優しさには深い理由があるんです
この小説は短編となっており、1部不快となる文章があるかと思われたら、直ちに終了することを推奨します。
とあるところにぽつんと中学校がある。そこは生徒数146人と人数が少ない学校である。その学校に突如として異変が起こり始める。それは生死を彷徨うのか……神のみぞ知る……
圭太:俺の名は江田圭太。うちの担任は厳しいで有名である。四六時中ずっと怒ってて、宿題を忘れれば怒鳴られ、遅刻すると教室に入れてくれない。嫌われてる教師ランキングがあれば間違いなく上位にランクインするだろう。それなのに……俺は2時間近く寝坊している。
〜数分後〜
圭太:(大声)すみません!遅刻しました!!!!
教師:おい!!何やってんだ!!!!廊下にたって反省しておけ!
圭太:終わったぁ
廊下にたってると先生がやってくる。
教師:大丈夫か?別室で話そう
圭太:えっ?
卒業式や別れ行事でしか顔を緩めない先生がこんなセリフを吐くのだろうか……
教師:最近変わったことはないか?
圭太:変わったこと…特にないです
教師:そうか……それは良かった
圭太:どうかしました?
教師:なんでもない。教室に戻りなさい
圭太:え……?
教師:どうかしたか?
圭太:なんでも……ないです
クラスメート:嘘だろ……見逃して貰えたのかよ……
教師:課題集めんぞー1番の相沢
相沢:お願いします
教師:次ー五十嵐
五十嵐:うぃーっす
教師:次、江田
圭太:忘れました……すみません
教師:次から気をつけろよー
圭太:まじでどうしたんだ……
クラスメート:どういうことだよっ
教師:次、大谷
大谷:忘れました……すんません
教師: ……は?
さっきとは別人のように怒田先生の目は冷たくなる
怒田:忘れたで済むと思ってんのか!!
大谷:す、すみません!!
いつもの光景
いつも通りの先生
ーー俺に対してだけ例外であった
圭太:なんでだよ……
授業終わり
怒田:もう頑張んなくていいんだぞ
それだけ言い捨てて過ぎ去って行った
圭太:どういうことなんだ……
時は流れ翌日の放課後
怒田:なんだ?まだいたんだ
圭太:まぁ……ちょっと
怒田:早く帰りなよもう遅い
優しい。俺に対してだけ……
怒田:今日はもう……いいから
その言い方に引っかかる
"今日は"?
圭太:えっと……どういうことですか?
怒田:まぁ無理すんなよってこと
圭太:前にも同じこと言ってませんでした?
教師:そうか?気のせいじゃないか
圭太:やっぱおかしいっすよ!
教師:まぁいいなんでもないから帰れ
圭太:なんでそんな優しいんすか!
教師:いいから帰れ!
圭太:そうだよいつもの先生だ……
翌日の放課後
圭太:先生!
怒田:まだいたのか
圭太:なんで!!そんなに優しいんすか!!!
怒田:まだ……間に合うと思っていた
圭太:どういうことですか!?
怒田:やめろ!くるな!お前はもう人間じゃない!
怒田:やめろよ!
圭太:なんで……
怒田:本当はこんなことしたくなかった
圭太は屋上に行き外の空気を吸う
怒田:江田!お前はもう……
圭太はふと地面の水溜まりに写る自分の顔を見た
圭太:やっぱりか……
怒田:気づいてしまったか……
圭太は口角がありえないほど上がっていた
怒田は屋上の柵から圭太を落とした
圭太:怒田先生は幻覚を見てる
怒田:すまん江田!だがお前はもう……1度死んだだろう……16年前に!
圭太:死ぬのは久しぶりだな
怒田が地面を見ると圭太が血まみれで倒れていた。
怒田:俺が優しくした理由を言ってなかったな……普通に接してほかの生徒に犠牲を出させないためだ
怒田:すまない……
ふと死体を見てみた
怒田:コイツっなんで笑っている?
圭太:ーー先生
背後から声がする
圭太:知ってるかわかんないですけどぉ死ぬの久しぶりなんですよぉ
その瞬間強い力で引き寄せられた。
生徒の騒ぎ声……そこには、江田圭太、怒田先生が2人重なって死亡していた……
生徒1:知ってる?怒田先生って前変だったよな……はっきりとは記憶にないけど。あ、でも最近はないよな多分治ってるな。
生徒2:それでいえば圭太も異常行動してたな……その2人が死んだって絶対なんかあったはずだ……
優しさには深いわけがあるんです 終
どうでしたでしょうか!意外な結末を作ってみました。




