえんさん』は、無事に帰りましたとさ。

おしまいおしまい!

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