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4話

どうも、2年ぶりです^^;

大変申し訳ございませんでした




 この世界でもっとも親しかった男友達のルーカスが死んだ。

 悲しいことに本当に一瞬の出来事だった。

 二度目の、それも親友を死んだのを目の当たりにした俺はまた固まっていた。

 しかし、モニョが


「あひゃw ルーカス君とても弱いじゃないかぁ!w」


 と逆なでをする声で言う。それに反応し、激昂したメリッサは


「このおおおぉぉぉぉ!」


 モニョに向かって走り出す。

 幸いと言うべきか、メリッサは俺の横を通って行った。その瞬間、俺は思考が働き出して急いでメリッサの手を引っ張った。

 結果、メリッサは引っ張られたためバランスを崩し、しゃがむ形となった。

 そのおかげでメリッサの前髪だけが斬られた。


「メリッサ、落ち着け」


 俺はなだめるようにメリッサに言う。が、


「ルーカスが目の前で殺されたというのに落ち着けというのか!? 殺した相手が目の前にいるのに敵を討たずに何もするなというのか!?」


 メリッサは泣きながら俺に訴えかけてくる。

 メリッサが言うことが心に刺さるぐらいわかった。しかし、


「だけど、あんたじゃモニョには勝てない」


「……っ!」


 そう、メリッサとモニョとは実力差が目に見えて分かるほど差がある。

 ルーカスの意思を無駄にしてメリッサを無駄死にさせることになる。

 そんなことはさせるわけにはいかなかった。だから俺は


「モニョは俺に任せろ。メリッサはクレアとメイを安全なところに」


「……わかった、敵討ちは任せる、姫様達は必ず守る」


「おう、頼んだぜ」


 メリッサは涙を振り払って、クレア達の元に向かう。

 と、その時


「向かわせないよおおおおぉ!」


 とモニョが叫び、鎌を振り回し、斬撃波がメリッサに向かって飛んでいく。

 が、その斬撃波は俺の横を通り過ぎる瞬間、見えない何かにぶつかり消える。


「ん? あれはシールドだねぇ」


 ランク3の防御魔法、《シールド》。ある程度の攻撃を防げる見えない壁を作ることが出来る。

 モニョは更に斬撃波を飛ばしてくるが、全てシールドに防がれている。

 そして、メリッサ達は訓練所の外に出て行った。


「ありゃりゃ、やり損ねちゃったな……、まあ、本命のグレイ君がいるからまあいいかあぁ」


 モニョはやれやれとした振りをしておきながら、行動とは裏腹なひどい笑みを浮かべていた。


「だけど、グレイ君ひどいよねぇ」


「なにがだよ」


「シールドを使えるのに、ルーカス君を守らなかったなんてねぇ!」


「っ!」


 わかっていたことを言われ、思わず下を向く。

 そう、守れるすべがあったのにしなかった。

 勿論、できなかった理由はあった。

 理由は、周りにいた沢山の兵士達の死。慣れない死に触れて思考が止まってしまった。

 だが、今じゃただの言い訳だ……。

 そうやって、どんどん落ち込んでいると


「戦闘中に考え事はいけないねぇ!」


 といって横薙ぎの斬撃波が飛んで来る。

 今までとは数倍に大きいが、問題ない。シールドで防ぐ。


「すまないな、さてと」

 

 そういって俺は一度、髪をかき上げ、気持ちを変え、そしてモニョに宣言する。


「ルーカスのために、メリッサのために、自分のために、……モニョ、てめぇを倒す!!」


「やってみなよおおおおおおおおおぉぉ!」


 モニョは鎌を大きく振り、俺に邪悪な鎌を飛ばしてくる。

 ランク7の闇魔法、《デスサイズ》。今までとは比べ物にならない威力だ。

 今まで通りのシールドなら壊されるだろう。

 そこで俺が放った魔法は、今まで一度放って以来、二度と使っていない魔法を使った。

 それは、


「火よ、燃やせ《ファイア》」


 ランク1の火の魔法、《ファイア》。

 勿論、ただのファイアじゃない。本気で放つファイアだ。

 勢いよく飛び出したファイアとデスサイズがぶつかり合う。

 結果は、デスサイズが消し飛び散った。そして、ファイアはモニョに向かう。

 モニョは、デスサイズの負け方に驚きながらもファイアを避ける。

 俺はモニョが避けたところを狙って次の魔法を放つ。


「風よ――《ウインドカッター》」


 目にも見えない速さでモニョに風の刃が飛んでいく。

 モニョは何とか避ける、が感で避けたのだろう、鎌を持っていた右腕に当たる。

 鎌と右腕は空に舞う。


「くっ!」


 ここで初めて、モニョが余裕をなくし、顰めた顔をする。

 だが、ここで俺の攻撃が終わるわけがない。


「《トルネード》」


 ランク5の風魔法だ。

 モニョを包み込むように竜巻が襲う。


「うぎゃあああああああああ!」


 モニョの断末魔が聞こえる。恐ろしい早さで体中に切り傷が付けられるのだ。ひとたまりもないだろう。

 そう思った瞬間、竜巻が吹き飛んだ。

 そして竜巻の中から現れたのは、人間の姿をしていないモニョだった。

 その姿を一言で言うなら、死神だ。禍々しいオーラをまとった衣を纏い、鎌を持ち、髑髏の仮面を付けている。


「調子に乗りおってえええええええええええ! ぶっ殺してやるわ!」


 モニョは本性を現し、罵声を放ち襲ってくる。

 全てにおいて、格段に強くなっているだろう。だが、俺はひるまず、


「上等だ! 来い、リル!」


 ものすごい速さで、待っていました、というかのように手元に来る。

 少し笑みをこぼしながら、近づいてくるモニョに目を向ける。

 モニョは鎌を振り、俺はリル、剣を振る。

 そして近づく二人はぶつかりあって。激しい音と風圧を辺りにまき散らした。


 



 





 


読んで頂きありがとうございます。

キリがいいところまで書きますので是非読んで頂いたら嬉しいです。

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