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§クリスマスまで§

これはクリスマスが来週に迫った寒い寒い冬の話。。。

クリスマスに17才を迎える瀬津せつ 愛美あいみはクリスマスと自分の誕生日を目前にして絶望の縁に立っていた。



「あ~あ、今年もクリスマス一人かぁ…」

こんな事を呟きながら、片手では携帯電話で[クリスマス女子会!! みんな集まれ~!]とゆう負け惜しみにも感じ取れる文面を作成していた。




~15分後~

彼女の元に5通程のメールが届いた、

一通目は級友の 田中 桜明 (たなか さくら)だった


宛先:愛美


件名: ごめん(;´Д`)


本文: ごめんね~!!クリスマスはちょっと用事が…(^^;)

年が明けたらまたみんなで騒ご(@^▽^@)!



……あっ…こいつリア充だった…


自分の物忘れの激しさに愛美はまたも絶望を覚えた。


そのあと2件目、3件目と続いて同じように断られた。


4件目にテンション下がり目ながらも少々期待を寄せながらメールを開く。



宛先:愛ちゅん♪


件名:了解です~♪


本文:毎年、非リア充で困っちゃいますよ(笑)

愛ちゅんとリア充しちゃお~♪



仲間がいた!!


この可っっっ愛らしいメールを返してくれたのは同じ軽音楽部の後輩 工藤 零果 (くどう れいか)だ!


彼女はお淑やかでお姫様みたいに可愛い!!なのに非リア充とゆう驚くべき事実!!



残りはあと1件。


宛先:あいみん


件名:無題


本文:おぅ!!了解した。



このクールなメールを送ってきたのは 相澤 優 (あいざわ ゆう)だ。


彼女はクールでボーイッシュだがとても優しい

言わば淑女の鏡だ!



…っと、そんなこんなでクリスマス女子会のメンツは揃った♪


ーーークリスマス当日ーーー


今日は待ちに待った女子会!

17時にイルミネーションのきれいな駅前の噴水の前で集合!


…なのに今は朝の8時

(ちょっと張り切り過ぎたなぁ(^_^;))

そんな事を思いながら愛美は薔薇の香りのする入浴剤を浴槽に、これでもかとゆうほど溶かし、薔薇の香りに満たされながらリラックスタイムを満喫していた。


やっと風呂からあがり、時計を見上げて時間を確認すると10時になろうとしている所だった。


あと7時間しかないと思うと少し緊張してきた。


黒くて長い髪を乾かし、何時も学校では束ねている髪を自由にして顔にはメイクを施し

爪にはクリスマス仕様のネイル、洋服もクリスマスカラーでキメた!


いつもと違う自分にルンルン気分の愛美


時計を見上げると既に3時半を廻っていた!

いつも自転車で15分の駅も履き慣れないブーツで歩けば軽く1時間ぐらいはかかるだろう。


愛美は玄関の前の姿見で最終確認を終えると、くるりと一回転して家を飛び出した。

「行ってきまーす!!!」


家からでて10歩ほど歩いた所に見慣れた顔が…


???「おう!…愛美…だよな!?誕生日おめでとう!!今日は張り切ってんな!彼氏とデートか?」


愛美「恭ちゃん!ありがとう♪!久しぶり!」


彼は幼なじみで隣の家に住んでいる西藤さいとう きょうだ。

私が生まれてからずっと一緒で2才年上で(わりと)しっかりしている。だからいつも頼ってしまう(汗


恭「久しぶり!っって昨日会っただろうが(笑)」

愛美「へへへ(笑)そうだった~♪今日はね~クリスマス女子会なの!」

恭「な~んだ(負け惜しみかw)」


愛美「なんか…言った?」


恭「いっ、いや、なんでもねぇよ(^_^;)ほら!気をつけて行ってこいよ!!」


愛美「あっそ~、、ありがとう♪行ってきまーす!!」愛美は一層勢いをつけて駅に向かっていった…

その愛美の後ろ姿を見て、ため息をつき家に帰って行く恭であった。愛美「あっそ~、うん!!ありがとう♪行ってきまーす!!」



愛美は一層勢いをつけて駅に向かっていった…


その背中を見つめる恭、ため息をつき家に帰って行くのであった。

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